iPod ClassicをカーステのAUX入力で使用、というのは我が家ではメインの使い方。
というよりもはやiPodは車載専用機となっている。
RVRに乗っていた頃にはDockコネクタがまだ全盛だったので様々な製品がありました。
最初に使ってたのはBelkinの「Belkin Auto Kit for iPod w/Dock Connector」
これはバッテリーソケットに挿す所にアンプが内蔵されており、ここから3.5mmジャックで出力出来るというもの。
しかもエンジン停止するとiPodの再生も自動で止まる様になっているのでとても便利でした。
しかし、DockコネクタからLightningに移行するにつれてこういった製品群は姿を消していきます。
今ではただ単にDockコネクタから音楽部分とバッテリー部分を分岐させて3.5mmとUSBケーブルを出した、みたいな簡素なものしか見つかりません。
iPod自動停止に関してはDockコネクタを分解して内部のピン同士を1Ωの抵抗で繋げるだけで良いそうなんですが、あまりにも細かい作業すぎてまだトライ出来ておりません(笑)
http://pinouts.ru/PortableDevices/ipod.shtml
上記のサイトによると21番ピンとGNDの間を抵抗でつなげるそうです。
というか上記の処理をしてあるケーブルぐらい売ってそうなもんなんですが、それをわざわざ明記していないのがほとんどのため買ってみては「ダメか・・・」の繰り返しが3回程度(笑)
Belkinの物を使ってる時にはなくて、こういった安物のケーブルを使い出してから発生したトラブル。
それは「ノイズ」です。
ボリュームを大きめにすればわかるんですが、ずっと高周波の「キュルキュル~~」といったノイズが鳴りっぱなしに。
アクセル踏み込んだ時とかそれに合わせて変調しよるので、これはなんぞ車の内部のモンを拾てるなと。
スパシオ(フロントのみの2スピーカー)に乗ってる時はこれもあまり気にならなかったんですが、今回のヴォクシーに乗り換えたらリアにもスピーカーがあるせいか、このノイズが気になってしゃーないんです。
さて、原因特定するかと腰を据えて。
まずノイズが発生している時の条件としては
「バッテリーソケットから充電しながらAUXに音声を出力している時」
そこで再生中にバッテリーソケットからケーブルを抜いてみると・・・ノイズが消えた。
という事は電源周りに何かしらの原因がある事が判明。
いわゆる「グランドループ」ってやつが原因です。
解決策としては以下
- 車内では充電をせずにiPodを使用する。
- 充電をモバイルバッテリーかなにかにして系統を分ける
- DC12VからAC100Vにコンバートしてコンセント設置、そこからiPodを充電する
という事になりますが、1は既にバッテリーが劣化しているiPodには無理な話。
2もいずれはモバイルバッテリーの充電が切れたらアウト。
3は車内でノートパソコンやちょっとした家電も使えるからアリかなとも思ったんですが作業がめんどい。
電源ケーブル側での対策がどれも実用的ではない、とすると次はAUXに入力しているオーディオケーブル側で何か対策が出来ないかと。
左右ステレオにまず分岐させてからトランスを仕込んで~という方法もあるようですが、AUKEYというメーカから「グランドループアイソレーター」というそのものな名前の製品が出ているのを発見。
偶然タイムセールで800円程度になってたので購入。
このような小さい筐体です。
使い方は左右に3.5mmジャックが付いてるのでiPod側とAUX入力の間にかませてやるだけ。
説明書には何も記載がありませんでしたが向きがあるようです。
本体に「AUKEY」と刻印がされてますが、YからAに信号が流れるように接続すればOKです。
結果、ノイズはキレイに消えました。
グローブボックスの奥の方に押し込んで隠しておいたので、もしケーブルが劣化した場合でも交換は容易。
ノイズが消えてわかる事はミニバンってやっぱり足元にスピーカーがあるので音がこもりますわ。
ドアの内張剥がしてみないとわかりませんがきっと純正のスピーカーが付いてるのでしょう。
せめてフロントだけでもツィーターとの2WAYにしなければ、聞いてて心地よい音にはならんそう。
なので、次はスピーカー物色~交換~はじめてのデッドニングという流れになりそうです(笑)