京都での演奏の帰り道。
運転席に座るのは高校からの腐れ縁である同級生のT氏。
助手席には同じく団塊ジュニアの僕。
後部座席には本日のゲストVoであったYumina嬢(アメブロはこちら)。

前座席と後部座席の間に目に見えるほどの世代の溝。
いわゆるジェネレーションギャップが存在しているわけだが
おっさん二人はもはや身内になりつつあるゆみな嬢に気遣いなどせず
前の座席でユニコーンやジュンスカなどを聞いて盛り上がっていた。

後部座席で静かに携帯電話をいじるゆみな嬢。
ここらへんの立ち位置、というかこういう振る舞いも実に彼女らしい。
おっさんいじりというのはこういう時に放置しておく、というのも含まれる。
「ああ、楽しそうにおっさんらがなんか喋っとるわ」と判断した際には
あえて空気になれる、というのも立派なスキルには違いない。

もうすぐ僕の家に着こうか、という辺りで話題はなぜか急激に
子供の頃に聞いた深夜AMラジオに変化する。
降ってわいたような笑福亭鶴光師匠の話題のせいなのかも知れない。

少年時代、最初にエロスを感じたのは師匠が視聴者と電話で話す時のやりとりだった。
視聴者が深夜、パーソナリティである師匠とこんなやりとりをする。
女性「わんばんこ」
師匠「わんばんこ」
師匠「なんの仕事してんのん?」
女性「あ、OLですー」
師匠「・・・・OL。」
↑この「おーえる」という言い方、響きそのものがエロかったよな!という話題で
車内(ただし前部座席のみ)は爆発的に盛り上がる。

あと当時のヤングタウン水曜日(原田伸郎氏)には
「じゃんけんぽんですっぽんぽん」という視聴者参加の野球拳コーナーがあり
男性視聴者と女性視聴者がラジオを通じて野球拳をするのだ。
その際ののぶりんの悪ノリっぷりがもうひどくて
女性視聴者が下着一枚になった時なんぞは、
「電話口でパンツのゴム、パチンていわせて~」と頼み込み、
それにディレイをかけて馬鹿騒ぎしていた、という末恐ろしい深夜ノリ。

前部座席「あれ、めっちゃエロかったよなー!」
後部座席「・・・・・それって映像ないんですよね?」
前部座席「あ・・・うん・・・・」
後部座席「へーww 楽しかったんでしょうねーww いいなー」

この切り込み具合、彼女のおっさん転がしスキルは相当なものだと思う。
ちょうどこんな時間帯、あの頃の僕たちは眠気に耐えきれずに
イヤホンを耳にしたまま眠りに落ちていたんだろう。

このノリのまま帰宅してパソコン前に座り、「ヤングタウン」と検索する。

1985年頃のヤングタウン(2ちゃんねるスレッド)
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/rradio/1066283653/

懐かしさに微笑みながらの楽しい食事時間となりましたとさ。
火曜日の嘉門達夫氏と河合奈保子もめっちゃ聞いてたなー。
そして金曜日の三田寛子の空気の読めなさかげんもすごかった。

そう考えればYumina嬢は深夜のパーソナリティとしては抜群の能力なのだと思う。

おっさん二人、そしてYumina嬢でいつかこんなノリのWebラジオでも
やってみたいと思った夜なのでした。