ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

空冷 ― 新しいCPUクーラーを装着。その名は「忍者」

June 01 2020

新しいマシン(Ryzen 9 3900X)を組んで以来、気になってたのはその温度。
前回書いたそれ関連の記事では13年間放置してたケースファンを取り替えた、との記事を書きました。

排熱 ― やっぱりリテールクーラーではダメな気がする初夏の頃

その際に「近い内にリテールクーラーから交換する事になるだろう」との見解を書いてましたが、もう夏を迎える前にやっちまおう、と。

さて、空冷か水冷か

結局空冷にしたその理由

この際だし、と今まで組んだ事のない水冷クーラーにしようかと少しは思ったんですがね。

結局、空冷クーラーにしたのは、いずれ訪れるトラブルを懸念したって事になります。
空冷クーラーだとヒートシンク部分は機械的に壊れる部分はない(ただのアルミのハリボテ)のですが、水冷だとポンプやなんやと壊れる部分がありすぎるので、冷却性能そのものよりもこれが一番の懸念材料でした。
空冷だとファンだけ取り替えればいいし、風量をアップしたければファンを高回転の物に変えればいいですしね。

そして利用しているPCケースの形状(上部に電源ユニットがある)だと、小さい水冷クーラーしか積めない。
小さい水冷クーラーだと、結局はデカい空冷の方が冷えるのでこれも却下の理由に。

さて、じゃあどのクーラーを選ぶのか

空冷クーラーに決めたその次はじゃあどこのメーカーのんにするのだ、という事。
今回選んだCPUのRyzen 9 3900Xは処理速度は早いが発熱もゴイスーですので、それなりの性能のを積まねばなりません。
リテールクーラーで全力でぶん回すと最高温度が95℃とかになりますが故に。

今まではトップフロー型のクーラーを使用してましたが、今回はサイドフロー式のクーラーにする事に。
これだと前面→CPUクーラー→背面とエアーフローを構築出来ますが故。

空冷クーラーで評判が良かったのはNoctua社の「NH-D15」やDeepcool Industries社の「ASSASSIN III」ですが、これらは14cmファンを立てて使う形式なので、現在のPCケースに取り付けるとPCケースからはみだしてしまう。

なので、12cmファンのツインファン以上のモデルを探しました。

scythe社「忍者 五(NINJA 5)」

結局、今までお世話になってたScythe社製に

あれこれ見て回ってましたが、結局前マシンでもお世話になってた(KABUTO)ここの製品に。

一番の決め手は「AMDソケットのマザーボードだとバックプレートを取り付けなくて良い」事。
いちいちマザーボードをケースから外したくなかったんですわね。
あらゆるクーラーのマニュアルをPDFで読んだ結果、このクーラーがそれに合致してました。

実際、やっぱり現物はデカい

ヒートシンク部分をタバコと並べてみるとそのデカさに驚く。
さて、これが実際ケースに収まるのか・・・・

PCケースを寝かせて、現在のクーラーを取り外す作業開始。
まさかファンが七色に光るとは思わなんだこのAMD純正クーラーともお別れ。

マザーボードに付いてるクーラー固定用のブラケットを取り外して、忍者についてたブラケットを取り付ける。
「忍者」には取り付け専用のドライバーまで付属してるので取付にはなんの苦労もしませんでした。

CPUに薄目にグリスを塗って、クーラーを固定。
ヒートシンクの隙間から専用のドライバーで2本のネジを交互に締めきってしまえば固定完了。

幸い、ヒートシンクのフィンはメモリなどに干渉する事もなく設置出来ましたが、高さはご覧の通りギリギリ。

これの左右に固定ワイヤーを使ってファンを固定。
かなりガッチリと固定するようになってるので、いずれファンを交換する時も困る事はなさそう。

右側のファンが少しだけ上がってるのはこの下にメモリがあるせい。
ヒートシンクが大きめのメモリだったので、少しだけ干渉してしまいました。
ま、それでもケースの蓋は無事にしまったのでヨシとしましょう。
風は右側(前面)から左側(背面)に流れるようにファンの向きを設置。

設置してからのCPU温度はいかに

リテールクーラー使用時、アイドル時には60℃前後まで上がり、下がっても52℃前後でしたが換装してからは最低温度は40℃。
さすがに100%ベンチでぶん回したら89℃まで上がりましたが満足な結果でした。

その後「別にここまでフルパワーにせんでも」と思ってRyzen Masterから「ECOモード」を設定。
この時点でベンチ回しても、66℃までしか温度は上がらず。
そしてベンチ結果もいわゆる「誤差範囲」って事でなんの問題もなし。

