ハナモゲラボ / 試行錯誤の実験人生

日々、PCや各種デバイス、楽器等に翻弄されながら電脳の森をさまよう男の日常と様々な実験をさらりと記しております。

あるバンドのものがたり

December 16 2012

僕はタロウ。俗に言うギタリストってやつだ。
参加しているバンド「PEACE」の初ライブに向けて頑張っている。

キーボードはジョニー。ネイビー帰りのグッドルッキングガイ。
こいつはとても世話好きで、アレンジもやってくれるし譜面も書いてくれるし
当日の会場まで手配してくれている。

今日はそのジョニーが手配してくれたスタジオで初めての音合わせ。
カウント4で曲がスタート!・・・・

ジョニー「あれタロウ、なんで音出ないの?そこ頭からなんだけど」

音は出るはずがない。
だってこれは「ホウキ」だから。

「だってこれホウキだもん。」
「いや・・・・・どう見てもフライングV(ギター)じゃん、それ。」
ホウキだよ!」
「・・・・・・」

「じゃあ、ホウキでもいいや。とりあえずカウントと同時に入ってね?」
「いや、それは出来ないよ」
「なんでよ?」
「パパから『どんな時も音は出しちゃいけない』って言われてるんだよ。
特に今はライブの準備だから『有事』だし余計にダメなんだ。
だってそもそもこれはホウキだし。」
「・・・・・・」
「あ、その代わりスタジオ代とチケットノルマは全部僕が持つよ!」
「ああそう・・・・・」
「あ、でもさあ、このコードなんだけどテンション余計だから削減して。期限付きで。」

ジョニーは「誰の為にやってんだテメエ!!ファック!!ソロでやれよ!!」と
叫んでスタジオを出て行ってしまった。
別にお金は僕が払うからいいんだけど、なんで怒ってんだろうあいつ。
ソロで出来るわけないじゃん、だってこれホウキだもん。

・・・・こんなやつとバンド組んで一つの目的に向かえますかね?

これが今の日本の「平和に対するスタンス」なんですよね。

第9条があったから今まで日本が平和で来れたんだ、と本気で思っている人は
その為に誰かの血が流れた事は想像できないんでしょうか。
血を流して死んでいった、たとえそれが極東の地での訓練中だとしても
その人にも愛する人や家族がいた事は想像できないんでしょうか。

もし、本気でそう思っているのなら
僕はそういう風にしか捉えれない様な大人にした、この国の教育そのものを恨む。

世界は混乱に満ちていて、毎日誰かが死んでいく。
その中で「なぜ生きていられるのか」という事を少しでも想像して
平和という目的、その為に何が出来るか、どうすれば仲間と認めてもらえるのかを
考えていかないとダメな気がします。

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