12万キロを越えた愛車ZRR70Wヴォクシー。
この間、バッテリーを交換した際にボンネットを開けたら例の甘く危険な焦げた香りが・・・
来たか!クーラントの焦げたこの香り。
そういえば前のAZR60ヴォクシーも12万キロ越えたとこやったよなあ・・・と。
12月に車検を控えてるし、ちょうど二日間のお休みがあるのを利用して、その間にあらゆる物を交換してしまう事に。
前輪ブレーキパッド
だいぶ前に購入だけしてあって交換してなかったブレーキパッドの交換から。
いつも車に付いてるパンタグラフジャッキだけでタイヤを外して交換してましたが、今回は「ウマ」を入手していたのでそれを使用。
エマーソン(Emerson) ジャッキスタンド 3t 折りたたみ式 コンパクト収納可 5段階高さ設定(260/290/330/365/...
このジャッキスタンドを購入する際に、フロアジャッキも購入しておりました。
Kaitou ガレージジャッキ 低床 フロアジャッキ 2.25t ジャッキ ローダウン 油圧ジャッキ ポンプ式 最低位80...
「あんまり大きいのもジャマかな・・」とこのフロアジャッキを選んだんですが、最高位330mmは高さが足らん事に気付きました。
ヴォクシーの場合、フロント側のジャッキポイントでめいっぱい上げても、前輪タイヤ後部のジャッキポイントにウマがかけれません(笑)
かなり大型になりますが、やっぱり最高位450mmは越えてる方が使いやすいのかも、と思いました。

というわけで、サイドのジャッキポイントにフロアジャッキをかけてめいっぱいアップ。
なんとか前輪タイヤが浮くぐらいまで上がったので、前輪両側にウマをかけました。

キャリパーをひっかける工具は自宅の物干し竿をぶら下げる金具がぴったりでした。
飛びだしたシリンダーを元に戻す専用工具があれば、傷をつけるトラブルも避けれるので持っておくと便利。
アッとゆう間に作業完了 ディスクブレーキセパレーター ディスクブレーキピストンツール ブレーキメンテナ...
工具を使って戻す際にブレーキフルードが溢れてしまうので、予めスポイトなどで減らしておきます。

今回はこんな感じでMinの表示あたりまで吸い取っておきました。

左が旧ブレーキパッド、右が新品。ちょうど替え時だったかな、って感じですわね(笑)
左右ともども交換して1時間ぐらいで終了。
タイヤは戻さずにこのままボンネット下のカバーを取り外しにかかります。

特に今回はウォーターポンプとファンベルトを交換するので、このようにベルトの下部へのアクセスが容易になる為。
さて、次はラジエター。
ラジエター交換
AZR60の時もラジエターを交換しましたが、実はその時と全く同じ部品がZRR70Wヴォクシーでも使えるそうで。
まずはラジエター下のドレンからクーラントを抜きます。

抜けきった所でラジエターを抜きにかかる。
まずはアッパー、ロアーホースを抜くんですが、案の定固着(笑)
前もってこれが予測出来てたのでKUREのシリコンスプレーを前もって入手しておきました。
隙間にスプレーして、グリグリしてあげるとスポンと抜けました。

取りだしたラジエター。これはもう新車の時から取り替えてはないやろね・・・・上部カシメ部分から派手に漏れてます。
前回のAZR60Gの交換時と全く同じ症状ですし、しかもちょうど12万キロを越えたあたりでした。
全く同じ部品って事で、耐用年数も同じだったって事かもしれません。
ただ、ZRR70Wヴォクシー。ラジエターを取り出すのは前ほど簡単ではありませんでした。
ラジエターを押さえてる上部ステーには色んなケーブルなどがくっついてて、外すのが一苦労。
AZR60Gの時はラジエターに付いてたファンごと引き抜けたんですが、今回は無理でした。
なので、車側にてファンとラジエターを分離(ビス6本)してから、ラジエター本体にしてようやく引き抜けたという。