グリグリとCPUを使わなきゃならん時だけにECOモード解除すればいいかと思いました。

これで夏も憂いなし!ですな。

換装 ― SSDの底力。そしてやはり順調にはいかないファーストコンタクト

May 31 2020

ここ最近、設備投資に余念がないGEKO2人組。
前々からGEKO1号より「家のパソコンをSSDにしてメモリを増やしたい」という相談を受けてたので本日決行。

マシンは

  • iMac (Mid2010) 27inchモデル
  • 富士通 Lifebook(CH55/J 2012年モデル)

さて、SSD換装と言えばクローン作成のための外付け接続。
家に何故か2.5インチのHDDケース(しかもUSB3.0対応)が転がってたので、これでいいやと思ってたんですが、当日になって「そういえばこれUSB A端子やがな。A端子→A端子のケーブルがいるよな」と。

向かう際に電気屋で買っていけばいいや、と思ってたらUSB3.0対応のA端子→A端子のケーブルって全然置いてないのな・・・

PC専門店のアプライドに立ち寄っても置いてなくて、こりゃあ詰んだかと思ったら2.5インチのHDDケース発見。

USB 3.1 Gen.1対応(ケーブル付属)で1180円+税ならケーブル買うのと変わらんがな、と購入。

GEKO1号には前もってこれこれのパーツを買っておいてください、とお願い済み。
さて、まずはSSDでのクローン作成から行きましょうか。

FMV CH55/JのSSD換装

USBケースにSSDを挿入。接続してクローン作成開始。

FMV CH55/Jは2012年当時、女性がデザインした女性向けのノートPCという事で話題になりやした。
当時の紹介記事はこちら

Windows10にはアップグレードしてあるものの、最近は起動も動作ももっさりしてきた、と。
HDDと起動処理用のSSD、というちょっと変わった構成のPCですがこれをSSDに換装。

まずは買ってきたケースにSSDを挿入して、HDDのクローン作成開始。
クローン作成し終えるまでに3時間近くはかかりそうなので、その間にiMacの方の整理作業を進める。

クローン作成にはEaseUS Todo Backup Freeを利用させてもらった。
作成元と転送先を間違えずに。あとは「SSDに最適化」にチェックを入れるのを忘れずに。

クローン作成完了。換装作業へ。

CH55/Jはメンテナンスしやすいマシンで、裏蓋のゴム足を剥がすとネジ穴があります。
その4つのネジをプラスドライバーで外すだけで簡単に裏蓋が外れます。
バッテリー、メモリ、そしてHDDもこれだけで交換可能なイージーさ。

メモリも4GBのやつが刺さってましたが、これもネットで調べると8GBまで認識するそうなのでいずれは。
バッテリーもへたっているので交換したかったんですが、この品番があんまり需要がないせいなのか互換バッテリーが見つからず、純正は2万超える値段なので今回は断念。

裏蓋以外、なんのネジも外す事なくSSDに換装完了。
裏蓋を戻して、さあ起動したら一丁あがり!っと思ってましたが・・・・

メーカー製パソコン特有のパーティション切りのせいか起動せず

電源入れると富士通PCならではの「トラブル解決ナビ」というのが立ち上がってOSが起動せず。
おうおう、またかと思ってコマンドプロンプトからブートローダーの修復をしてもアウト。

要するにこりゃあちゃんとクローンが作成されてねえんだな・・と思って再度HDDを接続。
するとこっちは無事にWindows10が立ち上がった。
作成したクローンSSDをUSB接続してディスク管理ツールで見てみると、案の定パーティション名が変わっている。

HDDの方には「正常(OEM パーティション)」と書かれているパーティションが、SSDの方では「正常(プライマリパーティション)」となっていました。

最近のディスクドライブが搭載されてないUltra Bookの場合は、出荷状態に戻す時用にこのようにストレージ内に隠しパーティションとして専用の領域が割り当てられている事がほとんど。
今回使ったツールではこれを正常にクローン作成出来なかった、って事ですな。
もしかしたら他のツールを使えばこれも正常にクローン出来るのかもだけど、なんせ今回は時間がない。
再度3時間も待てるかーい。

なので、SSDの方の「正常(プライマリパーティション)」を右クリックして削除するという暴挙に出る。
お前が邪魔しとるんならお前が消えろ、という理屈です。
仕事で請け負っているのであれば、こういう暴挙には出ませんが身内なのでオッケイ。
なんぞあればまたここに来れば良いのである。

再度SSDを接続、そして無事に起動。

再度SSDをノートPC内に戻して、電源を入れると無事に起動しました。
しかし、この状況だと出荷状態に戻せない、という事なので旧HDDはリカバリディスク代わりとして保管しておいてもらう事に。

