最近の車はなんや、鍵を携帯してるとプッシュボタンでエンジンかかるらしいですなあ。
なんともまあ世界は前に進んでるっちゅうかね。大したもんやなと。

で、我が家のAZR60G。未だにエンジン周りに大きなトラブルもなく自分でちょこちょこいじっては快適に乗っています。
ある日、エンジンをかけようとすると鍵が「メキッ」という音を立てて折れる事案発生。

Oh・・・・これはもうしゃーない。まるでタイガー・ジェット・シンの腕のごとくめっきりと折れとる。
これ、過去にも経験あるんやが回すという力が日常的に働くので、アロンアルファとかテープぐるぐる巻きとかしてもダメなのよ。
あっという間に折れてしまう。

これをディーラーに「こうなったんで新しいのお願い」と言うと、リモコン再登録やなんやと合計2万円コース。
大阪の人間は瞬時にモノの価値を見極める能力がある、との都市伝説がありますが、それやともうリモコンいらんわってなりますやん。

過去にもこの事案が発生した際、ブランクキーをネットで仕入れて街の鍵屋さんで削ってもらおう、と思った事がありましたが「持込の鍵だとどんな素材かわからんのでうちは一切お断りしている」と諦めた経緯があります。

削ってもらえない鍵 – 鍵ショップの事情とは

それもそうやろう、と思ったのであの時は諦めましたが、なんとこのブランクキーを予め削ってから送ってくれるショップがAmazonにあるらしいとの情報を検索で入手。
それがRuna Shopさん。
ここに今回折れたのと全く同じブランクキーが売られていた、

折れたキーからリモコン部分を抜き出して移植すれば解決って事なんだけど、キーナンバーをまず調べなきゃならない。
中古で買った車なのでキーナンバープレートなどはなかったし、もらった書類にもどこにもなかった。
自分で調べるしか方法はないんだが、キーシリンダー本体にキーナンバーが書かれてるとの事。

なので、運転席ドアのキーシリンダーを抜き取ってみる事にする。

まず、運転席のドアを開けると側面にこのゴムの蓋が見える。これを指ではぎ取る。

これをはぎ取ると中にビスが見える。これは星形のトルクスネジ。

アップルのパソコンとかPSPの内部部品でお馴染みのアレ。今回はT-30というサイズのものが使われている。
これをグルグルと緩めていく。ヴォクシーのこのネジはいくら緩めても落ちることがないようになっている。

ネジが緩んだあたりでキーシリンダーに鍵を差し込んで引き抜くと簡単にキーシリンダーが外れる。
青く塗りつぶしてある所に5桁の番号が刻印されているのでそれをメモる。

あとはキーシリンダーを元の場所に差し込んで、さっきのトルクスネジを締め込むだけでOK。難易度ゼロ。
T-30ドライバーは最近は100均でも売られている事があるので入手もそんなに難しくないはず。

このキーナンバーでAmazonから発注した。翌日には届くというスピード手配。

若干、金色がかってるけども造りはしっかりしている感じ。もちろんトヨタのロゴは入ってません(笑)
左側は折れたキーから抜き出したリモコン部分。これをはめ込んでやれば完成。

完成したのでとりあえずは動作確認(と送られてきた説明書に書かれてあった)っと車に向かった。
運転席、ハッチバックのキーシリンダーは回るけど、肝心のエンジンの所が回せない(笑)

こういう事は普通の鍵屋でもあるので、Amazonから連絡を入れた。
すると申し訳ないが上下に新旧の鍵を並べた写真のアップを撮って送って下さい、との事。
レスポンスも翌日というスピードなので満足。

写真で判断出来たのか「こちらの加工ミスでしたのですぐに代わりの物を送ります。不良品は破棄して下さい」とすぐにメールが来た。
その翌日に届いた鍵はちゃんと完動品。
いや、なんというスピード感。ええ店じゃないですか。レスポンス大事。

てなわけで、2万円コースが1200円弱で済みました、というお話でした。
もともとは5桁の番号で管理されてる既製品なのか鍵って・・・まあそりゃそうよなあって感想です(笑)