ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

待機児童がゼロになりました、のからくり

May 23 2013

横浜市が待機児童ゼロになった、というニュースを見て少し違和感。

横浜市「全国最多」から3年、待機児童ゼロに 林市長「成功モデルできた」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130520/edc13052012110001-n1.htm

これが本当ならすごいなあ、と思っていたんですけども
後日に出たこのニュースを読んでちょいと気になる部分が。

4月の大阪市待機児童287人 昨年比6割減
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130524-OYT8T00129.htm

この記事のこの部分、

集計方法は、4月1日現在で待機児童ゼロを達成した横浜市が、自宅で保育しながら求職している保護者らの子どもを待機児童に含めておらず、大阪市も今回、除外して算出。この変更もあって、大幅に減少したという。

これは要するに現実ではなく、計算方法を変えてみたら減りましたというお話になるのでは。
これで「減少しました!」って胸張れるなら、それこそどんな事でもOKになる。

我が家も保育園には点数が足らず入れないのですけれども、
色々と担当者と話をしてみて思ったのが、全然現実とリンクしない決まり事なんですよね。
あらゆる事が古き良き時代のままで止まっているのです。

たとえばここ最近、24時間営業のお店が増えてますよね。
もちろん営業しているという事は、誰かがそこで勤務してるわけですけども
保育課の人が言うには

「夜勤って事は昼間に家にいる、という事なので保育可能という事なんです。」

との事。
じゃあ、夜勤の人間は寝るなって事になりますわね。
そのままそれを伝えると「うーん・・・・そう言われましてもそう決まっているので・・」
といういかにもお役所な言葉しか返って来ませんでした。

受け入れる施設が圧倒的に足りない現状では、全員の希望を聞いてられないのもわかるし
もちろんシングルマザーで、現状どうしようもなく途方にくれてる人が
優先されるのは当たり前なんですけども
こういう報道に現総理までが乗っかって行くのはどうなんでしょう。

首相、待機児童ゼロへ「やればできる」 横浜市の保育室視察
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130521/plc13052113200011-n1.htm

安倍晋三首相は21日午前、待機児童ゼロを達成した横浜市の保育施設を視察し「『待機児童の解消はやればできる』と示してくれた」と評価した。民間企業の保育所事業参入を積極的に進めた「横浜方式」を全国的に取り入れ、待機児童解消を加速させる考えだ。

なにも「やって」ないし、なにも「できて」ないんですけどね、これが本当なら。
算出方法を変えて達成した数字上の事実なんて
現状となに一つリンクなんかしてないわけですよ。
だってこれって、自宅で保育しながら働く場所を探している人たちを黙殺しただけですやん。

やるべき事は数字の操作ではなくて「認可保育園を増やす」というそれだけの作業なのに
報道する側も一体何を考えてるんだ、と憤慨しております。

※この記事もとても興味深く読めました。

これじゃ待機児童ゼロなんて実現するわけがない!
規制改革会議で見えた国民より社会福祉法人が大事な厚労官僚のホンネ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35920

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