HDDの時は2分ぐらいかかってたOSの起動が10秒で起動
これぞSSDの利点でありましょう。
旧型のビジネス用途のHDDノートパソコンをSSDに換装した物が安く出回るのもわかる気がします。
実質中古で良い、のであれば5万程度でCore i7マシンは手に入りますしね。

このCH55/J特有の「起動処理用のSSD」はもう使わないのでページングファイルを割り当てて終了。
このSSDに割り当てられていたExpressCacheやRapid Start Technologyなどの処理はまた次回って事で。

iMac (mid2010) 27inchのSSD換装

まずはDTM用途の為の環境作りとメモリ増設

CH55/Jのクローンを作成している間にこちらではDTM環境作りを開始。
GEKOとしてはライブ/配信用にZOOM L-8を購入したのですが、デスクトップマシンには据置として別のオーディオインターフェイスを置いておきたい、って事でPRESONUS ( プレソナス ) / Studio 26cを追加購入。

このオーディオインターフェイスにはDAW「Studio One Artist」がバンドルされているので、これらのインストール作業を黙々と。

Win命の自分として、Macをイジっていつも思うのが「なんてフォントのレンダリングが綺麗な」という事。
Windowsもメイリオの投入以降、頑張ってるなと思いつつもやっぱり汚い(笑)
Web制作を生業にした頃から、「閲覧者のほとんどはWinである」という理由でずっとWindowsを使っていますが、早くこれぐらいのレンダリングにならんもんかな、と。

今回のオーディオインターフェイスにはバンドルソフトが異様に多いのですが、1つ1つのインストールにそれぞれ別のアカウント作成、そしてシリアルキー入力がなんとも面倒くさい。

Studio One Artistは無料のDAWなんですが、なんとこの状態のままではVSTプラグインが使えない、と。
VSTプラグインが使える様にするには追加で1万円を払えって事らしいです。
この辺は絶妙な無料と有料の線引きやと思いますな(笑)

今からDAWを始めようという時に無数に溢れるVSTプラグインを使えない、というのはちょっと厳しい気がするのでここは購入を進言。
無料ドラム音源では著名なMT Power Drum Kit 2はリズムパターンもかなり付属してるのでこれもインストール。
・・・・・どう見てもEZ Drummerのパクリなんですがねこいつのインターフェイス(笑)

Midiキーボードの接続と認識も終了。
Macが音楽関連に強い、というのはこれらの音楽系機器にはほぼドライバーをインストールしなくても良い、って事なのを改めて知る事に。
Windows環境だと、まず音を出るようにするまでがハードル高いですしね(笑)
Macの優位さを改めて知れたよい機会でした。

メモリ増設はディスプレイの下側にあるフタをネジ3本外せばメモリスロットが4つ出てきます。
このマシンには元々4GB×2枚の8GBが搭載されてました。
Appleの発表ではこのマシンは1スロットにつき、最大4GBが上限(4スロット合計で最大16GB)と書かれていますが、この27inchモデルは実は1スロットにつき上限8GBまで認識するとの裏情報が。

この裏情報に乗る形で8GBメモリを4枚購入していたGEKO1号。
恐る恐る挿して起動してみると無事に32GB認識してくれました。

内蔵HDDのクローン作成開始

なんやかんやしてる内にCH55/Jの方のクローン作成が終わったので、こちらもクローン作成開始。
このmid2010はBootcamp環境下ではもうWindows10をインストール出来ないのでWindows領域を削除。
先ほど無料ツールを使ってちゃんとしたクローン作成が出来なかった事もあり、こちらでは最初からMac OSに付いている「ディスクユーティリティ」を使用してクローンを作成しました。

この辺の柔軟さも「さまざまなパーツが入れ乱れる」Windows機とは違う利点なんでしょうね。
OSもハードも一貫してAppleが作ってるからパーツの相性とか考えなくて良いもんなあ。

クローン作成してる間はGEKOリハ開始。
この辺の柔軟さも二人ユニットならではの利点であります(笑)

iMac分解作業に

いよいよ本日のメインイベントと位置づけされたiMacの分解作業に。
iMacはディスプレイと本体が一体になってるモデルでいったいどうやって中身にアクセスするんじゃい、と。
最近のモデルはディスプレイを分離させる為にドライヤーで接着剤を剥離、という絶対にやりたくない作業をせねばならないらしいですが、このモデルは「強力な磁石で固定されている」との事。

