SW観賞記。前回の記事はこちら。

退屈 ― スターウォーズEP1「ファントム・メナス」をようやく見た日

ディズニープラスの無料期間中に見てないスター・ウォーズ全部見たれや!という勢いで見まくっています。
子供の頃、死ぬほど見まくったエピソード4-6の特別篇を「すげー!」と思いながら懐かしく見まして、その勢いでようやく見たエピソード1「ファントム・メナス」でしたが、アナキン少年のゆかいな大冒険的なお話でした。

正直「なんやこれは・・・」と複雑な想いを抱きながら見終えたのですけども、エピソード4-6鑑賞組としては「いや、これからアナキン君があのダース・ベイダーになるんや。見届けなアカン」という使命感?に追われまして。

そこで見始めたエピソード2「クローンの攻撃」。

スター・ウォーズ エピソードII/クローンの攻撃 Blu-ray

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エピソード1「ファントム・メナス」から10年後、という事でアナキン少年も立派な青年に。
このエピソード2からはアナキンはヘイデン・クリステンセンが演じています。
初登場時はなんかナンパなクソガキになったな、と思いながら見ておりましたが、なかなかいいキャスティングやと思いました。
ジョージ・ルーカスは「影のある所がよかった」と言うてたらしいですが同感です。
しかし、古参のファンそして地元ではエライ評判悪いみたいでゴールデンラズベリー賞の最低助演男優賞(主演なのに・・・)を受賞したとか。
大作にはそれにふさわしい実績がないと!みたいなのは別に日本だけやないんですね(笑)

それにしてもエライ年の差がある王女様を好きになるんやな・・・と思いながら、相変わらずわかりにくいお話を顔しかめながら理解しようと見ておりました。
「帝国軍」「同盟軍」というガッツリと分かれていたエピソード4-6に集約するまで、こう書くしかなかったのかなあと。
見終わった今でもどこでどないなってそないなるねん、というのをイマイチ理解出来ておりません(笑)

エピソード2で一番びっくりしたのはR2-D2が空を飛んだ事(笑)
アンタ、なんでも出来るんやね・・・有能すぎる。

撮影とお話の時系列が逆転してるので話が進むにつれてスペックダウンする事になるんですが、それはガンダムでも同じ事なので慣れてます。

あとエピソード5,6、そしてファントム・メナスでも「長老」「ジジイ」というイメージしかなかったヨーダ師匠がライトセーバー持って大立ち回り!

これはもうシビれましたわ。。
このエピソード2からパペットではなくフルCG(Blu-ray版の「ファントム・メナス」もCGになってるそうで)でヨーダ師匠は描かれてるそうで。
そりゃこんな映像、パペットでは無理ですわね(笑)

エピソード2が余りにも面白かったのでこの勢いでエピソード3「シスの復讐」を続けて見る事に。

スター・ウォーズ エピソードIII/シスの復讐 Blu-ray

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いよいよこの作品でアナキンがダース・ベイダーに。。
どういう流れでなるんかな、と思ってたら愛する人の危機を救うためにもっと力が欲しい!という若者に、狡猾なオッサンがすり寄るという図式。
ああ・・・・なんかもうこういうお話になるとね。実社会でもこういう事あるなあ、と思ってまうわけです。

この流れでなぜか自分はビートルズの解散、を思い出してしまいました。
あの「レット・イット・ビー」で映し出されたビートルズ末期の様子・・あれこそ「若さと女」が引き起こす騒動なんですよね・・
頑張って存続させようと張り切るポールと女に夢中なジョン、そして狡猾なおっさんアラン・クラインがそんな若者に忍び寄る・・・

もうパルパティーンのアナキンへのそそのかし方がね、プロなんですよ本当に。
ややこしいセミナーに連れて行かれてだんだんハマって行く若者の気持ちと同じですわ。

エピソード3のラスト30分は本当に圧巻でした。
息を詰めるように画面を見つめていました。
あれだけ見まくったエピソード4-6にどんどん繋がっていくのを見るとね・・・ほんまに感動です。
最後に出てきたバーニアがいっぱいついてるこの宇宙船。

これエピソード4の冒頭にスターデストロイヤーから逃げてる宇宙船(レイア姫が乗ってる)と同型機なんです。(厳密には型番が違うらしい)
そしてルークやレイアという双子の名前が告げられ、ラストシーンはタトゥイーンの砂漠の夕陽をバックに赤子のルークを抱いたオーウェンおじさんとベルおばさんの姿ってのがね!!
素晴らしいエピソード4への繋がり方じゃないですか!めっちゃ感動しましたわ。

このエピソード1-3を含む計6作でルーカスは「これで終わり!」と思ってたらしんです。
もともとは全9作と若い頃に言うてたルーカスですがこの6作目で安堵したんのか「もう新作は作らん!」と。
ただ、2005年のエピソード3の「シスの復讐」の7年後の2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収される、という展開に。
で、ルーカスなしの新作がバカスカ発表される、という流れになったのでした。

さて、そのエピソード7「フォースの覚醒」も頑張って見てみますか!