前兆

ちらつき出すロービームバルブ

乗り換えてからヘッドライト関連をいじったのはついこの前のフォグランプバルブ交換のみ。

そういえば車検通の時にロービームでは通らず、ハイビームでようやく合格という経緯があったもののレンズ磨いたぐらいで対策はせず。
比較の対象がないもんで「なんとなく暗いんか?」とは思っていたものの点灯してるしいいか、と。

ところがここ最近、不定期にロービームバルブがちらつくという現象が起こり出しまして。
信号待ちとかに前の車に映るヘッドライトを見てると「ん?」と思って初めて気がつきました。

今乗ってるZRR70WヴォクシーのロービームバルブはHID。
車の整備に関わってた頃はまだ目にした事がなく(日本初登場は1995年)、今まで乗ってきた車は全てハロゲン灯。
「HID ちらつく」などでググってみるとよくあるトラブルの様で。
バルブ、もしくはバラスト(昇圧部)のトラブルと書かれていて、うわーなんか面倒くさそうとは思ってたんですわね。

消灯

点灯するもしばらくすると消灯

ある夜、走り出してすぐに信号待ちに。
前の車に映る自車ヘッドライト(右)が消灯するのを目にする。

あっちゃー、いよいよ消えよったか・・・と思いながら、もう片方が消えてしもたらあかんなあ・・と。
エンジンかけてしばらくは点灯する、という事はバルブは生きてて、バラストってのがイカれてしもてる?とか頭を巡る。
でも明日も明後日も夜に運転予定やし、悩んでる暇はないのでもはや思いつきで「1回LEDのバルブにしたれ」という結論に。

バルブ替えても点灯しません、となればバラスト部分やし、とりあえずなんぞLEDのバルブを検索。
ZRR70WヴォクシーのロービームバルブはD4Sって事なので検索してみると、上は2万円で下は4500円という幅みたい。
急ぎなのでとりあえずは最安だったAILEO社のものを購入。

この段階で付いてた商品レビューは1つ。
とりあえずバルブ替えて点灯するかどうか、なので車検に通るかは後回し。

外箱。意外にしっかりしてる。

 

LEDバルブ。パッと見ではきっちり作ってありそうな感。

交換

バルブの留め金を目視せずに脱着出来るなら10分程度

交換作業は運転席側から見て右側(今回消灯した方)から行う事に。
ZRR70Wの右側はちょいと覗いてみればすぐに見えるので作業は楽そう。

バルブの防水カバー。なかなか固く締まってた。

まずはバルブの防水カバーを時計と逆回りで緩めて外す。
この写真でもわかるように1箇所、大きめに取っ手が作られてるのでここに指を掛けると比較的楽に外せた。

次はバルブに刺さってるコネクタを外す。
ハロゲン形式とは違って、このコネクタも時計と逆回りにネジって外すようで。

外したコネクタ部分

あとはバルブを止めてるピンを外せば、バルブを引き抜ける。
このピンがボンネット上部から覗いても全く見えないので、手探りで外してしまうと後で戻せなくなる危険性あり。

引き抜いたHIDバルブ。50年生きてきて初のご対面。

あとは上記の逆の作業を行えばOK。
バルブには溝が打ってあるので方向を間違える事もなさげですが、引き抜く際に溝の向きを確認しておくのが良いです。

LEDバルブ

次は反対側。
反対側はバルブの前にエアダクトが付いてるのでこれを外さなければなりません。

赤丸で示したクリップを外して、上方向に引き抜けば簡単に外れます。

左右のバルブを取り付けてから点灯テストしてみると、問題なく点灯。
そや、と思ってポジション灯を引っこ抜いて形式を調べるとT10。
以前、室内灯をLEDに交換するキットを買った際にT10のLEDが5つぐらい余ったので、この期にこちらも交換。

ポジション灯、ロービーム、ハイビーム全点灯の図。
ハイビームの色はあまり白くしてしまうと見えにくかった、という経験があるのでしばらくはこのまま運用する事に。
見た目的には全てのバルブの色温度をそろえた方が良いのかも知れませんが、夜の山道を走る事も多いのでそれぞれバルブが分離してるとこういうメリットもあるんやなと実感。

点灯

バルブ交換したのがお昼。
夕方、お仕事に出かけてさあ深夜。夜間初点灯!

エンジンかけてその明るさにびっくりしました。
もしかしたら元々付いてたHIDバルブは、すでにヘタってたという事やったのかも・・・

深夜のコンビニの駐車場にて、カットラインの具合を確認。
上方向に変な拡散もしてないし、あとはこのバルブがどれぐらいの耐久性があるかって事ですな。
バラストが壊れかけてる、という事もあるやも知れませんがしばらく様子見で。

光軸調整もかねて近々、テスター屋さんに立ち寄って測定してもらおうと思ってます。