元来、車にはあまり興味はない。
走ればOK、傷上等、タイヤ?ついてりゃ何でもいいよ的な
ある意味退廃的な思考がそれこそ免許を取った当時から僕を取り巻いているのだ。

アルミホイールでのドレスアップに何の意味があるのかを考える前に
どれだけの荷物が積めるのかを先に考えてしまう。
そう、僕はバンドマン。
そして、妻はキーボーディスト。
仕事がある際はクッソ重いFenderアンプが積めるスペースをまず確保し
その上に88鍵のステージピアノが積める車長を考慮しなければならない。
浮ついた気持ちが先走るツーシーターオープンカーで海辺を走って夕陽を眺める、
なんていう情景はテレビの中の映像であって現実ではなかった。
久しぶりに車を持つ、いや持たなきゃならなかった結婚当初の車事情はこれ。

その上に自分の所属しているバンドの荷物運搬担当の優先権が僕に回ってくる事になり
その際もキーボーディストの足、として任命される事になったあの当時に
スポーツカーなんぞを選択する余地はなかった。
そして、妻がキーボーディストを引退した現在(いま)となってもそれは続いている。
どれだけカッコイイシルエットよりも長さが重要。車の。荷台の。
それぐらいに88鍵ステージピアノの存在感はデカい。そして重い。
ドラムセットのシンバルスタンドが納められた通称「カンオケ」には負けるが。

いつかはBMW、そしてベンツなどの外車という選択肢も自分にはない。
こう見えても3級整備士免許を持つ元ガソリンスタンド整備担当。
外車のメンテナンスのめんどくささと部品の高価さには、いわゆる
ボッタクリという言葉しか浮かばなかった気持ちは今でも継続中だ。
トヨタ車のオイルエレメントの脱着のしやすさなどは、
さすがは世界のカローラを作り出すだけはあるな、と感嘆したものである。

PCなんぞを日々触る仕事をしていると「メンテナンス」という概念は
見た目の格好良さなんぞを簡単に凌駕してしまうものである。
「いざなんぞあった時にリカバリーが容易」という事はとても重要だ。
日本車のコンセプトが僕自身のこういう考えととても合致していている気がする。
最近、ハマーというアメ車に乗り換えた直後にパンクしてしまい、
スペアタイヤが脱着出来ずに往生した、という都道府県の数を間違えた某リーダーの話を
聞いた時もこの気持ちが脳裏をよぎったほどである。

さて、そんな我が家の車事情。チビらもそれなりにデカくなって来ており
現在のカローラスパシオではさっすがに手狭。
そうなるとやっぱりノア、ヴォクシー、ステップワゴンなのかなあと検索していると
めちゃめちゃ心をノックするものを見つけてしまった。

愛知県にある市販車ベースのショップ「ホワイトハウスキャンパー」さんのサイト。
http://www.whitehouse.co.jp/camper/

このショップが販売しているステップワゴン、フリードスパイクベースの
キャンピングカーがものすごくアツいのである。
http://www.whitehouse.co.jp/camper/compact/

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これは・・・・いい・・・・
フルフラットになるのも荷物運搬にはいいけど、どっか行くというイベント時も
こういう装備の車だと色々と楽しめそうじゃないですか。

市販車の価格プラス100~120万の値段ですが、これはちょっと頑張れば手が届きそう。
仕事を頑張るモチベーションとしてこれは心のベストテン第2位ぐらいに
常にランキングさせておこうと思いましたね(笑)

改造車、というとヤンキー的な世界かと思ってましたが
考えてみりゃあこういうのも立派な改造車なんですね。

いやいや、勉強になりましたですよ。