この夏に5歳になる娘は最近ブツブツと何かを呟きながら手紙を書いて
それを僕にくれる、という事をはじめた。

ひらがなはすでに読めるようになってるようだけども
それをちゃんと書く事はまだ出来ない。
というより、ちゃんと教えてないからそれは当たり前なんだけども
きっちりと娘と向き合って、こういう事を教えてあげれてないのが悔やまれる。

何より「手紙を書く」という行為に憧れがあるようで
なんかのアニメでそういうシーンがあったのかも知れない。
紙の上に書かれた文字はそれこそアラビア文字みたいに解読は不可能だけども
本人は口にしている言葉を紙の上に再現しようと試みているので
それ自体は「すごいなあ」と認めてやりたいと思う。

2015-01-21-21.07.11

今回の手紙を改めて娘に読んでもらうと以下の内容だそうで。

「お父さん、今日もおいしいご飯ありがとう。
あと休憩の時、タバコは吸わないほうがいいと思います。
横にゴロンとなってるだけで休憩になります。
夜にあまりギター弾いたら鬼さんが来るのでやめてくださいね。
ではおやすみなさい。」

・・・・最初の一文はとても嬉しいんだ。けどもその後は全部ダメだしじゃないですか・・

タバコを吸う代替案まで提示している所がなんかとても大人びてて
ちょっと笑ってしまうのだけども、ちゃんとこうして色々と見てるんだなあと
改めて心が引き締まる想いがします。

昨年の節分の鬼がよっぽど怖かったみたいで、夜になにか演奏をすると
鬼がやってくるみたいな思い込みがあるらしいです。
夜に笛を吹くと蛇が来る、みたいな事を自分が小さな頃に言われた事があるけども
あれは祭りでもないのに笛を吹くと、周りの人にねたまれる=蛇が来るという
由来があるらしいです。
なんとも「和」を重んじる我が国ならではの言い伝えじゃないですか(笑)

ちゃんと見てくれてる分、僕ももっと子供達と向き合う時間を増やしたいですな。

「手紙」といえば思い出すのがカーラ・ボノフの名盤「Restless Nights」に
収録されているバラード「The Letter」。

エレピの音色とカーラの声が、少しだけ悲しい歌詞にピッタリです。