姫路での演奏仕事を終えて、さて帰ろうと車をスタートさせたのがAM2:00。
起きてからおにぎりしか口にしてなかったので、帰りになんか食べようと
思っていた矢先に数年前から目にしてた「長浜ラーメン」の看板が目に入る。
姫路に月一度来るようになってからもう5年以上は経つのですが
なんせ終わる時間が真夜中過ぎ(最近はこれでも早くなった)なので
ご飯を食べるのが大抵牛丼店、もしくはサービスエリア内。
看板に当たるライトが「お店はまだ開いてるよ」という事を告げているのだけど
なんせ車をスタートさせたばっかりなので、いつも行きすぎてしまうのです(笑)
「いつか食べたいなあ」と思ってもう数年。
今回の帰りは一人だったので、ギュッとブレーキを踏んで左折。
ようやくここに食べにこれたわけです。
「金豚」という名前がついたのはつい最近らしいですけども、お店自体はかなり古い感じがしました。
テーブルの上には山盛りのからし高菜と
白ゴマ、そしてにんにくおろしが置いてあり
個人的にはとても好みの雰囲気。
まずは「ラーメン」を頼んでみる事にして、足らなければ替え玉(100円)を追加しようと思って待つこと数・・・
あっという間にラーメンが出て来ました(笑)
さすがは細麺の長浜ラーメンスタイル。
さっさとラーメンを提供するために細くなったといわれるだけはあります。
とんこつ、というだけでこってりしたイメージが持たれがちですが
実際のあちらのラーメンはかなりあっさりしたスープです。
出ないと、「飲んだあとはやっぱラーメン」とはなりませんよね(笑)
久しぶりの長浜ラーメンを食べながら、ふと思い出したのがこのニュース。
“長浜ラーメン訴訟”双方の訴えを棄却
http://rkb.jp/news/news/12771/
長浜といえばラーメン店や屋台が建ち並ぶ人気のスポットですがすぐ近くで同じ店名で営業しているラーメン店どうしが屋号の使用や損害賠償などを争っていた裁判で福岡地裁はきょう、双方の訴えを退ける判決を言い渡しました。
訴えていたのは福岡市中央区大手門の『元祖ラーメン長浜家』です。
『元祖ラーメン長浜家』は2009年に開業しましたが、翌年、元従業員の男性が近くに、同じ名前でラーメン店を開業したのは商標権の侵害にあたると訴えていました。
この争いはもともと昭和27年創業の「元祖長浜屋」で働いてた従業員同士だそうで。
僕は元祖長浜屋には2003年に仕事で出張した際に訪れました。
(過去ブログから確認)
あの時、店に入った瞬間にオーダーが通されるそのシステムと
テーブルの上に置かれたやかんに入ったラーメンタレで味を調節するという
その豪快なお店のやり方に度肝をぬかれたもんですw
僕が訪れたお店は道路拡張の為に、2010年3月に閉店したそうですが
それをきっかけに元従業員による独立、そして名称使用による内紛が始まったとか。
探偵ファイルさんに詳しい経緯が紹介されてました。
http://www.tanteifile.com/newswatch/2010/04/30_01/index.html
うわー、もうなんか無茶苦茶やなあ。
よく行く京都のラーメン屋「第一旭」も黄色い看板系列と
「たかばし」系列があったりしてややこしそうですし
地元大阪の老舗洋食屋「自由軒」(まぜカレーで有名)と
「せんば自由軒」も独立関連でややこしいことになってますけども
こういうのは最初からきちんと出来んもんなんですかねえ。
お客としてはおいしい物を提供してくれれば、また食べに行くだけですしねえ。
「同じ名前で営業されたからお客が減った」って嘆くよりも
そっちよりもおいしい物を提供し続けてくれれば、おのずと結果は出る気がするんですが。
確かに無許可で勝手にやられたら腹立つでしょうけどね。
難しい問題ですねえこれはほんと。
金豚では替え玉を頼まずにご飯頼んでしまいました(笑)
高菜でご飯を食べたくなってしまったのです。
帰りはそのまま国道372号線でゆったりと真夜中のドライブ。
スパシオにとっては初の長距離下道ドライブとなりました。