「サルサが食べたい」というリクエスト。
正直、子供に生玉ねぎの辛さはきっつかろうもと思いつつも久しぶりに食べたいのは確か。

メキシコ。メキシコといえば空中殺法、ルチャ・リブレ。
頭の中にマスカラスとドスカラスしか浮かばない団塊ジュニア世代の想い出よ。

「恋のメキシカン・ロック」なんていう名曲もありましたね。
ほんの少し前までバンドのレパートリーではありましたが、
演奏中に見たくない光景が広がりつつあったので封印致しました。
無理強いとかね、やっぱり良くないし見たくも無いのよ。歌ってる時に。

そんなわけでシコシコシコデリコ(マスカラスの弟)と作る夕食タイム。
出来上がった物はこちら。

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ワカモーレなども作ってみたが、子供ら用にウィンナーとかカニかまぼこを用意。
サルサの代わりにケチャップを配置。
ちなみにサルサってのはソースって意味なので「サルサ・ソース」は「ソース・ソース」。
シティバンク銀行的なちょっと恥ずかしい響きがあるのでご注意。

トルティーヤに関しては本式の物を作ろうとすると、粉も手に入り辛いし
薄くのばすための器具も必要になるので強力粉にコーンミールを配合して雰囲気のみ。
というよりもこれはほぼインドのチャパティに近いものになってしまいました。

これこれ。
こういう物がないと本式のレシピではバッサバサなので麺棒で薄くのばせないのです。

とはいえ、この「エセ・メキシコ」の夕食はチビらには好評だったようで
自分で包む物をチョイスしてはケチャップを塗りたくり、クルクルと包んで
ボロボロとこぼしながらも喜んで食べておりました。

用意したトルティーヤがあっという間になくなってしまったので、
御飯の上にこれらをかけてタコライスに切り替える。

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このタコライス、沖縄の「パーラー千里」が発祥で1984年に初めて登場したそうで。
御飯の上にチーズやトマト、アボガドが乱舞する見た目はなかなかのゲテ具合なのだけど
食べてみるとこれがまたおいしいんですな。
よくも最初にこれを考えついたもんです。本当に。

食事の際、「そういえばメキシコってすげえ治安悪いんよな」という話題が出たので
検索してみると興味深いGigazineの記事を発見。

危険なイメージしかないメキシコを旅して気付いた大きな誤解
http://gigazine.net/news/20120102-mexico-report/

4年前の記事ですが「やっぱり怖そうやん」と思いつつも行ってみたくなります。

ある夜、宿の管理人にいろいろぶつけてみました。「日本にはメキシコの危ないイメージが溢れている」と僕が言うと、彼はヤレヤレといった感じで言いました。「みんなそう言うの。最初は。『メキシコは治安大丈夫ですか?』って。でも、歩いてみてわかったでしょ。危ないところにいかなきゃ大丈夫。メキシコにも危ない場所はあるけど、それはどこの国も一緒だよね」

これは本当にそうかも。どこに住んでたって運が悪けりゃ巻き込まれて命を落とす事もある。
それは日本に住んでたって同じ事。
それにビビって家にこもってしまうのはもったいないなあと思います。

さあ、明日はどこの国に旅をしようか。
食卓で展開されるちょっとしたイメージ旅行は楽しいのです。

でもやっぱり実際に行ってみたいよなあ(笑)