この間は風呂場のシャワー水栓をセルフ交換したんですが、今回はキッチンシングルレバー混合栓。

交換 ― 風呂場のシャワーカランの交換にチャレンジしてみた

やはり25年を超えていると色んなパーツが古くさい、というかガタが来ている。

我が家のキッチンに付いてたのはTOTOのTK231型。
発売されたのは1985年らしい。

こいつの何が不便かて、レバーを「下げたら」水が出るという所。
TOTOは2000年以降のモデルは全て「上げたら」水が出るようになっている。
これは1995年の阪神大震災の際に、棚から物が落ちたときに水が出っぱなしになって水不足になったなどの二次災害が深刻だったようで、それ以降は上げ吐水に統一化が進んだとか。
ちなみにグローバルな視点だと「上げ吐水」がメジャーなようで。

で、どうせならシャワーヘッド収納型のタイプにしてしまおう、と。シンクの掃除も楽になるしね。

メルカリで未使用のシングルレバー混合栓をゲット。KVKのPT215GE。

さて、外していこうか。

取り外し工程

まずは流し下の水栓を確認

流し下を開けて水栓を確認してみる。

このタイプだと水道の大元を締めなくても良さそうだ。
PT215GEに付属してたアタッチメントを見ると、この銅色のパーツを取り替えれば良いみたい。
これはモンキーレンチで簡単に外れた。

昔のシングルレバー混合栓なので裏側からナットで止めてあるタイプ

最近のモデルだと、上から差し込んで六角レンチを締めるだけで固定される(下に潜らなくても良い)物が多いみたいですが、流石に昔のモデル。
下側から大きなナットで止めてあるタイプのようで。

キッチン下に頭を突っ込んで撮影したのがこちら。
波形ワッシャーを挟んであるのでそないにキツキツには締まってはなさそう・・・やけど、モンキーレンチはサイズが足りず、ウォータープライヤーで挟んでも狭すぎて回す事が出来ない。

本当はこういう専用工具があるみたいで、取り付けマニュアルにもそう書いてありました。

あー・・・高い。たった1回の為にこういうの買うのもな・・・・・

どうせ取り外した水栓は捨てる、もしくは買い取ってもらうつもりなので2本のパイプをねじ切る事にした。
銅製なので手で何度かグリグリ曲げてたら簡単に折れた。(そして顔に水が降ってきた)

ねじ切った状態がこちら。これだと真上からウォータープライヤーで挟んでナットを回す事が出来る。
45度ぐらい半時計回りに回したら、後は簡単に手で取れました。

取り付け工程

新しい水栓を取り付け・・・・穴がちっさい!

めでたく古い水栓は取れました。あとは新しいのを挿せばいいのだけどなんと穴が小さい。
図面を見てみると旧水栓のTK231は取り付け穴が35mm。
PT215GEは36mm。あと1mmであればヤツの出番さ。

ものの3分ぐらいで穴は広がり、無事に新水栓が差し込めるようになりました。
ところがこのKVKの新水栓、下側からナットを締めて固定するタイプだった(笑)
再度、キッチン下に顔を突っ込んでフリッツ・フォン・エリックばりの「鉄の爪」でナットを締め上げていきました。
こういうのはキツすぎてもよろしくないのを経験上知ってます(オイルエレメントとか・・・)が故に。
ここが緩くなったからといって、水漏れする箇所でもないし、本体がぐらついて来た時にもっかい考えりゃええかなと。

水栓が固定出来たら、あとは各アタッチメントを取り付け、接続していくだけ。
さすがは新しい機種というか、ビスやナットで止める部分がなくてカチャって接続出来る様になっている。
ちょっとホースの取り回しが大変(曲げすぎて折れたらエライ事、というか無駄になる)でしたが、なんとか接続も完了。

元栓を開けて水漏れの有無を確認して、無事完成。
1時間半ぐらいかかったかな・・・なんせ初めて見るパーツも多かったので。

このシャワー水栓、非常に便利。
ヘッド部分を取り外して50cmぐらい引き出せるので、シンクの掃除もラクチン!
洗面所の方もこれに取り替えたら、頭を濡らす時とかすごい楽かもなあ。
ま、そん時は今回より楽に取り替え出来るでしょう(笑)

↑これはKVKの同型の最新モデルだそうで。