昨夜、姫路でのライブから帰ったのが午前4時過ぎ。
風呂に入る気力もなくそのまま寝てしまい、起きたのが昼過ぎ。

さて、本日は日曜日。チビらは遊びに行く気満々だ。
浮き輪をすでに装着した娘は「プール!」とすでに行く先を決定している。
水がまだ少し怖い息子はすでに行かない事をコミットしており
この時点で娘と自分の二人行動が決定してしまった。

まあ、夕方までの3時間ほどプールで遊ぶのもよかろうと近所の市民プールへ向かう。
幸い直射日光もそんなになく、過ごしやすい天気だったので
滑り台やらなんやらで遊びまくる娘を監視目的でぼーっと眺めるという
そんな午後の一時だったわけですが。

「あ!○○ちゃん!!」

遭遇する娘と同じクラスの仲良しの女の子。
もちろん一人で来ているはずもなく、向こうの親御さんもご一緒。
ほぼ初対面の状態で、挨拶。
「いつも仲良くしてもらって」「いえいえこちらこそ」
娘達は「一緒に遊ぼ!!」とテンション最大。

とはいえ、本日初対面に近いこの距離感。
向こうの娘さんを「見ときますよ!」と言えるはずもなく、
「お願いしていいですかね」とも言えるわけもない。

なので、普段保育園で遊びまくってる仲良しの両脇に
ほぼ初対面のお父さん同士がサポートに付く、という図式になる。

「流れるプールいこ!」「うん!行く!」

1つの浮き輪にキャッキャ言いながら遊びまくってる娘。
その両脇にお父さん二人が付いて、流れるプールを歩くという状況である。

今まで生きてきてこういうチャンネルは初めてだ。
ライブに遊びに来てくれたお客さんでもなく
名刺交換を済ませた取引先でもない。
さあ、どうやって距離を詰める・・・?

「えと、ここはよく来はるんですか?」
「あ、はい。何度か」
「そうですか」
「ええ」
「・・・・・・」

いかん。いかんぞ。恐らく、いや、確実にこっちの方が年上だ。
会話もこちらがリードしなければ。

「あの、○○ってプール知ってます?」
「いえ、知らないです」
「あそこけっこう設備が良いんですよ。波が出てくるプールとか」
「あ、そうなんですねえ」
「はい。ただ駐車場がけっこう混むんですよねえ」
「あー、そうでしょうねえ」
「・・・・・・・・」

こんなにも長く感じた流れるプールは初めてだ。
あ、もうすぐ一周。ここでなんとかキリを付けることが出来れば。

「もう一周いこー!」「うーん!」

おいやめろ。やめてくれ。

二周目。もはや何を喋ったか覚えていない。

ここのプールは1時間に1度10分間の休憩がある。
その時を見計らって「ちょっと飲み物飲んできますね」と離脱。
かき氷とたこ焼きを食べて、一旦体制を立て直す。

再びプールに戻る。
「あ!○○ちゃん!」
ですよねー。

しかし、向こうのお父さんは昼寝タイムに入っていた。
バカな。

結果的に次の一周は向こうのお母さんとランデブーという結果に。
・・・・・こんなもん会話出来るかアアアア!!

しかし「出来ない」では済まされない状況である。
頑張ったよ。頑張ったよね。オレはいいんだけどYAZAWAはどうかな?

越えなきゃならない壁は生きているといくらでもある。
それすらも楽しめる男でありたいよね。

疲れたわ今日は。マジで。