昨日の記事でイベント関連のリッチリザルトが検索結果に出始めてる事を書いてから、
さて、じゃあそれに対応してくれという依頼もありえるよなと思って色々と調べておりました。
例えばこの「ハナモゲラボ」なんて10年以上やってて2000記事以上あるわけで。
それをいちいち手作業で構造化データの為のタグ追加なんてやってられません。
WordPressはデータベースのテーブルにそれぞれが格納されてるわけですから、ぼんやりと考えても後からそこに何かを加えるというのはそんなに難しい事ではないはず。
そこで思い出したのが、今やすっかり放置されている自分のレシピサイト「Cook-man」。
もちろんスマホ対応すらしていないし、サイドバーにはPHPエラーが出たままという廃墟状態。
Wordpressで構築していて記事数は280。
そして、Googleのリッチリザルトは料理レシピ専用の構造化データ(schema.org/Recipe)にも対応している。
現状のCook-manをリッチリザルトテストにかけてみた結果がこちら。
もちろんレシピの構造化データなんぞあるはずもなく。
さあ、このレシピサイトに後から構造化データを足せるのか?それを試行錯誤しようじゃないか、というのがお題目。
まずはWordpressの構造化データプラグインを探そう
構造化データに対応したカスタムフィールドをホニャララというのも頭に浮かびましたけども、今は既存の記事に追加に集中。
てっとり早く構造化データ追加の為のプラグイン(もちろん現在も更新されているもの)を探す。
参考にしたサイトはこちら。
WordPressサイトに構造化データを追加するプラグイン7選
https://goworkship.com/magazine/structured-data-wordpress-plugins/
ここで紹介されている7つの中から今回は「Schema & Structured Data for WP & AMP」をチョイス。
選んだ理由は「なんとなく」。最終更新日は3日前。うん、それはいいぞ。
もうこの手のプラグインで日本語管理画面は望めないのは確実なのでそれは気にしない事にする。
Schema & Structured Data for WP & AMPの設定
プラグインをインストール→有効化すると管理画面のサイドバーに「Structured Data」という項目が現れる。
その中の「Schema Type」をクリックして、新規のスキーマタイプを追加していく。
と、このようにドロップダウンメニューが現れるのでこの中から「Recipe」を探して選択。
cookmanの記事は全て「投稿」として書いているので「post」を選択した。
Google検索セントラルの「レシピ」のドキュメントによると必須プロパティは「image」と「name」。
なので、その二つをこのように設定してみた。
Imageは「Featured Image(アイキャッチ画像)」を選択。
そして、Nameは「Title(記事タイトル)」を選択。
とりあえずはこの二つの必須プロパティだけを設定して、リッチリザルトテストにかけてみると・・・・
レシピ来ました!これで280記事全てに構造化データが追加された、という事に。
他の推奨プロパティをさっきのドキュメントで見てみると・・・調理時間やカロリーやらさまざまなものが定義されてます。
ちなみにリッチリザルトテストが出した「警告」は8つの推奨プロパティがありませんよ、と。
- resipeCuisine・・・レシピに関連付けられている地域。例: 「フランス」、「地中海」、「アメリカ」
- recipeIngredient・・・レシピに必要な材料。
- cookTime・・・実際に調理するのにかかる時間
- recipeInstructions・・・調理方法。
- prepTime・・・料理に必要な材料や作業スペースの準備にかかる時間
- video・・・・調理方法を表す動画。そのURLなど
- nutrition・・・そのレシピのカロリー
- aggregateRating・・・アイテムに割り当てられた平均レビュースコアのアノテーション。
警告を全部消そうと思ったら、これだけの構造化データタグが必要なのか・・・
ちなみに「Schema & Structured Data for WP & AMP」プラグインは記事内のidやclassを指定する事は出来ません。
その代わり、カスタムフィールドは指定出来るので、警告を出さないレシピサイトを設計したい場合はその数だけカスタムフィールドを最初から指定しておかないとダメ、という事になる。
なので、今回は必須プロパティのimageとtitleだけにしておく事に。
でも、ある程度簡単に運営中のWordpressサイトにも構造化データは追加できる、って事ですね。
今回のまとめ
リッチリザルトがこれから先どんどん強化されていく、という事であるならば、立ち上げるサイトの内容によっては書き出される構造化データを最初から把握しておかないとイカン、って事がわかりました。
もちろん、どんな種類があるかという事もざっと頭に入れておかないと後から慌てる事になりますねこりゃ。
企業サイトであるなら「求人情報」「よくある質問」などにはちゃんと構造化データが追加されるように設計しといた方が良いでしょうし、レビューサイトの運営も記事追加画面の設計から作り込んでおかないとアカンって事です。