あっという間にもう10月。
今年は何か信じられないスピードで過ぎていく気がする。
だってもうハロウィンですぜ。昨年、ルイージのカッコで演奏してからもう1年も経つなんて。
コロナ禍が収まる気配もなく、演奏も昨年よりも中止が続きましたが、若干光は見えてきたような気が。

ここ最近「そういえばアレは現在どないなってんのかいね?」みたいに思う事が多い。
昔ばかり思い出すなんて、ああ、自分も年をとったものよと嘆きつつも、
違うそうじゃない、あの時憧れたモノは今現在も生き残っているのか?という疑問はあくまで「今」だ。ナウだ。と思ったり。
実際、ここ最近の新しいガジェットも楽器類も「これは!」と心躍るモノはあんまりなかったりする。
スマートフォンも一時は色々追いかけたりしましたが、今はもうPixel5で充分満足。
快適に使う為の設定なんぞ追い込まなくても、デフォルトの設定で余裕で動いてくれますしね・・・

今回思い出したのはイタリアのスクーター「ランブレッタ」と「ベスパ」。
自分にとってこのスクーターへの憧れはやっぱり1979年の映画「さらば青春の光」につきます。

最近は同名のお笑いコンビがいるので非常に検索がうっとうしい事になっておりますが、ブリティッシュロック好きには絶対に避けて通れないこの映画。
The Whoのアルバム「四重人格(Quadrophenia)(1973)」を映画化したものです。

1964年の英国を舞台に繰り広げられる青春映画ですが、当時の英国の「モッズ」「ロッカーズ」の対立を軸に描かれています。
自分は演奏している際は頭をポマードで固めてる「ロッカーズ」なわけですが、好きで聴いてる音楽や普段の服装などは「モッズ」に近かったりするので、この映画はそれこそ何度も何度も見たもんです。
どっちの気持ちもようわかるので(笑)

この映画の中でこれでもか、というぐらいに登場するのがイタリアのスクーター「ランブレッタ」と「ベスパ」。
ミラーやライトをアホみたいに付けてカスタマイズしてるのがめちゃめちゃカッコよく見えたもんです。

ベスパは80年代後半ぐらいは日本向けに「ビンテージシリーズ」というのを特別に製造してたぐらいによく見かけましたね。
2スト混合、バッテリーなし、そしてあのハンドシフトというマニアックな仕様。

一体現在はどうなってんだ?と思ったらなんと未だに現行機種があるんですね。
https://vespa-japan.com/

現在の排ガス規制に合わせたんでしょうか、4ストのオートマティック仕様に液晶メーターなんて進化が良いですな。
ハンドシフトを搭載した2ストのPXシリーズも2017年ぐらいまでは製造されてたそうで。
インド製の「スターデラックス」というレプリカもあったようで。(詳細はこちらの記事

んじゃ、ランブレッタは?と検索してみるとこれも現行機種が。
https://motorists.jp/brand/lambretta/

公式サイトより引用。

1947年に最初のスクーターを発表、以来世界各地で人気を博してきましたが、70年代のイタリア労働争議の嵐に巻き込まれ工場を閉鎖。 それでも根強い人気を保っていたため、近年までに多くの不法コピーモデルが出回りました。
そこでランブレッタ・ブランドを保有するイノチェンティ家は、世界中の類似商品の製造や名称使用の差し止めに着手。 2017年、ついにオーストリアKSRグループとの共同出資によりランブレッタ有限会社を設立。 同年のミラノモーターサイクルショーで正式に世界のスクーターファンの前に発表されました。

ライトはLED、LCDディスプレイに、グローブボックスにはUSBチャージャーとかもう完全に現代仕様やね(笑)
しかしどちらも伝統の鉄ボディは健在ってのがいいなあ。

フェンダーのストラトもそうですが、フォルムをそのままにあちこちを現代に合わせてアップデートというのはとても好感が持てますね。
バイクの免許は映画を見まくってたあの頃と同じく所持してないので眺めるだけですが(笑)