昭和・平成・令和と3つの年号を跨いで生きてきた年齢ともなるとモラルの移り変わりを感じます。
で、相変わらず喫煙者でもある自分ですが、もう最近では「煙草、コーヒーと共にダラダラ出来る」空間はほぼ無くなってしまいまして。

急速に分煙が進んだ昨今ですが、それはよく利用していたネットカフェ達にも押し寄せてきました。
ちょいと前まではブース内でも煙草が吸えてたとこもあったんですが、今はどこもダメに。
これも時代だねえ、と思いつつも切羽詰まった仕事の時など「うわー煙草吸いながら作業してえ」って時がたまに訪れる。

  1. 無料Wi-Fiが使えて
  2. コンセントがあるデスクがあって
  3. 灰皿完備

そんなとこ最早ないだろう、と思ってたら意外な角度から急浮上してきたのが「DVD試写室」。
平成の時代から「家でアダルトビデオが観れない」環境の人達に重宝されてきた業種です。
もしかしたらその名残を残して営業を続けてるかもしれぬ、と初利用してみる事にしました。

赴いたのは「金太郎花太郎」というお店。
もうこの店構えからしてゲーム「龍が如く」にしか出てこなさそうな平成POP感があふれております。
まずは受付する前にズラーッと置かれたDVD(アダルト9割、一般映画1割)かコミックを選んでカゴに入れるシステム。
とりあえずマンガ数冊と適当なDVDをカゴに放り込んで受付に行くと、一昔前のラブホみたいに従業員の顔が見えないやつでした(笑)
ネットカフェの健全さは微塵もなくて、風情は風俗店と全く同じ。

これが今回利用した「カウチソファ」タイプのルーム。
右側の壁に取り付けられたティッシュの箱がイカニモな用途を想定させてくれます。
そしてなぜかサービスでコンドームが一つ配られるあたりがもう「男の世界」。

さて、まずはフリーWi-Fiの速度測定。
下りで100M出てるので全く問題なし。
どーんと置いてある液晶TVはHDMI端子が一つ空いてたので、ケーブルさえあればサブモニタとしても利用可能。
コンセントも卓上に完備されてる。
そして、灰皿。紙巻き煙草もOKって事でこちらの要望は全て叶った、という事に。

ドリンクなどの飲み放題サービスはなくて、自販機が設置されてるのみ。
電子レンジとポットは完備されてるので外部からの食べ物持込もOK。
店舗によってはカレーと炊き込みご飯食べ放題、ってとこもあるそうで(笑)

設置されてるPCを起動してみましたが、スペックはやや低め。
快活CLUBでやってるような高性能グラボでゲーム出来る、みたいな使い方は出来ないようです。

今回はカウチソファタイプの部屋にしましたが、リクライニングシートの部屋もあるようで仕事使いにはそっちが良さげ。
さすがにこのタイプで机に向かってると腰が痛くなるのよ(笑)

あと意外だったのが、こういう試写室ってヘッドホンで見るモンや思ってたけど、この店舗はヘッドホンの貸し出しはありませんでした。
男気に任せてスピーカーで大音量で聴け、という事なんでしょうけど防音がある程度しっかりしてるのか、他の利用者が音量下げてるのか、音漏れは全然気になりませんでした。

料金は6時間利用で2300円。
ドリンクバーがない分、快活CLUBの6時間2700円と比べたら妥当な料金設定と言えましょう。
咥え煙草で「バッキャロー、なんで適用されねえんだこのプロパティ・・」とCSSを追い込んでいく場面などには最適の空間であります(笑)

そういえばここは利用料金とは別にレンタル料金を払って最新VRゴーグルを借りる事も出来るとか。
最近のAVはほぼVRコンテンツが必須、という状況らしいのですが個人的にはまだ未体験。

昭和の時代、VHSが勝利したのはアダルトビデオのソフトラインナップの多さも一つの要因と言われております。
平成の時代、ADSLが爆発的に普及したのもストレスなくエロサイトを観たいやつらがいたからとも言われております。

そして、令和の時代に登場したVR。
果たしてVRが普及していくかどうか、ってのは若い世代のエロパワーにかかってるのやもしれませんね。