土曜の夜、スペースジオンの演奏を終えて、ジョニドスに少し顔を出してからの深夜の帰り道。
なんぞ食うて帰るかな~と思ってましたが、何となく寄り道する気にもなれず気付けば帰宅してた。
炊飯器の中のご飯と適当に作ったおかずをリビングのコタツで食べながら、Huluで適当な映画を観る。
家族の寝室は2Fなので、テレビの音で起こしてしまう事もない。

そしてそのまま気付けばコタツで寝ていた。ダメな大人の見本のような朝を迎える。
固い床の上でそのまま寝てしまったせいで強ばった背中をほぐす為に風呂へ。
時計の表示はAM8:30。日曜日といえどそろそろ誰ぞが起きて下に降りてくる頃合い。

風呂から上がってリビングに戻ると子供ら二人が降りてきてて、すでにコタツで暖を取ってる。
「おはよー。二人とも今日の予定は?」
「ない」
「なんもない。ヒマ」

なるほど。んじゃどこかに出かけるか・・といえど、中学生女子と小学高学年男子を同時に満足させるのは難しい。
長女は最近ハリー・ポッター経由でアンティーク→古いものに興味が沸いていて、銀閣寺見てえなどと発言しつつある。
しかしマンガすら読まない長男にはまだそれを求めるのは無理だ。

頭を巡らして、15年ほど前に一度行った事があり、今なら全員で面白く遊べそうな所を思い出した。

「では本日は・・・・・・・・洞窟探検に出かける!」
「なにそれ!」「探検??」食いつき度合いは上々。距離も自宅から車で1時間強で問題なし。

質志(しずし)鐘乳洞公園

質志(しずし)鐘乳洞公園

やってきたのは京丹波町にある質志(しずし)鐘乳洞公園。

着いてみると紅葉シーズンまっただ中の日曜にも関わらず誰一人いないという穴場状態。

駐車場から鍾乳洞に向かう際の風景

辺りは鳥の鳴き声とせせらぎの音が響き渡り、長女は「ネイト(我が家は『アンチャーテッドシリーズ』をこう呼ぶ)に出てきそう!」とご機嫌である。
ここは15年前に妻と二人で来たのだけども「駐車場からこんな歩いたっけ??」と二人とも全く覚えがない。
恐らく前回来た際には、駐車場の表示を見落として事務所のある場所まで車を乗り入れたのだろう。

鍾乳洞まではけっこうな上り坂。

いよいよ鍾乳洞内に突入する。
頭の中では「水曜スペシャル」の川口浩探検隊のBGM(SWATのテーマ)が鳴り響いてしまうのは団塊ジュニア世代には仕方ない。

内部は延々と下るようになっており、その高さはなんと25mあるというから驚き。
一部は垂直にハシゴが掛けられている状態で、なかなかスリリングな探検の体験が出来ます。
長男はビビる事もなく、ワーキャー言いながらガスガスと下っておりました。

最下部にはこういう場所のお約束とも言える「お賽銭」を放り込むようになっておりました。

この鍾乳洞が発見されたのは昭和2年。
発見された時の伝説によると最初は犬とニワトリを鍾乳洞内に入れたとの事。
犬はすぐに引き返してきたが、ニワトリは3km先の大原神社まで出てきて高らかに鳴いたらしい。
内部の石灰岩からはペルム期の化石が発見されているとの事なので、2億5000万年前の地層がここにあるという事に。
いやあなんともロマンじゃありませんか。

行きは下るのに必死で気付かなかったんですが、あちこちにコウモリがぶら下がってる事に気付きました。

手を伸ばせば届く所にいっぱいぶら下がってたのに全く気付かず。
人間がガヤガヤと入ってきてもこうして眠ったままなのもすごいですが、起こしてしまったりせんで良かったですわ・・・

公園内にはバンガローやバーベキュー場、テントサイトなどもあり夏場はそれなりに人が多そう。
1~2月の間は積雪やコウモリの冬眠保護の為に公園は閉鎖しているようです。

時計を見ると14時前。「腹が減った!」と一同。
んー・・・ちょっと足を伸ばせばもう日本海やし、せっかくなんで海見ようぜ!と舞鶴方面に車を走らせる事に。

前からいっぺん来てみたかった「ドライブインダルマ」に到着。

ここの創業は1971年。自分が産まれた年である。
店内にはレトロあふれる自販機が並んでいて、それがまだ稼働しているのが驚き。
ちなみに水曜日は定休日だそうです。

懐かしすぎるうどん自販機

現在でも少数ではあるが日本中でまだ稼働しているこの「自動調理販売機」ですが、この川鉄計量器製の物はめったに見られないとか。
でも子供の頃、サービスエリアとかで見た想い出はやっぱり強烈。

天ぷらうどんを今回は食べる事に。「美味しい!!」ってわけじゃないけどそれを求めてるわけでもないですしね(笑)
長男と妻はラーメンを食べてましたが、まったく同様の感想でした。

長女はこちらのハンバーガーを食べてました。

子供ら二人が一番驚いてたのは「コーラって瓶があるの??」という事。
自分らにとっては瓶しかなかった時代の記憶があるので、これがジェネレーションギャップかと(笑)
長女は「瓶がすごいカワイイから持って帰っていいかな??」との事でとっても嬉しそうでしたw
昔はコーラの瓶のキーホルダーとかあったよな、世界中のコーラ瓶のミニチュアの。

ラッキークレーンの筐体!

ASTRO CITY筐体で動いてたのはスペース・インベーダーというのがまた泣かせるじゃないですか。若干無理があるけど(笑)

ここだけでお腹が膨れるわけもなく、15分ほど走った所の「とれとれセンター(道の駅)」に移動。

ここで刺身や甘エビを食いまくりました。

そして、そこから「赤レンガパーク」に移動。

レンガ造りには「イギリス積み」という言葉があるぐらいなので、テンションがあがる長女の図。
たまたまそこに居合わせた犬がシェットランドシープドッグというのもなんともイギリスンじゃないですか(笑)

日が傾きかけたPM5時ごろに「そろそろ帰ろうか」と家路につきました。

帰宅したのがPM7時前ぐらい。
多少弾丸気味ではありましたが、なかなか楽しい休日となったのでした。

子供らは「また舞鶴行きたい」と言うてるので企画者としては大成功やったな、と自画自賛しております(笑)