もはや「究極のマンネリ」とも言われる「笑ってはいけない」ですが、毎年の行事として録画した物をCMカットしながら見る、という事をやってました。
一応こうやって毎年保存してます。見返すかどうかは別としてw
6時間放送されてる分もCMとCM明けの戻り分をカットするといつも4時間55分になります。
CMがあるから番組が成り立つ事も大人としてわかってはいるんですが、やっぱり見るにはCMない方がよろし。
見終わって一番面白かったのがバスでの千鳥の漫才部分が個人的には一番笑いました。
あの通り過ぎたウルサいバイクが仕込みじゃなければまさに絶妙だったと思います(笑)
エラい最初の方やん、となりますがその通りで後は「フフフン」ぐらいでしか笑えませんでした。
あの「出演者ダービー」はない方が見てる側のインパクトもアップするんちゃいますかね。
前もって出演交渉を見せられると大物が出てきた時の驚きが半減するような。。
ああやってネタの時間を引き延ばすしかなかったのかも知れませんが。
それと身体張り芸人対決と最後の肝試しはもう去年から見てないです。
肝試し部分はいつかみたいにヘイポー氏と田中氏にしてほしいな、と思いますが(笑)
さて、今回放送終了後に問題になってたのが浜ちゃんの最初のエディ・マーフィの扮装。
相変わらずの顔面ネタの破壊力はすごかったですが、どうもこの「黒塗り」が英米ではダメだそうで色々と話題になってました。
特にアメリカでは絶対にアカンらしくて、何故なんだろうと調べてみるとアメリカでは「ミンストレル・ショー」という物の歴史があったとか。
個人的には不勉強で全くこれを知らなかったのですが、顔を黒く塗った白人によるショーだそうです。
もちろんそういうスタンスでの演目が大半だったとか。
(ミンストレル・ショーのWikipediaはこちら)
1964年の公民権法の制定までは黒人やインディアンに対する差別が合法だった国ですから、こういった事にはデリケートなのはそりゃ仕方ないな、と思います。
64年といえばもうビートルズがデビューしてたぐらいの最近ですからね。
音楽チャートも80年代までは黒人と白人が分かれてたように覚えてます。
・・・・今でもブラコンチャートとかあるんやろか?
奴隷の輸出、という歴史的背景もあるイギリスでもこの黒塗りはタブーだそうですが、そういう背景を持たない他の国では伝統行事などで顔を黒く塗る地域とかあるそうですね。
ネットの発達で情報伝達が早くなってますからその度に英米から叩かれるという図式になっているそうな。
あと、オランダのクリスマスには、サンタクロースの従者としてブラック・ピートという黒塗りキャラクターが伝統的に存在し、スペインでもバルタザール王を黒塗りで演じるのが伝統なのだけど、これも抗議によって変えられつつあるらしい。 pic.twitter.com/ZarSAJEyse
— 風のハルキゲニア (@hkazano) January 2, 2018
これはもうどこまで踏み込んでいって良いのかわからないですね。
日本や中国でも豊作祈願に顔に泥を塗って祝うようなお祭りがあったような気もしますが、そんなんにもいずれツッコミが入るようになるんだろうか。
逆の意味では「世界の文化表現の均一化」が進んでいる、とも言えるんでしょうけどもね。
ちなみに一瞬、日本を席巻した「ガングロギャル」に対してはこのブラックフェイス問題を持ち上げる人達も「これはなんや・・・」と思ったそうな(笑)
余談だけど、黒塗りの顔を見たら即座にブラックフェイス扱いしてレイシスト認定している人たちさえもが、「え……これ何なの?レイシストなの?」と戸惑って判断を保留しているのが、日本でかつて流行ったガングロ。 pic.twitter.com/jS8MxoiU4x
— 風のハルキゲニア (@hkazano) January 2, 2018
これは日本人でも「なんやこれは・・・」と思ってましたからしゃーない。
「自分達がやってきた事に対する負い目」が反動になってるんやな、とも思いますけども
いずれはこういうのがなんの気兼ねなくお互いに笑い飛ばせる様な世界になればいいですね。
「お前黄色いな!」
「そういうお前めっちゃ黒いやんけ!」
「アホか、あいつの方がもっと黒いっちゅうねんww」
みたいにね。
究極に言うと所詮肌の色だけの問題じゃないですか。
人間としての問題とは別な気がしますもん、僕としてはね。