ここ最近、設備投資に余念がないGEKO2人組。
前々からGEKO1号より「家のパソコンをSSDにしてメモリを増やしたい」という相談を受けてたので本日決行。
マシンは
- iMac (Mid2010) 27inchモデル
- 富士通 Lifebook(CH55/J 2012年モデル)
Contents
さて、SSD換装と言えばクローン作成のための外付け接続。
家に何故か2.5インチのHDDケース(しかもUSB3.0対応)が転がってたので、これでいいやと思ってたんですが、当日になって「そういえばこれUSB A端子やがな。A端子→A端子のケーブルがいるよな」と。
向かう際に電気屋で買っていけばいいや、と思ってたらUSB3.0対応のA端子→A端子のケーブルって全然置いてないのな・・・
PC専門店のアプライドに立ち寄っても置いてなくて、こりゃあ詰んだかと思ったら2.5インチのHDDケース発見。
USB 3.1 Gen.1対応(ケーブル付属)で1180円+税ならケーブル買うのと変わらんがな、と購入。
GEKO1号には前もってこれこれのパーツを買っておいてください、とお願い済み。
さて、まずはSSDでのクローン作成から行きましょうか。
FMV CH55/JのSSD換装
USBケースにSSDを挿入。接続してクローン作成開始。
FMV CH55/Jは2012年当時、女性がデザインした女性向けのノートPCという事で話題になりやした。
当時の紹介記事はこちら。
Windows10にはアップグレードしてあるものの、最近は起動も動作ももっさりしてきた、と。
HDDと起動処理用のSSD、というちょっと変わった構成のPCですがこれをSSDに換装。
まずは買ってきたケースにSSDを挿入して、HDDのクローン作成開始。
クローン作成し終えるまでに3時間近くはかかりそうなので、その間にiMacの方の整理作業を進める。
クローン作成にはEaseUS Todo Backup Freeを利用させてもらった。
作成元と転送先を間違えずに。あとは「SSDに最適化」にチェックを入れるのを忘れずに。
クローン作成完了。換装作業へ。
CH55/Jはメンテナンスしやすいマシンで、裏蓋のゴム足を剥がすとネジ穴があります。
その4つのネジをプラスドライバーで外すだけで簡単に裏蓋が外れます。
バッテリー、メモリ、そしてHDDもこれだけで交換可能なイージーさ。
メモリも4GBのやつが刺さってましたが、これもネットで調べると8GBまで認識するそうなのでいずれは。
バッテリーもへたっているので交換したかったんですが、この品番があんまり需要がないせいなのか互換バッテリーが見つからず、純正は2万超える値段なので今回は断念。
裏蓋以外、なんのネジも外す事なくSSDに換装完了。
裏蓋を戻して、さあ起動したら一丁あがり!っと思ってましたが・・・・
メーカー製パソコン特有のパーティション切りのせいか起動せず
電源入れると富士通PCならではの「トラブル解決ナビ」というのが立ち上がってOSが起動せず。
おうおう、またかと思ってコマンドプロンプトからブートローダーの修復をしてもアウト。
要するにこりゃあちゃんとクローンが作成されてねえんだな・・と思って再度HDDを接続。
するとこっちは無事にWindows10が立ち上がった。
作成したクローンSSDをUSB接続してディスク管理ツールで見てみると、案の定パーティション名が変わっている。
HDDの方には「正常(OEM パーティション)」と書かれているパーティションが、SSDの方では「正常(プライマリパーティション)」となっていました。
最近のディスクドライブが搭載されてないUltra Bookの場合は、出荷状態に戻す時用にこのようにストレージ内に隠しパーティションとして専用の領域が割り当てられている事がほとんど。
今回使ったツールではこれを正常にクローン作成出来なかった、って事ですな。
もしかしたら他のツールを使えばこれも正常にクローン出来るのかもだけど、なんせ今回は時間がない。
再度3時間も待てるかーい。
なので、SSDの方の「正常(プライマリパーティション)」を右クリックして削除するという暴挙に出る。