新しいラジエターを装着する際には細心の注意で・・・・・ぶつけたりしないように・・・・
ラジエター本体は相変わらずビスなどで固定せず、上部ステーだけで固定。
あとは車側にてファンと合体させて、ファンのコネクタなどを戻して・・・・という作業。
ラジエター取り付けた辺りで陽が落ちてまいりまして、初日はここまで。
ウォーターポンプとファンベルト
翌朝、気分も新たにウォーターポンプとファンベルト交換!
ウォーターポンプ・・・・この部品には個人的な因縁がありましてね。
RVRに乗ってた際、ウォーターポンプの軸が折れて、ベルトが外れてそのまま廃車になった経験が。
ただ、このZRR70W。ウォーターポンプの交換もけっこう簡単らしい。
どうせなら経験積むためにやってみるのも悪かない。クーラントも抜くわけだし。
そして、いずれは交換せんとアカン部品でもありますし。
まずはベルトを緩めて外さないといけない。

AとBのボルトを緩めて、Cをめいっぱい緩めるとオルタネーターがエンジン側にバタリと倒れるそうな。

この「C」ボルトのすぐ下に「A」のボルトがある。

そして、「B」ボルトだけ大きめの14サイズのボルトが使われている。

全てボンネット側からのアクセスで緩める事が出来ました。
ベルトを外したら次はウォーターポンプのボルトを外していきます。
ウォーターポンプは5本のビスでエンジン本体に留められてますが、その内のビス2本が長いものなのでどこにそのビスが使われてるか覚えておく必要があります。

これは3本ビスを抜いた後に撮影したもの。
ビスを抜く際にクーラントが漏れてくるんかな・・・と思ってましたがビス5本抜いても漏れてこず。
ちょいと固着してたみたいなので、ウォーターポンプ本体をグイッと引っ張ったらバッシャーとクーラントが(笑)
真下にいたら、思いっきり顔に浴びてました・・・

左が取り外したウォーターポンプ。
どうやら前オーナーによって一度交換されてたようです。漏れもなく、回転もスムースでした。
もったいなかったかな・・・・・

GMBの刻印を発見。
エンジン側に付いてたガスケットも取り替えて新しいウォーターポンプを取り付け。
なお、ウォーターポンプに関してはボンネット側からのアクセスはほぼ無理でした。
右前タイヤハウス側、もしくは下からのアクセスが圧倒的にやりやすいと思います。
Sarasara ウォーターポンプ ガスケット付 トヨタ車用 ヴォクシー ノア ZRR70G ZRR70W ZRR75G ZRR75W用 純正...
そうそう、ファンベルトもこの際だし交換。

ファンベルトもめっちゃキレイでした。多分前オーナーが交換してたんやと思います。
タイヤを戻してジャッキダウン。
クーラント注入とエア抜き
まずはブレーキをガシガシ踏み込んで、パッドとディスクを密着させる作業から。

前回ピンクのLLCが入ってたので、今回は緑に。トラブル起こった時、分かりやすいかなと。
アイドリング中にエアコンをオンにして、ラジエターファンが回る事を確認してエアコンをオフに。
あとはエンジンが温まるのをゆったりと待つだけ。
もちろんベルト部分の駆動とか、ウォーターポンプからの漏れがないかの確認も忘れずに。
その間に黄ばんだヘッドライトのクリーニング作業を黙々と。
アイドリングだけではファンが回りよらんので、2000~3000回転まで踏み込んだら回ってくれました。
LLCの量にしばらく注意せんとあきませんが、トラブルなく今回の整備作業は終了です。
二日間に渡る自宅整備ってのは初めてでしたが、なかなかええもんですね。
好きな音楽聴きながら、たまにコーヒー飲んで煙草吸うてと。
あ、寝板はさすがにほしいかな・・・と思いました。地べたに寝転がるのはだいぶしんどいす。
life_mart クリーパー 寝板 【 6輪 キャスター 4kg 軽量 取っ手 クッション付き 疲れにくい 】 耐荷重120kg...
今までに乗ってきた車は18万キロ前後でいつも乗り換えてたけど、今回は20万キロまで行きたいな。
足回りのトラブルになるとさすがに自分では無理かもやけど、こうやってイジリながら付き合っていければなと思います。

現在128,256km。まだまだ行けるよな相棒よ😀






