そういやそろそろ車を70ヴォクシーに乗り換えて1年。
車検も初めて自分で通したし、色々と愛着マンキンであちこち走り倒しております。
オイル交換はどの車の際も5000kmごとってのは昔からのルールでマメに交換してますが、あれそういえばこいつに乗り換えてからオイルエレメントを交換してねえや、と。
んじゃ次にオイル交換する際にやっちまうべ、とエレメント調達でモノタロウなどを検索すると・・・・
あれ?
なにい・・・カートリッジタイプとちゃうんや?と非常に驚く。
35年程前はそれこそ仕事で車を整備する側にいたので、こういう「中身だけ入れ替えるオイルエレメント」は外車だけの存在やと。
国産車は大抵は金属で覆われたカートリッジタイプ(それこそ色んなサイズがあって困惑するレベル)が主流で、今まで乗り換えて来た車も全部こういうカートリッジタイプ。
そうそう。これよ国産車のオイルエレメントと言えば。
え、なんでまたカートリッジタイプじゃなくなっとるんだと色々調べてみると、いわゆる「エコじゃねえ」みたいな理由で中身入れ替え式が2005年前後から増えてきたそうで。
ただ、この中身入れ替えタイプはメンテ側からすると非常に面倒くさい。
カートリッジタイプの場合は緩めて付け替えるだけで良いし、なんせ金属で覆われてるので非常に頑丈。
パッキンゴムの交換もいらないし、中身を掃除する手間もなく非常に交換も早くすむんですが、中身入れ替え式の場合は色んなリスクがある。
エレメントカバーが樹脂製だと落として割れたり、とか。
パッキンゴムを自分で交換せにゃならんのですが、その際にパッキン捻れてオイル漏れたり、とか。
クリアせにゃならん障壁がカートリッジタイプに比べてけっこう多いし、トラブルを呼ぶ元が増えるだけなのである。
で、愛車ヴォクシーの場合は初代60はカートリッジタイプ。
70→80と中身入れ替え式のオイルエレメントに変更されて、最新型の90ではまたカートリッジタイプに戻ったようで。
整備側からすると「そりゃそうやろ」としか思えないからなあ・・・・
でも、今の愛車は中身入れ替え式。
しばらくはこいつと向き合わなきゃならぬ。
だんだんと交換が面倒くさくなりそうなので、交換したい!と思うようなメリットがなければやる気も出ない。
色々と調べてみると、中身交換タイプが2層式フィルターで中にマグネットが入ってるやつを発見。
PIAAのZ13-M。
エンジン内を駆け巡るオイルの中の鉄粉をマグネットで吸着・・・!
それはなんとも夢がある話やないの。
これだと「よっしゃ交換しよ」ってモチベーションがあがるやもしれぬ。
で、久しぶりに中身交換タイプのエレメント交換をやったわけですがそれこそ35年ぶりぐらい?
やっぱ面倒くさくてイヤだ(笑)
余談ではありますが、あの整備仕事やってる時代の日産車のオイルエレメントが外しにくくて・・・
初代シーマなんぞ、エンジンルーム内部が頭おかしいんちゃうか言うぐらいキツキツに作ってあり、上部から手とエレメントレンチつっこんでなんとかエレメント外しても上からエレメント取り出せなかったりとか。
で、ジャッキアップして下からなんとかエレメント取り出せたけど、エレメントから漏れたオイルであちこちが汚れて掃除の手間が増える(笑)
あれ以来、日産車には良いイメージがないのです。
さすがにあれからゴーンがトップになったりで、その辺も改善されてんのかもしれませんが。
その点、トヨタ車は昔からオイルエレメントはいっつもわかりやすい所で「デン」っとあるので楽だった。
それは今まで乗ってきたスパシオも60ヴォクシーもそう。
3日ぐらい経ちましたがオイル漏れもなく、交換作業はうまくいったようです。
「今頃、マグネットに鉄粉着きまくってオイルはさぞかし綺麗なんやろなあ」とニヤニヤしています。
ま、オイルエレメントもエアーエレメントも交換した所でそないに体感するパーツではないんですけどねw