世話になっている所の社長が急死したとの連絡があった。
ここ1年ぐらいは電話でのやりとりしかしてなかったけども、まさか入院してそのままとは・・

葬儀は都合で出れないので取り急ぎお通夜に向かう事に。
しまい込んでいた礼服を引っ張り出して会場へ。
21時過ぎてたせいか自分一人だけの訪問でした。

本当は線香だけさっとあげて引き上げるつもりだったけど
対面を勧められて棺桶の中をのぞき込む事に。
棺桶を隔てたこちら側とあちら側。
ああ、人はいつかそうなるんだと頭でわかっていてもなんとも言えない気持ちになる。
対面は本当に苦手だ。とはいえ断るわけにもいかないですしね。

自分がそこに横たわっている所をつい想像してしまう。
その時、周りにはどんな人達がいるのだろうかとか考える。
魂なんてものはあんまり信じてないのだけれども、
自分がそうなった時、俯瞰した状態でその光景を眺めてたりすんのだろうか。

「どうぞゆっくりしていってください」とノンアルコールビールを勧められた。
故人との思い出はそんなにないのだけど、社員の皆様のお話を黙って聞きながら
人生を駆け抜けた一人の男の姿の終わりを噛みしめておりました。

あと何年残ってるのか自分でも予想がつかないのだけれど
日々を悔いなく生きなきゃなあ、と思いながらの帰路なのでした。