お前が邪魔しとるんならお前が消えろ、という理屈です。
仕事で請け負っているのであれば、こういう暴挙には出ませんが身内なのでオッケイ。
なんぞあればまたここに来れば良いのである。
再度SSDを接続、そして無事に起動。
再度SSDをノートPC内に戻して、電源を入れると無事に起動しました。
しかし、この状況だと出荷状態に戻せない、という事なので旧HDDはリカバリディスク代わりとして保管しておいてもらう事に。
HDDの時は2分ぐらいかかってたOSの起動が10秒で起動。
これぞSSDの利点でありましょう。
旧型のビジネス用途のHDDノートパソコンをSSDに換装した物が安く出回るのもわかる気がします。
実質中古で良い、のであれば5万程度でCore i7マシンは手に入りますしね。
このCH55/J特有の「起動処理用のSSD」はもう使わないのでページングファイルを割り当てて終了。
このSSDに割り当てられていたExpressCacheやRapid Start Technologyなどの処理はまた次回って事で。
iMac (mid2010) 27inchのSSD換装
まずはDTM用途の為の環境作りとメモリ増設
CH55/Jのクローンを作成している間にこちらではDTM環境作りを開始。
GEKOとしてはライブ/配信用にZOOM L-8を購入したのですが、デスクトップマシンには据置として別のオーディオインターフェイスを置いておきたい、って事でPRESONUS ( プレソナス ) / Studio 26cを追加購入。
このオーディオインターフェイスにはDAW「Studio One Artist」がバンドルされているので、これらのインストール作業を黙々と。
Win命の自分として、Macをイジっていつも思うのが「なんてフォントのレンダリングが綺麗な」という事。
Windowsもメイリオの投入以降、頑張ってるなと思いつつもやっぱり汚い(笑)
Web制作を生業にした頃から、「閲覧者のほとんどはWinである」という理由でずっとWindowsを使っていますが、早くこれぐらいのレンダリングにならんもんかな、と。
今回のオーディオインターフェイスにはバンドルソフトが異様に多いのですが、1つ1つのインストールにそれぞれ別のアカウント作成、そしてシリアルキー入力がなんとも面倒くさい。
Studio One Artistは無料のDAWなんですが、なんとこの状態のままではVSTプラグインが使えない、と。
VSTプラグインが使える様にするには追加で1万円を払えって事らしいです。
この辺は絶妙な無料と有料の線引きやと思いますな(笑)
今からDAWを始めようという時に無数に溢れるVSTプラグインを使えない、というのはちょっと厳しい気がするのでここは購入を進言。
無料ドラム音源では著名なMT Power Drum Kit 2はリズムパターンもかなり付属してるのでこれもインストール。
・・・・・どう見てもEZ Drummerのパクリなんですがねこいつのインターフェイス(笑)
Midiキーボードの接続と認識も終了。
Macが音楽関連に強い、というのはこれらの音楽系機器にはほぼドライバーをインストールしなくても良い、って事なのを改めて知る事に。
Windows環境だと、まず音を出るようにするまでがハードル高いですしね(笑)
Macの優位さを改めて知れたよい機会でした。
メモリ増設はディスプレイの下側にあるフタをネジ3本外せばメモリスロットが4つ出てきます。
このマシンには元々4GB×2枚の8GBが搭載されてました。
Appleの発表ではこのマシンは1スロットにつき、最大4GBが上限(4スロット合計で最大16GB)と書かれていますが、この27inchモデルは実は1スロットにつき上限8GBまで認識するとの裏情報が。
この裏情報に乗る形で8GBメモリを4枚購入していたGEKO1号。
恐る恐る挿して起動してみると無事に32GB認識してくれました。
内蔵HDDのクローン作成開始
なんやかんやしてる内にCH55/Jの方のクローン作成が終わったので、こちらもクローン作成開始。
