ちょいと前の話になりますが・・・・我が家のすぐ裏で落雷がありまして。
もうそりゃすげえ音がした瞬間に家の中がブラックアウト。
外に出てみると周りも真っ暗。
結局2時間以上停電してて、家のマスターブレーカーの位置がわからずにけっこうな間復旧してなかったんですが、復旧した後に色んなものが壊れてまして。

  1. インターホンのカメラが死亡。呼出音も鳴るし通話は出来るが画面真っ青。
  2. 浄水器が通電不可に。ヒューズ交換して本体は復帰するも水の切り替え機能復活せず。
  3. 郵便ポストの裏蓋が吹っ飛ぶ。交換しようにも生産中止で部品入手不可。

とまあ、なくても死にはせんけども色々不便、みたいな感じになりおってからに。
まあまあな出費やなあ・・・・と思ってたんですが、そや地震保険の特約に「落雷」あるんちゃうん、と。

で、保険会社に確認してみたら加入している地震保険に落雷に対する補償もあるで、と言うことに。
見積に来てもらって、けっこうな金額になってビビりましたがすんなりと補償がおりまして。
今日はとりあえず浄水器の交換・取り付けに来て頂いたという日でありました。

我が家には移り住んだ時から元々YAMAHAのAWK-20という整水器がビルトイン型で設置されておりました。

YAMAHAのAWK-20

左上の緑ランプは点灯しているので本体は動いているんですが、蛇口の切り替え機能が落雷時に壊れてしまいました。

左側の水質切り替え機能が消灯して使えなくなっている

この浄水器、そもそもすでに交換用フィルターが製造中止になっていて、早急に本体ごと取り替えなきゃいかんなあと言うてたとこでした。
それにしてもYAMAHAってほんま何でも作ってますわね。。

ネットで有名なヤマハ歴史コピペはこちら。

ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルータ作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。

じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、

・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータースライダー→ついでにプールも作る
・プールの水濁ったんで→浄水器作る
・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化

我が家に付いてた浄水器はこのコピペ後半にあるって事になります。
このコピペ、ヤマハ、そしてヤマハ発動機の人に「これってホンマですか?」と聞きに行った、という記事がこちら

今の家に移り住んだ時からもう設置されてたものだったのでそのまま使用しておりましたが、個人的には「浄水器は色んな物質だけ濾過出来ればそれでええ」という考えです。
アルカリイオンだとか超のつくナンチャラ水だとか水素が入ってるとか個人的にはいーっさい信用しておりません。
そもそも「それを使ってたら危険ですよ、お子さんがいるのにぃ」みたいに煽るような商売してくる奴らが好かんのです個人的に。
まず根拠を示せ、検証結果が共有されたデータに基づいて。話はそれからだ。

AWK-20はPh値を目的によって使い分ける、という商品だったみたい。
で、保険会社の人が「同等品を選びました」という事で選んだのがトクラスのOHA23Y-501
トクラス株式会社の前身はヤマハリビングテック株式会社、との事なので、いわゆる「現行品」が選ばれたみたい。

「なんで水が出るとこ2つあるん???」と不思議でしたが、電気分解した際にアルカリ性と酸性の水を同時に出す仕様のようで。

シンク下の施工

以前のものに比べて格段に小さくなってます。
フィルター交換も止水してから中央のフィルターを交換するだけ。
しかもフィルターは濾過出来る物質の数、そして価格で5段階に分かれているとの事で使う側の用途で選べるというなかなか好感が持てる仕様。

最初から付属しているJC501というフィルターはJISとJWPA(浄水器協会)が定める全ての除去対象物を除去、という事で最近話題によくあがるPFOS、PFOAも除去対象みたい。

施工のおっちゃんが「施工は出来て水漏れはないんですが、ワシらこれ使い方がようわからんので後はマニュアル読んでくださいww」と帰っていきました(笑)
とりあえず「飲用」を選んで、水を飲んでみましたがちゃんと美味しい水でした。
マニュアル一式の中にBTB溶液が付属していたのもなかなかユニークやな・・・と。

小学校の時、化学クラブに所属してたのでそれ以来のBTB溶液でのPH値チェック。
結果の写真は撮らなかったんですが、ちゃんとボタン通りのPH値になってたので納得。

酸性水は収斂作用が大きいとの事なので、天ぷら粉とか麵茹でる際などに使ってみようかな、と思ってます。
なんせ今回は「プロに施工してもらいました」ってのが一番デカかったかも。
作業をずーっと「へ~」とか言いながら眺めててほんまスイマセンでした・・・・勉強になりました(笑)