一番の古株であるST-62TX(サンバースト)。
以前、ピックアップをリンディ・フレーリンに交換した際にフェンダーのリプレイスメントネックを注文した、と書きましたが・・
なんと全然届けへんのよこれが。なのでキャンセルにしました。

換装 ― テキサススペシャルからリンディフレーリンReal 54’sへ

でも、そろそろネックは交換せんとイカンよねと思ってたのでMighty Mite社のネックを注文。

型番はMM-2900CR-R。
もともとのST-62TXに付いてるネックは21フレットで7.25R(184R)でしたが、今回のネックは22フレット仕様。
9.5Rで22フレットに向かうにつれて12Rになるというコンパウンドラディアスという物。
今のフェンダーの最上位機種、アメリカン・ウルトラに近い感じ。
もうずーーーーっとRのきついストラト弾いてきたし、これにするのちょっと迷ったんですが何事も経験じゃあ、と。

さっそく移植開始。まずは以前付け替えたGOTOHのマグナムロックペグから。

こうして並べてみるといかに現状のストラトのネックがズタボロなのかよくわかりますな・・・

しかし、ここでブッシュサイズが違う事に気付く。元から開いてる穴がかなり大きくてブッシュがスカスカなのだ。
Mighty Miteのサイトを見ると

Strat® style replacement neck features a compound radius, maple fingerboard fitted with 22 medium frets; and nut is cut for a Floyd® nut (nut not included). If installing vintage tuners; you may be required to install 10 mm adapter bushings. Mighty Mite does not supply these bushings.

ビンテージタイプのチューナーを取り付けたいなら10mmのアダプターが必要になるとの事。
なんでえ、ここで中断か。と即コンバージョンブッシュを注文。
直径10mm、そしてシャフトの太さは6mmとGOTOHのサイトには書かれていた。

これをまず打ち込む・・・・あれ、そんなにキツくないな。指で押し込んだらスイっと入るぐらい。

ペグの取り付けは以前にも2回やってるのでスムースに終了。
さて・・・・・ボディへの接続なんですがこのネック、穴が開いてないんです。自分でやらんとアカンのです。
これはなかなか根性がいる。

とりあえずペグの取り付けのネジ山が若干バカになってたのと、ネックのネジも交換する事にしました。

そして、この際って事なのでドリルピットも買っておく事にする。

ネジの直径は4mmって事なので3.5mmの穴を開ける事にしました。
問題は穴を開ける際の深さ。突き破って指板側にドリルが出ました、とか洒落にならん。

なので、ボディ側からネックプレートを通したネジがどれぐらい出てるかを計測。
その長さの所にビニールテープを巻いて目印にする。

1.5cmって事なのでこんな感じ。これを目安に穴を開ける。
場所はまずネックをセットして1弦と6弦を張り、ネジを4本二回しぐらい打ち込んで目印をつけた。

穴を開ける前にまずは一服。落ち着け、大丈夫、きっと出来る。
とりあえず垂直。それをイメージしろ。

よっしゃ!なんとか穴開けれたで。
このバリは弦高とかにモロに反映されそうなんでヤスリで丁寧に落としました。
ちなみにこの焼き印にも書かれてますが、Mighty Miteはフェンダーのライセンスを受けてるメーカーなのですぜ。

ボディにセットしてネジを締め込む時に少しだけ左右に動く感があったので、エリクサー弦のケースを利用してシムを作成。
木製やからそういう事もあろう。
穴を開けてしまうとなんか気持ちもズボラになったのか、アカンけりゃ埋めてまた穴開けりゃいいじゃないと気が楽に。
そうだ、俺は折れたアコギさえ復活させた男。何をビビってるんだ(笑)

弦を張ってまずビックリしたのが、握り混んだ時の感覚の違い。
だいぶ太い、というか昔弾いてたレスポール・カスタムにかなり近いような気がしました。
思った以上に弾きやすいし、なんといっても弦高をかなり下げれるというのが良いですわ。
サテンフィニッシュもサラサラしてて、移動も気持ち良し。

弦高調整、そしてオクターブチューン。最後は・・・

デカールね。今回はこちらから入手しました。

若干、場所と角度をズラしてパチモン感をあえて演出(笑)
ネックの代金以外にも工具やパーツやネジやデカールでそれなりにお金かかってしまいましたが、気分は爽快!
ネック動いたりもするかもやししばらくは家で弾きこんで安定させてからステージで使いましょうかね。

赤い方のストラトもフレット打ち替えるぐらいなら、Mighty Miteのネックに交換しようかなと思いました。
それぐらいこのネックはよいフィーリングです。あっちはメイプル指板やからMM2902CR-Mになるのかな。

取り外したネックはどうすんべか。なんせずーっと弾いてきたから愛着はあるんやけども。

塗装も剥がれてるしエッジは削れてるし。

21フレット辺りが削れてるのはこの辺りをカッティングする癖があったせい(最近は矯正しました)

とまあ、これを使える様にするとなるとエライお金かかりそうですしね。
MJTでレリックボディでも買って、となるとパーツからなにから揃えんとあきませんし、どっかに青春のオブジェとして飾っておきますか(笑)

ネックポケットに焼き印がありました。ALDはアルダーボディって事でしょうねきっと。