元来、衝動買いというのはめったにしないタチなので、今回の新趣味に関してもそれはフルスロットルで発動。

ガスバーナーはSOTOにしましたが、次に持っておきたいなと思ったのはソロ用のグリル兼焚き火台。
野外で肉を炭火で焼いたりとか焚き火、というのはまずやりたくなるに決まっとるが故に。

さて、じゃあどんなもんがあるんかいね、とアウトドア用品を扱ってるスポーツ用品店へ。
そこでまず目にしたのがSnowpeakの焚き火台。
焚き火台だけで13,000円。
専用焼き網が5,000円。焼き網を置くためのブリッジ、炭を置くためのホニャララで数千円などなど、いくらなんでも高過ぎひんか?とびっくりしました。

snowpeak 焚火台S グリルネット 5点セット

snowpeak 焚火台S グリルネット 5点セット

¥25,400(as of 12/04 20:36)
Amazon product information

Amazonで焼き網などがセットになったのが売ってますが2マン5センエンっすよ。
まず思ったね。「高え」って。シャバダバよホント(YAZAWA風)

その時はサイズ感の把握だけして帰宅したんですが、調べてみるとアウトドア用品にもいわゆる「ブランド」ってのがある、と。
海外のプロも使ってる、とかそういうのはギターの世界で飽きるほど見てきたので妙に納得してしまう。

ギブソンだフェンダーだ、いやカスタムショップだという視点、そして「プロも使ってる」という視点もそれぞれ間違ってはいません。
が、それを妙に振りかざしてくる人たちもいたりするのも事実。
アジア圏で生産、というだけで弾きもせず小馬鹿にする楽器奏者の本分をどっかに置き忘れたような大人がアウトドアの世界にもいる、とは思いたくはないのだけど、んじゃまず自分はどの道を行くべよ、って事ですわね。

機能重視。ダメだった時に気持ちのリカバリーが容易な価格帯。そしてこの世界のブランドの価値も名前も今は知らん。
自分の直感が告げる。

「この目的の為に出せるのは3500円ぐらいや」

方向性は決まった。では参る。

CAMPING MOON X-mini

欲しい機能、そして大きさ、価格帯で探し当てたのがこの製品でした。

キャンピング・ムーンは2011年に設立の中国のメーカーだそうで。
現在メインで使ってるエフェクターのMooerも2010年設立なので、ここ10年ぐらいの中国企業の躍進はすごいなと思う。

付属するキャリングケースに収納された状態

思ってた以上に造りもしっかりしてて、ちゃんと扱えば破れたりはしなさそうである。

ケースからパーツを取りだした所。

100円ショップで売ってるステンレススタンドみたいなチャチさはなく、なかなかズッシリとしてます。

焼き網以外を組立てた図。時間は2分もかからない。

脚部はパンタグラフの様に折り畳まれているので四角になるように開き、灰スタンドをぶら下げ、受け皿→ロストルとセット。
説明書も付属してましたが、見なくてもここまで簡単に組立が完了。

焼き網をセットした図

今回、この製品を選んだのは「炭からの高さを3段階で調節出来る」という点がデカい。
焼き網には折りたたみの脚部があり、2箇所のフックを受け皿に引っ掛ける事が出来るようになってる。
ものすごく原始的な火力調整機構ではありますが、火が点いてる炭を取り出したりするよりは楽。
受け皿の横から炭を出し入れする機構はないので、一旦焼き網を取り外さないとダメ。
なので、使用中は耐熱手袋必須です。

さすがにダッチオーブンを置けるほどの頑丈さはなさげですが、元々そんな用途は想定してないので問題なし。
あと、各部品がちゃんとバラで販売されてる、というのもこれを選んだ決め手となりました。

2人ぐらいまではこのサイズで充分ちゃうかな、と思える手軽さ。
それこそ家の中で卓上グリルとしても使えそうではあります。換気必須。

焚き火使用時。

もちろんこのサイズなので市販されてる薪はそのままでは入りません。
薪を割ったり削ったりする作業も楽しみの一つではあるのでマイナス点にはなりませんな。

使用後も金属たわしで焼き網はきれいになりましたし、本体の変形もなし。
2回使用しただけなので、耐久性の評価はこれからなんですが個人的にはすごく気に入っております。

キャンピング・ムーンの焚き火台は他のメーカーではあんま見かけない長方形サイズがあります。

今回のX-miniは非常に気に入ったんですが、家族4人の場合はさすがに小さい。
なので、この長方形ラージサイズのMT-3も持っておくかな、と思案中です。
長方形だと市販されてる薪もそのまま放り込めそうですし(笑)