マイクロソフト主催のイベント
「クラウド時代を見据えた中小企業への IT ソリューション販売方法とは!?
~マイクロソフト最新クラウドサービスとサーバーでの提案販売~」
というのに行ってきました。

正直、Web制作者の自分にとってはちょっとした場違いなセミナーなんですが
自分ぐらいの商いの規模だとですね。

「ちょっとパソコン買いたいねんけどなー、どれ買うたらええんやー?」
「メールアドレス増やしてー!わからへんー!」
「パソコン見てた担当者やめてもてどんならんねん、頼むわー」

というご要望にお応えするのも、立派な案件の一つなので(笑)
なんぞ参考になるかいねえ、と思って参加させてもらったわけです。
(明らかに一人だけ超カジュアルなスタイルだったので、少し恥ずかしかった・・)

今回、マイクロソフトさんがプレゼンの主体としてたのは現在開発中の
「Windows Small Business Server」仮名称「Aurora」。
詳しい事は、Internet Watchの記事に清水理史さんが書かれています。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/20100921_395275.html
(本日のセミナーのスピーカーとしても清水さんは出ておられました。)

この「Aurora」のデモ画面を一通り見たのですが、
なんとも敷居が下がったというか、わかりやすいユーザーインターフェースというか。
この手の他社製品をいくつか触った事がありますが、
それに比べてなんとも簡単に各種設定が出来ます。

それこそ「メアドふやしてー!」と頼んでくる、お手上げ状態のオジサマでも
なんなく触れそうだな、という印象を受けました。

この「Aurora」が今までとは違うなあ、と感じた所は
■Exchangeなどのサービスはクラウドとして提供される事。
■Auroraのモジュールはサードパーティによって自由に開発できる事。
の2点です。

それこそGoogle Appsのモジュール開発してもオッケーっなんすか?なんて
ぶしつけな質問をしてみたわけですが
「ニーズが多い所にプラットフォームを提供するのが我々のビジネスでございますので・・」
と何ともオトナなお答えを頂いて、こっちが逆に赤面しそうになりました(笑)

この「Aurora」は
■あ~そろそろXPのままじゃマズイよなあ。HDDも相当古いし・・・・
■てなわけで社長のワシがNASってのを買ってきたぜ。ここにデータ放り込んどこう。
■おいお前ら、ちゃんとどこにデータ置いといたか把握しとけよ・・・・
■え!PC吹っ飛んだ??データは??なにー!最近バックアップしてなかっただと?
■ちょっとPCに詳しい兄ちゃんに見て貰ったら、ウィルスまみれじゃねえかよ・・・
■お前ら、もうな、USBメモリとか使うなよ。報告書書きたかったら会社で書け!
■システム総入れ替えの見積見たら、熱が40度越えました。
■ちょっと勉強してみたけど、NASってフォルダ毎のセキュリティ設定てめんどいね・・
のような風景が2つ以上当てはまる所にはなんともピッタリな製品でしょう(笑)

もともとあるシステムにプラスする形で提案でき、しかも予算も少なくて済み
そして各社員の生産性をあげる目的にガッツリとマッチする製品だと思います。
必要なもんだけをクラウドサービスとして追加していけるのもいいですね。

それと、株式会社ノークリサーチのシニアアナリスト岩上由高氏のプレゼン資料が
なんとも素晴らしくて、とても参考になりました。
どこかで活用させて頂きたいと思います(笑)