引っ越しして2ヶ月。ダンボールもそろそろ片付いてきてようやく一段落・・って感じです。
あの真夏のクソ暑い時に引っ越してきてバタバタしている内にもう鈴虫なんぞが鳴いています。
この物件に引っ越す際、予め言われていたのが「風呂場のシャワーカランが壊れています」という事でした。
水が出ないって事ではなくて、サーモスタット式のカランの温度調節ノブが固くなってるとか。
確かに動かない。。。無理矢理回してみてもなんとかヌルいお湯は出るという状態。
温度調節ノブを外した状態がこちら。恐らく建築当時に付けられたものがずっとそのまま利用されてたんでしょう。
TOTOは形状から品番が検索出来るサイトがあるので、それで調べてみたらきっちり26年前のモデルでした。
もちろん補修部品なんぞはすでに取り扱いは終了していました。
我が家は真夏に水も出ずガスも出ないような古別荘のサバイバル生活ぐらいは余裕、という人が揃っているので
夏の間は別にシャワーからは水でもええがな、とずっと放置していたんですが、さすがに鈴虫の声が聞こえてくるとこれじゃアカンよね、と。
交換の相場を調べても工賃だけで15000円以上はかかる、って事なので今回はセルフ交換にトライしてみる事に。
シャワーカランは特に拘りがないので、お湯側と水側のピッチだけ計測して、それに対応するTOTO製のものをAmazonで購入。
型番はTBV03401J。
まずは家全体の水道の元栓を探し当てる所からスタート。
大抵は水道メーターの所に元栓があるんですが、そのメーターどこよ?と家の周りをウロウロ。
敷地の一番端に水栓があるんですが、そのすぐ横にメーターと元栓を発見。
元栓を閉め、水が出ない事を確認してから旧カランを外しにかかる。
我が家にはモンキーレンチはなく、なぜかウォータープライヤーだけあるのでそれで外しにかかる。
この状態まで外したものの、さすがに26年の時を経ただけあって手では回らない。
なので布を巻いたハンマーでコンコン叩きながら反時計回りに回していく。
ようやく台座は取れたのですが、ここで少し問題発生。
どうも壁の奥の方に配管口があるようで、継ぎ足しソケットがかまされてました。
右側は壁に継ぎ足しソケットが残り、左側は継ぎ足しソケットが台座にくっついたまま取れてしまうという状態。
その左側のソケットがどうやっても緩まない。
もう取ることを諦めて、その台座を持ったままコーナンへ買い物へ。
全くの同サイズの継ぎ足しソケットを購入して家に戻った。
水をきっちり止める為には、台座をねじ込む際にネジ部分にシールテープを巻くそうで。
色んな動画を見て、巻き方を研究しました。
あ、テープを巻く前に左右台座を壁に取り付けて「何回転で止まるか」を計測するのを忘れてはなりません。
その後でシールテープを巻くわけですが、自分は今回8周巻きました。
もちろん、台座と継ぎ足しソケットの部分にも。
なので、合計3箇所のネジ部分にテープを巻いたことになります。
そして左右の台座を壁の配管に取り付けるわけですが、回しきった時にハの字になる事を前提に取り付けます。
左側は垂直手前、右側は時計の針で言うと11時ぐらいで止めておきました。
なぜなら、シールテープを巻いてる以上、逆回しにするとテープが破れてしまうからです。
少しでも逆回しするとテープの巻き直しからやらねばなりません。
右側の台座を時計回りに少しずつ回しながら、新しい本体を仮止めします。
この時に台座が動かないようにガッシリと手で固定してからでないと、本体を止めるつもりでネジを回しても台座が回ってまいますが故。
本体が仮止め出来たら両方の台座を右回りだけに回しつつ、本体を水平にします。
その後、本体と台座部分の接続部分を本締めしてやって取り付けは完了。
水道の元栓を開いた状態で水漏れがないか確認。
とはいえ、継ぎ足しソケット部分はここから見えないので確認が出来んのよね・・・
ここはもう信じるしかありません。あとは水道代が適正かどうか様子見るしかなかろう。
台座の根元部分からは水漏れはしていなくて、きっちりとシャワーからお湯が出たので今回はこれにて終わり。
やってみるとそないに難しくはなかったかな。
「反時計回りに少しでも回しちゃならんぞ」というのを作業中にしっかり頭に置いておけば大丈夫やと思いますわ。
これで寒い冬が来ても熱いシャワー浴びれるってことです(笑)
自分で取り付けてみるとトラブルの切り分けもやりやすそうなので、自分でやって良かったな。
ちなみにびっくりしたのは26年前のカランの重さ。
新しいカランは旧カランの半分ぐらいしか重さがありませんでした。
後日、旧カランを鉄回収業者に持って行くとなんと2354円でお買い上げに。
真鍮製で4kgもあったそうで(笑)
こういうのも26年の間の進歩って事なんでしょうねえ。