さて、このシーズンはバンドマンとしては避けては通れぬクリスマスソング演奏。
同じ曲でもバンドによってはキー、コード進行やサイズが違ったりとかするので
少しでも気を抜くとすべてが崩壊してしまう危険性があがる季節。

とはいえ、このシーズンは一年で一番好きな時期ですし
何よりもクリスマスソング自体が大好きですから楽しい気持ちが先に来る。

今日はステージでクリスマスソングを演奏する初日でした。
どのバンドに行っても困るのがこの「The Christmas Song」

https://www.youtube.com/watch?v=I5s8h2d1RK8

ナット・キング・コールによる最初の録音は1946年(昭和21年)ですから
戦後すぐの曲って事になります。(Youtubeは1961年のバージョン)
いわばクリスマスソングの中でもスタンダードに入る部類ですので
そらもう色んな人がカバーしとるわけですよ。

なので、人によってはどのバージョンを参考にしてるかわからんし
こういう曲はコードの解釈がそれぞれ違うので、まずは
その統一から始めないといけないのがちょいと面倒くさい。

でもこの曲を演奏する時、「ああまたクリスマスが来たんだな」って
気持ちになれるのがとても楽しいのです。

暖炉で炙った栗の実
冬将軍の冷気が鼻を赤くさせる

聖歌隊が奏でるクリスマスの歌
そして人々はエスキモーのようにあたたかな装いをする

誰もが知っているんだ
七面鳥やヤドリギがこのクリスマスの季節を
楽しませてくれることを

瞳をキラキラ輝かせたチビっ子たち
きっと今夜は眠れそうにないだろう

だって子供たちは分かっているんだ
おもちゃやお菓子をどっさりとソリに積んで
サンタがもうすぐやって来ることを

そしてどの子供もこっそり見たいんだ
トナカイがどうやって本当に空を飛ぶのかを

だから私はこのシンプルな言葉を
1歳から、かつて子供であった92歳の
すべての人に贈りたい

昔から言われている
ありきたりな言葉だけれど
心からあなたに“素敵なクリスマスを” と

自分に少しでもジャズの心得があるならばサラリと弾けるのかもなあ・・・
今年もあちこちでクリスマスソングを演奏しますが、心から楽しみたいと思います!