ミッションといえばメタルギアソリッド5ですが、第二章に突入してから
なんとなく遠のいたまんまになっております。
なんでだろう、なんというか先が見えてしまったというか
それともゲームなんぞしてるヒマはない、という焦燥感に襲われているというか。
なんか余裕がないなあ、という気持ちに追われているせいだきっと。

そんな時に限って長男が長期の下痢という状態になってしまった。
ドラクエで言うとステータス異常。教会で幾ばくかのゴールドを払ったとしても
柔らかい便は固くはなってくれない。困ったものだ。
そして、その状態だと保育園も預かってくれない。困ったものだ。
さらに、「お家で面倒を見る事が可能なのでおねえちゃん(長女)も預かれません」だと。
なんとも困ったものだ。
本音と建て前を使い分けての大人社会だと思っていたが、本音のみを
ど真ん中に投げ込んでくる相手に対してはこちらもフルスイングするしかない。
そして僕は振り遅れた。3球すべてを。カウントはアウト。
もはや黙ってバッターボックスから立ち去る以外に出来る事はない。

便が多少軟らかくても、笑顔バリバリでゴキゲンの3歳児。
ナニが少々軟らかくなったかもなあ、なんてヨコシマな事をふと考えたりする
バカな親父はどうであれ、息子はとっても元気なのだ。リアル息子の方がね。
そしてとばっちりを受けた健康そのものの娘も一緒に家で面倒を見るとなると
間違いなく幼いこの子達のストレスは頂点に達する。

どこかに連れて行け、もちろん行くよね?という視線を正面から受け止めて
僕はもう色んな予定を後回しにせざるを得ない状況だと理解する。
妻は仕事に出かけなきゃならないから、多数派であるちびっ子党の圧勝。

そんなわけでまずは近所のショッピングモールへ出かける。

狂ったように遊び狂うチビ達を眺めながら缶コーヒーを飲む。
ここは専任のスタッフが付いてくれるわけじゃないので、こうして親が監視せねばならