ライブ明けの本日は土曜参観の代休、と言うことで学校はお休み。
長男は友達と遊ぶ約束が入っているそうだが、長女はヒマらしい。
自分は夜から仕事だったので、んじゃ久しぶりに二人でどっか行くか、という事になった。
ここ2年近く、週末は演奏の仕事が入っている事が多いのと、子供達もそれぞれ予定があるって事でこういう機会も減った。

久々に助手席に座った娘のデカさに新鮮さを感じる。
今でも鮮明に覚えてるのは設置方法を間違えたせいでチャイルドシートごと傾いてた小さな娘の姿だ。
そんな事を思いつつ「思い出せる事で一番昔ってどんな風景?」という話題になる。

「えーと・・・・・あ、水槽に魚がいてそこに手を突っ込んだの覚えてる」

白虎 ― ようやくEXPOCITYへ

なるほど。5年前のこの時の事か。
それより前の事を色々と話してみても「そんなとこ行ったっけ?」とあんま覚えてないらしい(笑)
あれってよく行くEXPOCITYの中にあるんやで、という話が出ると
「あ、EXPOCITY行きたい!服とおサイフが見たいねん」との事。
生意気な事を言うようになりおって・・・へいへい、じゃあそうしますかとそちらに進路を向ける。

娘は小学校に入るまでに3つの保育園に通った。
その二つ目の保育園がEXPOCITYに向かう道中にある。

「あそこの保育園行ってたんて覚えてるけ?」
「え。知らん。一つだけやなかったん?」
「うそん。ここ毎日来てたがな!」
「しらーん(笑)」

過ぎてしまえばあの苦労した日々もこんなもんである。
綱渡りで朝の時間期限に滑り込んでたのも本人はなんの記憶もあらへんのに苦笑いするしかないw

開店直後のEXPOCITYは人もまばら。
んじゃ久しぶりにNIFRELに行ってみるか?との提案は即却下。
それより服よ服、って事でお気に入りのお店に直行。

すでに身長は150センチを超え、一緒に手を繋いで歩く事はいつの間にかなくなった。
父親としての立ち位置はこれからどんどんと難解になっていくんかねえ、とぼんやりと考えながら歩く。
きっと鬼のような反抗期もいずれはやってくるのであろう。
どちらにしても人の親やるのはこちらも初めてなもんで、何かと気分悪くさせてまう事もあるんやろなあ。
さすがにパンイチで娘の前を歩くようなマネはしてませんけども(笑)

「いつも黒い服ばっか着てるからたまにはあんなん着たら?」
「お前も黒ばっか選ぶやんけ!んじゃいっぺん赤いジャケット着たらあ」

と、絶対お互いが着ないような服を試着しては爆笑する楽しい時間。
「おサイフ、これがいい!」と娘が選んだのはそれこそ大人が使うような長財布。

サーティワンでアイス食べてるのを見てると過去アレルギーで口の周りが真っ赤になった事を思い出す。

「そういえば口の周り、かゆくなったりせえへんか?」
「全然!」

そんな娘も三日後には11歳になる。
あれからもう11年も経つんやね。