洋楽聴き始めた1980年頃、ちょうどビリー・ジョエルは「ガラスのニューヨーク」がヒットしてました。
確かコマーシャルにも使用されていたかな。
アルバムで言うと「グラス・ハウス」ですね。
そこからアルバム「イノセント・マン」まではリアルタイムで聞いてました。
まだギターを始める前だったので純粋なリスナーとしてファンだったわけです。
で、大人になってやっぱりバンドマンの聞き方というかサウンドに耳が行くようになるのですが、ビリー・ジョエルバンドのドラマー、リバティ・デヴィートさんの全開で叩きまくる感じが好みだと気付くわけです。
バラードでもなんでも常に全開。しかし、それが異様にマッチする。
というか、その音じゃないとダメという感じ。
あの名バラード「オネスティ」のリバティ・デヴィートさんの解釈はこちら。
2コーラス目の入り方からもうすでに全開。
しかし、全体を通して聞くとちゃんと抑揚がついてるんですよねえ。
最後の来日の時に大阪ドームに見に行ったんですがなんとなく物足りなかったのは
ビリー・ジョエル本人のキーが下がってたりもあったんですが
思い返すとドラマーがこのリバティさんじゃなかったからなのかもしれません。
「ザ・ブリッジ」まではバンドメンバーとがっちりとレコーディングもツアーもしていたビリーさんですが、それ以降はバンドのメンバーを入れ替えるようになり、最後まで残ったリバティさんとも結局お金で揉めて別れてしまったようです。
ベースのダグ・ステッグマイヤーさんは解雇された数年後に拳銃自殺してるそうです・・
そんなこんなで散々な想いをしたはずなのですが時間は全てを解決するのでしょうか。
2015年あたりからこのビリー・ジョエル・バンドのリバティさん(ドラム)、ラッセル・ジェイヴァース(ギター)、リッチー・カナータ(サックス)が中心となって、The Lords of 52nd Streetというビリー・ジョエルのカバーバンドとして活動している事を知りました。
公式サイトはこちら。
ビリー・ジョエル役のデヴィッド・クラークのそっくり具合も怖いぐらいなのですが
なんといってもこの「さよならハリウッド」のイントロのスネアのフラム!
そして「Angry Young Man」のヤケクソ気味のこの叩き方。
これだよこれこれ。リバティさんはこうじゃないと(笑)
向こうでは頻繁にライブをやっているようで、今は活動を中止してしまったビリー本人よりもアクティヴに活動している模様。
バンドマンとしては・・・・ビリー本人よりもこっちが見たいと思ってしまいます(笑)
せまい会場でリバティさんのバッシバシのスネアを肌で感じてみたいですなw
年を取ってからも全開で演奏するそのお姿、いやあ素晴らしいです。
YoutubeにはこのThe Lords of 52nd Streetの動画がたくさんアップされてるのでぜひ。