ついこの間の話ですが、Youtubeで再生されている動画上で右クリックすると「詳細統計情報」というのが見れるのを発見。
そこではその動画の色んなデータを閲覧出来ます。

前々から思ってたんですが自分達のライブ配信の「音量」がなんとなく小さいな?ということです。
自分達の配信動画見てから他の動画を見に行くと音量の大きさにびっくりしたりしますし。

そこで自分達の「二密の部屋から」の動画の詳細統計情報を表示させてみました。

上から4段目の「Volume / Normalized」という数値に注目。
左の数値は閲覧しているYoutube上のボリュームでスライダーを動かすと変化します。
今は「100%」なのは右側いっぱいいっぱいにスライダーを動かした状態。
「Nomalized」の数値は「元のボリュームの何%の音量で再生されているか」という数字。
そしてその横にある「content loudness」の数値が-12.9dbとなっている。
これは元のボリュームの100%で再生されているのにこの状態では完全に標準音量に足りていない、という事が判明。

そっかあ・・・・とそういえば自分らの動画には録音・録画した物を改めてYoutubeにアップしたものもあります。
それがこの「Lately」の動画。

この動画上で右クリックして統計詳細を見てみると・・・

こちらの「content loudness」は-2.6dbになっていました。
単純に10dbの違いがあるし、実際こちらの動画の方が音質はクリアになっている。
同じ機材(ZOOM L-8経由)で録音されているのにも関わらず、だ。
(もちろん「Lately」はマルチ録音されたものをミックスしなおしたので比較の対象にはならんのですが)

さて、ではここでプロの動画はどうなっておるのだ、という疑問がわいてくる。
Youtubeのプロ、といえばやはりHIKAKIN氏であろうと思って統計詳細を見てみると・・

100%のボリュームに対して64%で再生されている。content loudnessはプラス数値の3.9db。

これで完全に判明した。我々のライブ配信は数字上でも明らかに「音量がちっさい」のである。

OBS Studioのフィルターの「ゲイン」を使ってみる

ここ最近、OBSのフィルターは「コンプレッサー」のみを使っていました。
これは演奏時ではなく喋っている時の声がボソボソして何言うてるかわからん、というので使い始めましたが、いかんせん今回「そもそも音量自体がちっさいねん」という事が判明したって事です(笑)

OBSの音声フィルタは豊富にそろってるわけですが、今回は「ゲイン」を適用してみました。
単純にゲインを10db上げてからコンプレッサーに放り込む、という事で実験をしてみようってわけです。

それを適用した今回の配信はこちら。

統計情報はこちら。

確かに音量はアップしたように聞こえる。が、それでもまだマイナス値。
これは果たしてコンプレッサーのせいなのかどうかはちょっとわからないですが音もなんか潰れてる感じが・・・
いまいちクリアではないような気がするんですわね。

OBS Studioは「オーディオの詳細プロパティ」から単純にマイクのゲインを+26.0dbまでアップする事も出来る。
それと「フィルタ」の部分で使える「ゲイン」とどう違うのかまではわからない。

OBS経由でYoutubeに送る際にゲインを底上げして入力すればいい、とはわかるんですが果たしてそれで歪んだりせんのだろうか。
ミキサー(L-8)に音量、OBSのマイクゲインでも音量、フィルタでも音量とどこでバランス取ったらええんじゃい!!

この辺りはミキサー関連の基礎知識がないせいもあるんでしょうけど難しいとこですわ。
そもそもライブ配信の時だけに行き当たりばったりで試すのがアカンのちゃうか、って事で所有者のSHINさんにお願いしてL-8を家に持って帰って来ました(笑)

家で声とギターをL-8に接続して、OBS Studioで極端に音量差をつけた物を何度か配信すれば、欲しいデータが取れるんではないかと。

まだまだ試行錯誤は続きます(笑)