我が家には勝手口がありまして、そこのドアには玄関とは別の鍵が取り付けられておりました。
きっとそれはそれで当たり前の話やねんけども、これってまあまあ不便。
勝手口から入ってすぐが台所、という造りもあって買い物した食材なんかは勝手口から放り込みたいじゃないですか。
かといって、鍵をいくつも常に持ち歩くってのもなあ、と。
そこで思いついたのが「暗証番号で開く鍵」というヤツ。
調べてみると長澤製作所という所が出している「キーレックス」というシリーズにぶちあたった。
https://www.nagasawa-mfg.co.jp/products/keylex/
これに交換してしまえばいいんじゃなかろうか、と。
勝手口のドアの型番を調べてみたらMIWAのLAというレバーハンドル式の物。
これに近いレバーハンドルタイプだとキーレックス4000、そして800がそれに該当しました。
ここでもう少し図面を読むなりしておけば・・・・良かったんだわな・・・
いや、自分に図面を読む能力がなかった、って事ですわ。
でないともともと付いてた鍵を取り外しもせずに、先に本体を発注なんぞするわけがねえ。
結局、キーレックス800をネットで購入しました。
長沢製作所【22823】キーレックス800番 22823 レバーハンドル自動施錠錠 (鍵なし) AB(アンバー)塗装 防犯
本体が届いて、中の取付説明書を眺めると・・・・図面読めて当然ッスよね?みたいな書き方。
てっきり、鍵ってのはみんな同じ規格でサイズが作られていて・・と自作PCぐらいの世界や思てましたわ。
ところがこれは「施工のプロ」向けに書かれた物。さっぱりわからん。
とりあえず既存の鍵を取り外す事にした。
この棒をドライバーで引っこ抜く、という事をさんざん悩んだ後に検索して知る。
キーレックス800を箱から出して、取り外したドアに当ててみたら、かなりの数の穴をドアに開けなきゃならない事を知る。
机やギターとはワケが違う。金属に穴なんて開けたことないよ。
ここまで来たら帰れない。前のめりに突き進むしかあらへんのでコーナンにドリルを買いに走る。
いよいよドアに穴を開ける時、大きく息を吸ってから吐き出す。
きっちりと図面で位置は確認した。行くしかない!
・・・・・・・・金属に穴を開けるって難しいんやな・・・・
表側に穴を開け終わって、少し休憩。
そして裏側に穴を開けてみると・・・・・・あれ???なんで高さがちゃうのよwww
まっすぐドンって表側の穴が見えるはずですやん。
ここらへんからもう半泣き&開き直りの間を行ったり来たり。
これ、もしバイトとかやったらめっちゃ怒られるやつやで・・・・
見よ!この汚い施工を・・・・・!!
とりあえず取り付けてしまえや!!
もともとのレバーハンドルの穴が大きすぎて、キーレックス800では隠れないって事がここで判明。
後から判明した事ではあるけども、キーレックス4000ならきれいに隠れるんよね・・
表と裏から挟み込んでなんとか設置は完了したものの、さあ次は閉めても鍵が掛からん。
ストライクの受け座をキーレックス800に付属してた物に取り替えようにも、深さがありすぎてはみ出るんだわね・・・
この写真で言うと、左側の壁を数センチ削らないと受け座を取り付けが出来ないのだ。
なので、元々付いてた受け座を使おう、と思ってるんやが鍵が閉まらんと、なんのための鍵なのか。
キーレックス800はこの下側の白いポッチが凹む事によって、上のラッチが飛びだして鍵がかかるシステム。
そして、元々付いてた受け座はこちら。
明らかに穴が縦に長すぎるので、白いポッチが凹まないので鍵がかからないって事が判明。
という事はだ。下側を何かで埋めればいいんじゃねえのかと。
このように養生テープを丸めて放り込んでみたら、ちゃんと鍵は動作してガッツリロックされた。
という事は、下半分を何か耐久性の高い物で埋めてやればいいんだな・・・・
ここで気力を使い果たしたので、ここから先は数日後の話になる。
コーナンにて硬質ゴム素材を購入して積み重ねて接着。
これでちゃんと鍵は閉まるようになったし、硬質ゴムなので白いポッチが当たったとしても削れる事はないだろう。
キーレックス800で埋まらなかった穴は最初は化粧板を作って、その上にキーレックス800を設置しようかと思いましたが、穴すらまともに開けれない自分に出来るわけがねえ、と早々と判断。
だって化粧板にもいくつも穴を開けなきゃいかんわけですやんか。無理ですわ今はw
バンドマンの必須品、黒の布ガムテープで塞ぎました。
これで虫の侵入は防げるはず・・・
この鍵に取り替えたメリットはオートロックなので便利なのと手ぶらでも番号さえ押せば動作する点。
そして子供たちが仮に鍵を持たずに出かけたとしても、閉め出される事がなくなったって事ですかね。
図面をまず穴が開くほど見ろ、そして穴を開けるには熟練の技がいるという教訓を学んだ今回のDIYでありました。