先月7月のSteamのサマーセールで購入した「MAFIAトリロジーパック」
3つのゲームが入ってるわけですが、その内の1作目である「Mafia: Definitive Edition」をストーリークリアしました。
2002年のゲームのリメイク版なのでボリュームは少なめでした。9時間弱のプレイ時間。

主人公のトミー・アンジェロ。どうひいき目に見てもデニーロでした(笑)
冒頭、ある喫茶店で刑事を呼び出して昔語りを始める形でストーリーは進んでいきます。
その昔話をプレイヤー側はトミーを操作して遊ぶんですが、トミーは最初タクシードライバーだったのがちょっと面白い。
デニーロ似の主人公がタクの運ちゃん、となると腕にスライド式の銃でも仕込んでそう(笑)

ある夜、客待ちをしてる所にチンピラ二人が飛び込んで来て「今すぐ逃げろ」と。
それがきっかけでタクシー運転手からマフィアの一員になる主人公。
その飛び込んで来た二人のチンピラと3人で友情を深めながらファミリーの中でのし上がっていくんですが、色んなヘマが重なり、最終的には自分と家族の安全を担保にファミリーの悪事を当局に売るという展開に。
ああ、まさに映画「グッドフェローズ」の世界じゃないですかこれは。

このゲームの時代設定は禁酒法時代の1930年。
場所はシカゴをモデルとした架空の街、ロストヘブンが舞台。
リメイクするにあたってはほぼ1から作り直した、というだけあって街の作り込みはうっとりするぐらい綺麗。

この動画はストーリークリア後に遊べる「フリーライドモード」を収録したもの。
自分は「2」「3」とストーリーを進めたいが故にまだこのモードを遊んでいないんですがドライブシミュレータとして遊ぶだけでも楽しそうです。

登場した車もいわゆる「クラシックカー」的なものがたくさん。
全部ちゃんと元のモデルが存在するのも、車好きな人にはたまらんのではないでしょうか。

ゲーム内でも色んな車に乗る場面がありましたが、車種によっては本当にパワーがなかったりします(笑)
もちろんこういう車に本当に乗った事がないので比較は出来ないんですが、けっこうな再現度なのでは。。

何より車にはカーラジオが付いてて、このゲームでは2つの局を切り替える事が出来たんですが、流れてくる曲が実際のアーティストの演奏なのが一番驚きでした。
ゲーム内で使用する為にちゃんとライセンスを取得した、とか。

“St. James Infirmary” – Cab Calloway
“Minnie the Moocher” – Cab Calloway
“Manhattan Jam” – Cab Calloway and His Orchestra
“Evenin'” – Cab Calloway and His Orchestra
“The Darktown Strutters’ Ball” – Django Reinhardt
“A-Tisket A-Tasket” – Django Reinhardt
“Blue Drag” – Django Reinhardt
“Sophisticated Lady” – Django Reinhardt
“Tiger Rag (instrumental)” – Django Reinhardt
“Black and Tan Fantasy” – Duke Ellington
“Crescendo in Blue” – Duke Ellington
“Echoes of Harlem” – Duke Ellington
“Hot and Bothered” – Duke Ellington
“I’m Satisfied” – Duke Ellington
“In A Sentimental Mood (instrumental)” – Duke Ellington
“It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing)” – Duke Ellington
“It’s Glory” – Duke Ellington
“Prelude to A Kiss” – Duke Ellington
“The Mooche” – Duke Ellington
“Azure” – Duke Ellington
“Creole Love Call (instrumental)” – Duke Ellington
“Drop Me Off in Harlem” – Duke Ellington
“I Let A Song Go Out of My Heart” – Duke Ellington
“Mood to Be Wooed” – Duke Ellington
“Diminuendo in Blue” – Duke Ellington
“Heart and Soul” – Eddy Duchin and His Orchestra
“My Old Flame” – Guy Lombardo
“Little White Gardenia” – Hal Kemp & his Orchestra
“Back Beat Boogie” – Harry James
“Beyond the Blue Horizon” – Jeanette MacDonald and the Rounders
“True Confession” – Larry Clinton and His Orchestra
“When Lights Are Low” – Lionel Hampton
“(I’ll be Glad When You’re Dead) You Rascal You” – Louis Armstrong
“Thanks for the Memory” – Mildred Bailey
“Sing You Sinners” – The High Hatters

以上がMAFIA公式サイトに掲載されているライセンス曲。
アメリカでラジオ放送が始まったのは1926年、という事なので時代としては合致してます。
が、曲のリリース時期まではさすがに合致しているわけではなさそうです。
リストを見る限り10年ぐらい前倒しされてる感があるので、あくまでゲームの世界観に合う雰囲気って事なのかも知れません。

1930年代のアメリカと言えばモータリゼーションの時代。
そして音楽もアメリカでは急速にジャンル分けが進んだ時代でもあります。
そんな雰囲気の中、車選んで音楽聴きながら当時の街並みをドライブ出来るシミュレータ、としては唯一のゲームではないかと。

さて、次の「MAFIA2」は1951年のアメリカが舞台設定。
車もカーラジオから流れる音楽も、まさに自分の大好きなものばかりの予感・・・・・楽しみです😀