我が家は未だに64ビット環境ではないので、Adobe PremiereはCS4のままです。
毎年、娘の誕生日に撮りためた動画のダイジェスト版を作るのですが
今年はIS11CA(3GP)とiPod Touch(MOV)が撮影機器として加わったせいか
PremiereのシーケンスをAdobe Media Encoderで書き出す際に
「原因不明のエラー」というなんとも投げやりなエラーを吐くようになりました。
それどころか、ちゃんと書き出しが終了しても
3GPとMOVが使われている所に来ると、緑色の背景と共にちらつきまくったり
挙げ句の果てはPremiere上でのソース表示でさえも緑一色になったりとか
こんな調子では各デバイスからの動画を混在させるのが怖すぎる状態。
エラーを吐く際、メモリの使用量が100%近くになっているので
恐らくこれはエンコードの際になんらかの問題が起こっているのだろう、と予測。
なるだけPremiereのプロジェクトファイルから書き出す際に
PCへの負担を軽くすればいいのではないか、と思っていくつか実験してみました。
まずPremiereでシーケンスを組み立てる際に、3GP,MOVを配置すると
この様に3GPとMOVの上部のワークエリアが赤くなります。
他のファイルの所はDVカメラから吸い出したaviファイルなので、Premiereでは
そのまま扱える形式ですから、赤くはなりません。
ただし、エフェクトをかければ赤くなります。
プレビュー再生にレンダリングが必要になる所が赤くなるってわけです。
ここが赤いままではCPUに負担がかかるので、Premiere上でのプレビューでもカクカクします。
そこで上部メニューの「シーケンス」→「ワークエリアでエフェクトをレンダリング」を選んで
Premiere内でレンダリング済みのプレビューファイルを作ってやります。
使ったエフェクトによってはめっちゃ時間がかかります。(CPU使用率100%余裕です)
このレンダリング済みのファイルを使ってMedia Encoderで処理します。
Premiereから「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選んで
Media Encoderに渡す際の設定画面を開きます。
右側の設定タブのオプションを表示させる所に「プレビューファイルを使用」という
オプションがあるのでそれにチェックが入った状態にしましょう。
これで「OK」を押すとMedia Encoderが起動します。
この方法でエンコードすると「原因不明のエラー」は全く出なくなりました。
まあ、あれですかね。
「さっさと64ビット環境にしろやww」って事なんでしょうか。
でもCS5以降はこんな事しなくてもいいのかなあ。
スマートフォンの普及もあって、もしかしたら3GPもMOVも
エンコードなしで使える様になってるのかも知れませんね。
とりあえずCS4環境ではこの方法で大丈夫です。