さて、そろそろ本腰を入れて模索せねばなるまい「瀬戸内への移住」。
少なくともあと5年もすれば演奏の仕事も区切りが付くだろうとの事で
仕事の面も含めて色々と動いておるのですが、今回愛媛県今治市、大三島に
「宿泊型移住体験施設」があるという事で行ってきました。
このクルツラントゥレーベンというのは「短い田舎暮らし」という意味だそうで
もともとは保育園だった所を改装したそうだ。
宿泊出来る部屋は3部屋。その部屋毎に元々は給食室だった所であろうキッチンが使えて
炊飯器なども全て貸し出ししてもらえる代わりに、食事の提供などはない。
大人1泊3000円(2泊目以降は2000円)で7日滞在だと14000円という破格値で利用出来る。
公式サイトはこちら。
さて、ここを拠点に色々と島内を回ってみる。
しばらく走った所にあったのが「大三島 ふるさと憩の家」
http://www.ikoinoie.co.jp/
ここは元々、大三島町立宗方小学校(明治11年創立)だったが昭和61年に廃校となり
その後は宿泊施設として利用されているそうだ。
なんといっても目前が海という素晴らしいロケーションである。
建物自体もまるで時が止まったかのような感じでものすごく興味深い。
恐らくここはオンシーズンになると大人気だろうなあ。
施設の人に話を聞くと、オフシーズンは予約が来た時だけ営業するそう。
今日は誰も泊まっていない、という事でした。
この施設前のパノラマ撮影はこちら。
さすがは愛媛県というだけあり、みかんを見かける事が多い。
いや、それどころか歩いてると道端にゴロゴロみかんが落ちてるんだわね(笑)
そしてあんなにもみかんの種類がある事を知りました。
今回気に入ったのはこの「黄金柑」。みかんとパイナップルを合わせたような味で
なんといっても皮の香りが今までかいだことのないような良い香りでした。
ほんと、この香りで香水作ったらいいのにと思ったぐらい。
島内をぐるりと一周してみて気づいた事は、まずコンビニエンスストアは1軒のみ。
そして瀬戸内の島、という事なので魚市場とかあるのかなと思ったがこれが皆無。
嫁さんが地元の人に話を聞いてみると「みんなスーパーで買います」との事で
「嫁いできて何年にもなるけど漁師さんに会った事がない」らしい。
あちこちに「漁港」って看板が建っているのに、なあ・・・・・
晩ご飯は自炊せにゃならんのでリサーチがてらスーパーに立ち寄ってみると
魚の値段は正直、大阪の近所のスーパーの倍近くしていました。
肉も国産品のみの取り扱いなので、結果的には割高感があり、
なんといってもバーモントカレーのルー(大)が300円を越えてたのに驚きでした。
そしてこの大三島から広島県の本土に向かうにはしまなみ海道か渡船を使うのですが
橋を使うと向島(向島から本土への橋はタダになった)まで1950円。
島内に総合病院はある事はあるが、ほぼ今治の病院まで行く人が多い、との事。
「遊びに来る」と「住む」の違いについて色々と話し合う晩飯時、なのでした。
瀬戸内の島に住んで、割高のスーパーで食料品を買い、そこから出るのに常に有料・・か。
気を取り直して晩飯の後は星空はどんなもんだろう、とみんなでドライブ。
さすがのきれいな星空でした。
今治市の島での暮らしについては「しまなみの島ぐらし」というサイトが
一番情報がまとまっております。参考までにどうぞ。
http://www.shima-do.com/index.html