ここ最近、スマホアプリのカーナビを色々試しているのだけども
なかなか使えたりするので、据え置き型のカーナビはどうなっていくんだろう、と。
据え置き型と違い、配信という手段で地図を最新に更新できる強みがあるスマホアプリ。
自分が色々とアプリを使って思う事は、「じゃあ据置型のメリットって何だ」という事。

車速パルスを取得してるので現在地の取得が正確、ってだけでは
これから先の将来は暗いんじゃなかろうか、と思って検索してみると
なかなか興味深い記事を見つけましたよ。

見えたカーナビの未来像 貪欲に最新技術のみ込む
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2800C_Y3A121C1000000/

去年の11月の記事ですけども、やっぱり各メーカーは危機感あるみたいですね。

富士通テンがブースで展示していたのは、画面中のキャラクターとおしゃべりしながら目的地などを設定できる新製品だ。ドライバーが普段使い慣れたスマホを 活用しカーナビとの間を無線LAN(構内情報通信網)でつなぐ斬新なコンセプトを採用した。スマホをライバル視せずにあえて取り込んでしまうことで、カー ナビの魅力を高めようと試みる。

なるほど、スマホアプリで電話機をコントローラ化するという手法ですか。
音声認識の精度さえよければ、それこそ「ナイトライダー」のキッドみたいに
ドライブ時の相棒として機能してくれるかも知れませんね。

トップシェアを誇るカロッツェリア(パイオニア)はドコモとの共同開発で
ドコモドライブネット」というサービスを提供開始してるみたいで
このサービスの中の1つ「ドコモドライブネットインフォ」も
スマートフォンアプリを使用して音声認識コントローラとして機能させるサービスで
スマホ内の音楽再生やSMSの送受信まで音声のみで行えるとか。

ただ、これらのサービスも全てスマートフォン内のアプリだけで行える気もしますが(笑)

一方、アルパインは天井に設置したセンサーで身振り手振りの操作を行える機能を
開発しているようで、カーナビに視線が向いた時だけに画面をオンにしたりなど
走行中の操作を減らし安全面を究極に追求していく方針の様です。

スマートフォンの普及により、ポーダブルカーナビの売れ行きは
なんと40%近くダウンしてるみたいですね。

電子情報技術産業協会(JEITA)によると、国内カーナビ市場は2012年に台数ベースで前年比14.6%増と好調。ただこのうちここ数年、けん引役 を果たした簡易型カーナビ(PND)市場は24.1%と大幅に減少している。13年はさらに減少傾向が強まり、1~9月までの累計で37.4%減となっ た。言うまでもなく低迷の原因はスマホ。最近は米グーグルの地図アプリなど、無料で詳細な地図が見られしかも渋滞情報なども入手できるようになった。機能 でも使い勝手でもPNDを超えつつある。

ポーダブルカーナビでいいや、と思えるユーザーがスマホに移行するのは
そりゃ仕方ないなって話なんですけども、据置機での強力なアドバンテージが欲しい所。

サイバーナビのAR HUDもなかなかグッと来ますけども、
機能的にも「やっぱり据置じゃないとな」って思える製品が出てきて欲しいですね。

少年の心を持ち続けるおっさん、のハートをノックする製品をお待ちしております(笑)