外すには「バキュームリフター」なるグッズが必要で、これをディスプレイ前面に貼り付けて強引に引っ張る、と。

「ほんまかいな・・・・」と思いつつも、これで強引に引っ張るとホンマにガラスが外れました(笑)
思わず爆笑してしまうGEKOさん達。

ガラスを外した後は、ディスプレイの周りにあるビスを8本外します。
その際に特殊ドライバーであるトルクスドライバー(星形のネジ)T10が必要になります。
これは過去、PS3のHDD交換の際に購入してたので持参しました。

ネジが外れたのでゆっくり持ち上げると4つぐらいコネクタが刺さってて引きちぎりそうになります。
この写真ではわかりませんが、右下にあったコネクタを1本だけ引き抜きました。

元々は3.5インチのHDDが搭載されているので、ネジ(T10)を2本外してHDDを取り出します。
この際、温度センサーケーブルってのも刺さっていますが、SSDにはこれを装着する所がありません。
かといって抜いたままにしてると、PC内のファンが全力で回ってしまってやかましいらしいので、このケーブルをゼムクリップを使ってショートさせておき、ビニールテープで絶縁。

2.5インチSSDを3.5インチ用のマウンタにはめ込んでから装着。
先ほど引き抜いた右下のコネクタを元に戻してディスプレイのネジ止め、そしてガラスを戻して終了っ!

しかし、そのまま終わるはずもない、のがこういう作業なのです。。

画面が虹色になって乱れまくる

電源を入れるとMAC特有の「ブアーン」という起動音。
おっしゃ、電源入ったでと思ったが画面の様子が・・・・・
普通なら真っ白画面になってからAppleアイコンが出るんですが、画面が虹色になって明らかにおかしい。

おいおい、こっちもかいな・・と思いつつも問題の切り分け開始。
とりあえず再度床にiMacを倒し、ガラスを外してネジを外してさっきの状況下に戻す。
この段階で電源を入れてみても画面は虹色のまま。

自分でイジったのは「右下のコネクタ」そして「ショートさせた温度センサー」なのでここをチェック。
起動させたまま右下のコネクタを引っこ抜くと、あら画面が正常になってMac OSのデスクトップが。

もしかして・・・と思ってコネクタをひっくり返して再度挿すとデスクトップは正常のまま。
要するにコネクタを上下さかさまに挿していた、というオチ。
このコネクタがなんのコネクタかは知りませんが、ショートして基盤に損傷与えないで良かったよ・・
こういうコネクタを抜いたら、その向きのままテープか何かで貼り付けておかないとダメですね。

再度ネジを止めてガラスを戻して作業終了、っとなりました。

ここまでで合計、なんと9時間

なかなか勉強になった1日でした。
メモリが32GB、そしてSSDになったという事で次の「二密の部屋から(GEKOのYoutube配信コンテンツ)」は色んな事がストレスなく出来そうです。

ホンマは早く終わったらライブ配信でもしよか、と思ってたんですがね(笑)
(実はヘッドフォンだけカバンに忍ばせておりました)

またそれは次回って事で。

虚像 ― リアリティショーと視聴者層である若者のネットリテラシー

May 29 2020

恋愛リアリティショーである「テラスハウス」の出演者のSNSに視聴者からの誹謗中傷が殺到し、その結果自ら命を絶ってしまうという事が起こりました。

自分はこの「テラスハウス」っていう物を一度も見た事はありません。
てっきり「ビバリーヒルズ青春白書」的な海外連続ドラマかと思ってましたが、ざっと概要を読んでみると

「台本がない」という台本のもと一つ屋根の下で複数の男女がシェアハウスする様子を記録したリアリティ番組である。

もうこの言葉だけで石橋貴明が演じるバブルスの如く、鼻からタバコの煙を出してしまいそうになります。
移動しない「あいのり」みたいなもんですかね。

あの手の番組でよう似たのに「未来日記」とかもありましたが、個人的には何がオモロいのかさっぱりわかりません。
せっかくの人生、人から限定されたシチュエーション、人から渡された筋書き通りに生きて何が楽しいのか。
そんな事をあの番組が放送されていた当時、口にしていた覚えがあります。
というより、テメエの人生でいっぱいいっぱいでそっちのリアリティに翻弄されていたとも言えましょう。
ラモーンズのギタリスト、ジョニー・ラモーンはインタビュアーから「なぜギターソロを弾かないのか」と問われた時、即座に「そんなヒマはねえんだよ!」と返したと言います。
それと同じ感覚で「作られた人サマの人生なんぞ見ているヒマはねえ!」といったところでしょうか。

