マンガ「王様の仕立て屋」は結局シーズン4までの全巻を読破。
そしてまた最初から読み直してる、というのが最近の読書事情。
このマンガで知る事の全てがもう面白くて。
服飾全般に渡る豆知識とかと全く無縁な生活を送ってきたので「メンテナンス」という部分まで気に掛けた事はありません。
シャツのボタンが取れよった、ぐらいであればボタンを付けたりはしてましたが、その「ボタンの種類」にまで気にならん、という感じ。
とりあえずは手持ちの靴の手入れから始めるべ、と買ったのが「靴磨き入門セット」。
馬毛ブラシ、豚毛ブラシ、ミトン等々がワンセットになっていて、丁寧な説明書付。
あとはシューキーパーなんぞも買いました。
木のやつじゃなくて、樹脂製のいわゆる突っ張るだけのヤツです。
[Anjing] シューズキーパー シューキーパー シューツリー 6足セット 靴伸ばし 24cm-30cm対応 メンス 靴 形...
これらを使って靴の手入れを始めてみると、今までとは違ったものが目に入ってくるように。
そりゃあ今までは「破れたら捨てる」という乱暴なやり方しかしてこなかったですし(笑)
靴の傷、靴底の減り方などなど、手に取ってじっくりと眺めるからこそ「へえー」と思うような事がたくさん。
そういえば車もギターも愛着がなんで出てくるのか、という事を考えたら自分でメンテナンスするから、って事よなあ。
それが自らの服にまで至らなかった、というのもずいぶんな回り道をしてしもた感があります。
では次にチャレンジしようと思ったのがアイロン掛け。
確か小学校の時に授業でやった以来、一度もアイロンなんて手にした事はなく。
一人暮らししてた時もアイロンを所持していた覚えもない。
そもそもそれが必要な場面がなかったかも、という想い出しかない(笑)
とりあえず家にアイロンなんてものがあるのか、と嫁さんに聞いてみると「かなり昔に人からもらったもんがある」という。
我が家全体のアイロンというモノに対する価値観はこんな感じ。
一応ではあるがアイロン台ってのもある、との事。
幸い最近ではこういうHowToものはYouTubeでいくらでも見つかる。
よっし、やってみるべえ。
もうどこのメーカーやねんというぐらいのズダボロのアイロンは10年前以上のEUPAのスチームアイロン。
スチームを切る、という事は出来ないようでとりあえずはこれでやってみると・・・・
意外に面白いやん。
あと、靴の時と同じで各部をマジマジと見ながらアイロンを掛けるので、糸のほつれなどを見つける事も容易。
とりあえずクローゼットにあるシャツ(アロハやボーリングシャツも含め)全部引っ張り出してプレスしまくる。
素材によっては当て布が必要、なんて事も今まで知らずに来てたので、衣類に付いてる洗濯表示の意味も調べまくりました。
「ああ、これはこんな襟の形してんのか」とか「ポケットの部分、けっこう凝ってるな」とか「背中にこんなプリーツ入ってんのか」などなど、色々な気づきが。
自分の性格上、メンテナンスを自ら行う事によって愛着と知識を得る、という事のようで。
ああ、もっと若い時にこれに気付いてれば良かったなあ・・・という思いであります。
これが面白い!となると、やっぱり次は道具を新調せねばというのも自分の性格。
スチーム機能は霧吹きという古式、そして無線は信用出来ねえよなあ、って事で有線のドライアイロンを物色中です。
ステージでギター弾く時はワイヤレス必須ですが、アイロンの温度キープとか考えるとワイヤレスで電源はどう考えても無理そう。
アイロン掛けもスキルを上げていけば、色々と役立つやもしれぬ。
とりあえず、長女の学校制服のプリーツスカートの先行オーダーが入っております(笑)
これはアイロン自体を覆ってしまう当て布。めっちゃ便利。
齢53のおっさんがアイロン掛けを始めました、というのも自分でもおかしい話よなあ、と思います(笑)