テン・イヤーズ・アフターのギタリスト、アルヴィン・リーが死去したらしい。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/35029312.html

1960~70年代に人気を集めた英国のブルース・ロックバンド「テン・イヤーズ・アフター」を率いていたギタリスト、アルビン・リーさんが死去したことが10日までにわかった。リーさんの公式サイトが明らかにした。68歳だった。

詳しい死因は不明だが、通常の手術後に起きた「予期せぬ合併症」としている。死去を伝えるサイトのメッセージには娘や妻、前妻の署名が添えられた。

時代は流れるのは仕方ないにせよ、やっぱり寂しいものがありますね。

僕がアルヴィン・リーを初めて見たのは映画「ウッドストック」での
「アイム・ゴーイン・ホーム」の演奏でした。

10分以上のこの名演に当時は、いや今も心を奪われますね。
これを見た当時はちょうどブルースやR&Bを聴き漁ってた頃だったので
こういうシンプルなブギーは心地よかったのかも知れません。

僕はもちろん「ウッドストック」世代ではないのですけども
やっぱりこのイベントは音楽に関わる以上、なんというんでしょうか
「聞いて、そして見ておかなければならないもの」という存在でした。

レンタルで借りてきて見始めたものの実は・・・あんまりピンと来なかった。
「ヒッピーのハッピーな愛と平和の式典」的な事を聞いていたんですけども
実際に映像を見ると、なんかみんなそんなに楽しそうには見えなかったんですよねえ。
泥にまみれた人たちが疲れてるんだけど無理矢理笑ってるみたいな感じがして
全然この世界に引き込まれなかったのを覚えています。

「うーん、この中に放り込まれたらオレは多分帰りたいだろうなあ・・」と
思いながらボーッとテレビの映像を眺めてたんじゃないかなあ。

しかし、その中でも特に覚えてるのがこのアルヴィン・リーの演奏と
あとはザ・フーかな。確か「サマータイム・ブルース」をやってたような。
(もしかしたら別の映像作品で見た記憶と混ざっているかも)

よくよく考えてみると、この映画全部見たはずなのに
それ以外の人たちの演奏を全く覚えてません。寝てたのかな途中でw

ジミ・ヘンドリックスやサンタナなども出演してたんだけど
もしかしたら映像作品には権利の関係で収められてなかったんだろうか?

と、思って調べてみたら2009年にディレクターズカット版が出てるそうで。

ディレクターズカット ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間 40周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション DVD

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グレイトフル・デッド, ザ・フー, ジミ・ヘンドリックス
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もともと184分という長い映画が225分という長さになっているそうです。
それプラス、なんと170分のボーナス映像・・・!
うーむ、いい機会なのでもう一回見なおしてみようかなあ・・・

でも・・・・・多分全部見れないかもなあ。
なんとなくこういう「集団で同じ思考」的なムーブメントって個人的には嫌悪感が(笑)

あの時見た、嫌なイメージが焼き付いているだけかも知れませんが。