このmid2010はBootcamp環境下ではもうWindows10をインストール出来ないのでWindows領域を削除。
先ほど無料ツールを使ってちゃんとしたクローン作成が出来なかった事もあり、こちらでは最初からMac OSに付いている「ディスクユーティリティ」を使用してクローンを作成しました。
この辺の柔軟さも「さまざまなパーツが入れ乱れる」Windows機とは違う利点なんでしょうね。
OSもハードも一貫してAppleが作ってるからパーツの相性とか考えなくて良いもんなあ。
クローン作成してる間はGEKOリハ開始。
この辺の柔軟さも二人ユニットならではの利点であります(笑)
iMac分解作業に
いよいよ本日のメインイベントと位置づけされたiMacの分解作業に。
iMacはディスプレイと本体が一体になってるモデルでいったいどうやって中身にアクセスするんじゃい、と。
最近のモデルはディスプレイを分離させる為にドライヤーで接着剤を剥離、という絶対にやりたくない作業をせねばならないらしいですが、このモデルは「強力な磁石で固定されている」との事。
外すには「バキュームリフター」なるグッズが必要で、これをディスプレイ前面に貼り付けて強引に引っ張る、と。
「ほんまかいな・・・・」と思いつつも、これで強引に引っ張るとホンマにガラスが外れました(笑)
思わず爆笑してしまうGEKOさん達。
ガラスを外した後は、ディスプレイの周りにあるビスを8本外します。
その際に特殊ドライバーであるトルクスドライバー(星形のネジ)T10が必要になります。
これは過去、PS3のHDD交換の際に購入してたので持参しました。
ネジが外れたのでゆっくり持ち上げると4つぐらいコネクタが刺さってて引きちぎりそうになります。
この写真ではわかりませんが、右下にあったコネクタを1本だけ引き抜きました。
元々は3.5インチのHDDが搭載されているので、ネジ(T10)を2本外してHDDを取り出します。
この際、温度センサーケーブルってのも刺さっていますが、SSDにはこれを装着する所がありません。
かといって抜いたままにしてると、PC内のファンが全力で回ってしまってやかましいらしいので、このケーブルをゼムクリップを使ってショートさせておき、ビニールテープで絶縁。
2.5インチSSDを3.5インチ用のマウンタにはめ込んでから装着。
先ほど引き抜いた右下のコネクタを元に戻してディスプレイのネジ止め、そしてガラスを戻して終了っ!
しかし、そのまま終わるはずもない、のがこういう作業なのです。。
画面が虹色になって乱れまくる
電源を入れるとMAC特有の「ブアーン」という起動音。
おっしゃ、電源入ったでと思ったが画面の様子が・・・・・
普通なら真っ白画面になってからAppleアイコンが出るんですが、画面が虹色になって明らかにおかしい。
おいおい、こっちもかいな・・と思いつつも問題の切り分け開始。
とりあえず再度床にiMacを倒し、ガラスを外してネジを外してさっきの状況下に戻す。
この段階で電源を入れてみても画面は虹色のまま。
自分でイジったのは「右下のコネクタ」そして「ショートさせた温度センサー」なのでここをチェック。
起動させたまま右下のコネクタを引っこ抜くと、あら画面が正常になってMac OSのデスクトップが。
もしかして・・・と思ってコネクタをひっくり返して再度挿すとデスクトップは正常のまま。
要するにコネクタを上下さかさまに挿していた、というオチ。
このコネクタがなんのコネクタかは知りませんが、ショートして基盤に損傷与えないで良かったよ・・
こういうコネクタを抜いたら、その向きのままテープか何かで貼り付けておかないとダメですね。
再度ネジを止めてガラスを戻して作業終了、っとなりました。
ここまでで合計、なんと9時間。
なかなか勉強になった1日でした。
メモリが32GB、そしてSSDになったという事で次の「二密の部屋から(GEKOのYoutube配信コンテンツ)」は色んな事がストレスなく出来そうです。
ホンマは早く終わったらライブ配信でもしよか、と思ってたんですがね(笑)
(実はヘッドフォンだけカバンに忍ばせておりました)
またそれは次回って事で。