今や誰もがスマホを持ち、それぞれ個人が発信出来るメディアとしてSNSを利用出来る時代。
・・・・いい時代になったもんです。
自分が高校生だった30数年前なぞ、パソコンをいじってるってだけで「暗い・キモい」と揶揄されましたが。
「いずれ大学でプレリュードかソアラに乗ったスポーツマンな彼氏作る!」とのたまってたクラスの女子に小声で「死ね」とつぶやいたものですよ、ええ。
面と向かっては言えませんでしたけどね。

時代は過ぎ、オシャレ写真にいいね!が欲しいために借金を重ねる、という本末転倒な人達もいるらしいですが、
そんな便利な時代だからこそ、そんな道具に振り回されてしまって人として大事な何かを見失うパターンもある。

この記事を読んで、これがもし本当の事ならここまでひでえのかと。

テラハ問題を理解できない若者たちの闇 「何が問題なの?」
https://www.news-postseven.com/archives/20200528_1566993.html

「学生に今回の件について尋ねたところ思わぬ反応があった。『テラハのファンだった』という女子学生の一人は、『彼女が亡くなったのは個人的な問題なのに、なぜ番組が叩かれるんですか? 番組を作っている人と、番組のファンが被害者です!』と言ってきた。このコメントには唖然としましたが、他の学生も『ネットの言葉なんか無視するべき、スルースキルがあれば起こらなかったと思う』、『アンチも養分だと思わないと。正直、続きが気になっていたし、新しく加入したメンバーがかわいそう』などとコメントをしていたんです。肩透かしを食らった気持ちでした。ここまで、言葉の持つ力は軽いものなのか。

これはもうアカン。
番組がどうこうってのは置いといて、そもそも何故こんな事になったのかを全く理解してない辺りが。

SNSの発達はスマートフォンの普及と共に急速に進みました。
自分の本業でもあるWebサイト制作でも「モバイルファースト」という言葉が当然になりましたしね。

インターネット老人会、と揶揄されるぐらいに長い事この世界に触れているからこそ思う事は
「放った言葉の向こうには人間がいる」という事を完全に忘れてしまっているんじゃないかと。

SNSという道具を手に入れた、便利になった。
しかしその前に「人間」であるべきという事を失念している人達が増えた気がします。

A氏はさらに、学生へ向けて「芸能人や著名人のSNSにコメントをする(リプライを送る)ことはどう感じるか? リプライしたことはあるか?」と尋ねたところ、多くの学生から「友だち感覚でリプを送れる」、「つまらない芸人には、リプで『全然おもんない』と送ったことがある、「ふざけてDMを送る友達も多い」などという反応があったという。同じツールを使う者同士、フラットな対人関係にあると錯覚するのではないか、と付け加えた。

その最もたるのがこれ。「距離感の喪失」。

そもそも俺とお前は友達か?というレベルから始まるのが人間関係の基本ってもんですわね。
芸能人相手じゃなくとも、若い女子のSNSにジジイ共が「おはようございます」と群がる光景は「公開」設定になってる記事を見るだけでいくらでも見つける事が出来ます。

夜中に平気で音声発信してくるジジイも普通にいる、という事例もたくさん女性音楽仲間から聞いてます(笑)
いやジジイだからこそそこはわきまえろや人生の先輩的に、と思うわけですが、あまりにも便利な道具を手に入れてしまったあげく、その道具に振り回されてしもてるわけですよ。

マッチングアプリで20代女子アカウント作るだけで、1日に100通ぐらいは「会えない?」「写真送って」とバカスカ釣れてしまう世の中になってしまってる昨今。
そりゃあ詐欺の被害金額も倍々ゲームで増えてしまうのも頷けます。

ええ年した大人がこれなら、若者がこうなってしまうのも仕方ないのかもしれません。
今までにはない出会いもあるし、悪い事ばかりではありませんよもちろん。
だけどやっぱり「人間として」の根っ子があって初めて道具も使いこなせるもんではないでしょうか。
二人の子を持つ親として、これは本当に徹底して教えて行かないとダメだなと身が引き締まる思いです。

リアリティショーといえばその昔「川口浩探検隊」というテレビ番組がありました。

子供の頃は毎回楽しみにしていたもんです。
たとえ結末が毎回尻すぼみ(笑)であっても、それはそれでエンターテインメントとして楽しめました。

でもきっと今なら

「マングースや血清まで用意してなんで半袖なんですか?噛まれますよね?」
「カウング島って検索しても出てきませんがどこですか?」
「こんな捏造垂れ流しやがって」

みたいなリプが殺到するんでしょう。

でもそれは「野暮」ってもんじゃないですかね。
だって川口隊長とお前は友達じゃないんだからそもそも。

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