病院に通う事が増えた昨今、さすがに1週間に4つの病院を回るとなると気が滅入る。
若くねえな、という想いと同時に生き方というか生活を根本から変えねばならぬという気持ちも。
特に1年前、狭心症で入院~手術となった事が大きい。
2ヶ月毎に定期検診に通っていて、経過も良好なんですがちょいと息苦しくなった時など不安がよぎる。
人間、誰しもそんなに強くはない。
なんぞ弱気が襲ってきた時には何かに縋りたくなる時もある。
それが自分の場合は何だ、って事を考えたら、それはきっと神でもなければ占いでもない。
ましてや目に見えない想像上の生き物だったり、胡散臭げなスピリチュアリズムでもない。
「データ」である。
今、オメーの身体はこういう状態なんだぜ、あくまでも目安だけどな!って物を常にモニタリング出来れば。
そこで浮かんだのが「スマートウォッチ」である。
つい最近、Apple Watchが医療機器として認可されたというのを読んだ。
医薬品や医療機器の治験から承認までを一貫した体制で指導・審査する独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)は9月4日、米国Apple(アップル)社が医療機器製造販売承認を申請していた心電と心拍が測定できる同社の腕時計型端末「アップルウオッチ」に搭載されたアプリ、「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」を医療機器として認可した。今回の承認は、「時計(アップルウオッチ)ではなく、プログラム(アプリ)」であり、承認するにあたり、前例がなかったため新設された。
ワタキューメディカルニュースより引用。
心電図を手軽に計測出来るというのは自分にとってかなり心強い。
しかし、生粋のAndroid使いである自分にとってApple製品はチョイスから外れる。
心電図計測機能を持った他のスマートウォッチといえばSamsung Galaxy Watchシリーズ。
ただGaraxyスマホのみでしか使えないそうで。
https://www.gizmodo.jp/2020/09/samsung-galaxy-watch.html
どちらにせよ、2021年3月現在、日本国内では認可が通ってるのはAppleのスマートウォッチのみ。
Androidの開発元であるGoogleはFitbitを買収済みで、いずれはPixelスマホの様なガジェットを出してくると思われる。
Google Fitというアプリもすでにリリースされてますしね。
Fitbitのスマートウォッチには心電図計測機能を持った「Sense」という製品があります。
https://help.fitbit.com/articles/ja/Help_article/2455.htm
ただ、いずれも現在日本国内では認可が下りてないので裏技を使わない限り利用出来ない。
それなら、全てをかいくぐったような製品があるはずだ、と検索開始。
いずれちゃんとした認可製品が出てくるまで入門機感覚で6000円ぐらいならいいか、と(笑)
しかしAmazonでは「心電図」「ECG」という検索ワードを入れても全くヒットしなかった。
ところが楽天ではそれなりの数がヒット。
そこで購入したのが「E66」というスマートウォッチ。
「会社はアメリカテキサス州にありますが、倉庫は日本にあります」と書いてある辺りややこしそうな製品である(笑)
中には日本語の取扱説明書があるのだけど、色々と訳がおかしいのはご愛敬。
一生懸命こうしてマニュアルを作ってくれてるだけでもありがたいし頭が下がる想い。
取扱説明書に書かれたQRコードからGoogle Playにて「SmartHealth」というアプリをダウンロード。
このアプリのレビューがとんでもなくボロクソに書かれているが、アプリの更新は比較的あるようで安心。
どのレビューにも「ペアリングが不安定ですぐに接続が切れる」と書かれている。
が、3日ほど使ってみて気がついた事がある。
それは「取扱説明書」に不備がある、という事だ。
Bluetoothでのベアリングはアプリ内だけではダメ
取扱説明書には「ダウンロードしたアプリからデバイスを接続」としか書かれていない。
たしかにアプリからペアリングはすんなり出来たのだけど、アプリを終了させるとペアリングが解消されてしまう。
そして自動再接続もされない。
毎回アプリを立ち上げて設定画面からタップして接続しなおさないとダメなのだ。
不思議に思ったのがアプリからベアリングされてる際に、スマホの設定の「Bluetooth」の項目を見るとこの機種名が出てこない。
ヘッドセットやスマートスピーカーであればここに機種名が表示されてるはず。
「以前接続されていた機器」の中にもE66の文字がない。
これは・・・・アプリ上だけで簡易的に接続されてるだけでは?と。
「新しい機器とペア設定する」をタップしてもE66は出てこない。
そこでスマートフォンとE66本体を同時に再起動。
スマートフォンが立ち上がった状態でBluetoothの設定画面を開いて「新しい機器とペア設定をする」をタップ。
すると「E66」の文字が出てきたので、タップするとすんなりと接続が完了。
この状態になると接続は劇的に安定して、ベアリングの解消はなくなった。
本当はここまでの説明を書いておかないとダメなんでしょうが、途中で仕様が変わったのかも。
E66は心電図計測機能(手動)以外に
- 血圧
- 心拍数
- 睡眠モニター
- 血中酸素濃度
- 呼吸数
- 体温
を最短10分おきにスマホアプリに転送して蓄積してくれる。
このデータが医療的に正確なのかどうかは別として、こういうデータをいつでも確認出来るってのは持病持ちにとっては最高の気休めになります。
あとはアプリがGoogle Fitと連動するようになってくれれば最高なんですが。。
無理かなあ(笑)
でも、今後のアップデートに期待しましょう。
このE66に関しては、脇下測定の体温計や血圧計とどれだけ計測結果に誤差があるか、などなど書いていこうと思っています。