2月に乗り換えたZRR70Wヴォクシーですが、色々情報を集めてみると
「クルーズコントロールはユニットには搭載済みでスイッチ付けるだけで動作する」という事らしい。
車に付いてきたマニュアルにもクルーズコントロールユニットの記載があったのでそりゃ興味深いな、と。
グレードによって作業の難易度はかなり変わるらしい、というのは色々なブログを読んででわかったんですが
自分のグレードはZS煌(2008)でハンドルにはパドルシフト搭載の車両。
このパドルシフトが付いてるので、ハンドルの部分のスパイラルケーブルは交換しなくても良いらしい。
じゃあまずスイッチを購入するか、とAmazon、ハンドルコラム部分のカバー付を購入。
2441円でした。
さあ、まずはハンドル部分の分解をやってみるべ。
エアバッグ部分の取り外し
エアバッグが暴発するのを防ぐ為にまずはバッテリーのマイナス端子を取り外して作業開始。
ハンドル横部分のカバーはコジればすぐに取り外せました。
これを取り外すと上部にT30のトルクスネジが見えるので、これを左右緩めるとエアバッグが外せます。
このネジはいくら緩めても落ちてしまわないようになってるので気楽。
ただ思い切り硬く締められてたので、結局レンチと延長棒を使用しました・・・怖いのよこういう時は。。
左右のネジを緩めるとこんな感じでエアバッグが外せる。
中央部分を拡大したのが次の写真。
おっ、やっぱりちゃんとコネクタ空いてますやーん!
んじゃ、ここにコントロールユニットを接続して・・・
この2箇所にクルーズコントロールユニットを固定すりゃOK。なんというイージーな作業・・・
へへっ、余裕だぜ・・・とエアバッグを戻して、カバーを付けて、バッテリーも戻してエンジン始動。
クルーズコントロールをオン!・・・・・・あれれ・・・・・動かないぜ・・・・
どうやらこの2008年のモデルは俗に言われる「対策車」というモデルらしく「使用しない部分は配線しない」という対策が取られてるとの事。
なので、ボンネットからこのハンドル部分まで線を1本引っ張ってこなきゃならないらしい。
もうここで心折れそうになりましたが、ポジティブに「線を1本引っ張るだけで動くようになる」と解釈する事にしました。
この日はここで終了。足りないパーツを集める事にする。
ボンネット側からハンドルまで線を引き回す
やらんとアカン事は以下。
- ECUのA24番コネクタの40番にターミナルを追加
- ターミナルの線は短いので圧着して線を延長
- 延長した線をエンジンルームから車内に引き込む
- 引き込んだ線をハンドル側のスパイラルケーブルH31コネクタに接続するためにターミナルコネクタを圧着する
おおう・・・・いや、大丈夫や、きっと出来る。
まずはECUのA24番コネクタを探す。
ボンネット開けてエアクリーナーが見えますが、その上部にA8番コネクタ(手前)、A24番コネクタ(奥)があります。
それぞれのコネクタにはグレーのレバーロックがあるのでA8(下側)、A24(上側)を外すとコネクタが外れます。
さて、A24番コネクタの40番の位置に配線があるかどうかをチェック。
自分のヴォクシーにはやはり配線がありませんでした(泣)
配線部材としてモノタロウで最初からコネクタ配線済みの物を購入する事にしました。
圧着ペンチをこのためにわざわざ買うってのもな・・・という判断です。
- 純正番号 82998-24260(A24番コネクタ用) 648円
- 純正番号 82998-12870 (H31番コネクタ用) 659円
配線してない所にはゴムキャップが詰め込まれているので、ピンセットで慎重に取りだしてから配線。
この82998-24260は20cmほどのケーブルしかついてないのでこれを延長。
あとはこのケーブルを結束バンドであちこちで止めてから、車内に引き込む作業。
エンジンルーム内の運転席、助手席側にそれぞれゴム栓がありますが、今回は運転席側のゴム栓に穴を開けて引き込む事に。
少し太めの針金にこのケーブルをビニールテープで巻き付けてから車内に送り込む・・・
すると、運転席左足フットブレーキあたりに線が見えてきます。
運転席に寝転がり、地面に足を着いてカール・ゴッチも真っ青のブリッヂを決めながら配線を引き込みました(笑)
A8,A24コネクタをそれぞれ元に戻したらボンネット側の作業完了。
今回の追加作業ではエアバッグをいじらないのでバッテリーコネクタは外してません。
ハンドル側での作業
さて、引き込んだ線をスパイラルケーブル側のH31コネクタの1番に接続するんですが、ハンドルコラムカバーを外して見るとすでにH31の1番には紫色の配線が入っておりました。
おおう・・・これはどういうこっちゃねん・・・
この線引き抜いてターミナルを接続しなおす、ってのも、もしこの紫色の配線が生きてたら怖いし、ここは割り込ませる事にしました。
なので、82998-12870 (H31番コネクタ用) は買わなくて良かった、という事になります(泣)
コラムカバー開けっぱなしでそのままコーナンに向かって、エーモンの配線コネクター(3334)を購入。
配線が済んで、クルーズコントロールユニットをオンにすると・・・・
これでコラムカバーを元に戻して、作業完了です。
帰り道にちゃんとクルーズコントロールが動くかどうかも確認しました。
ちなみにこのメーターパネルへの配線が済んでいるのはZSのみで、他のグレードだとこちらにも配線しないとダメだとか。
1本の配線を引っ張れば良い、という思考で突っ走って正解でしたわ。
慌ててこの作業を行ったのは、翌日に岐阜でのライブがありまして車で行く必要があったからなのでした。
せっかくなら、やっぱり高速道路でクルーズコントロールユニットの恩恵を感じたいじゃないですか(笑)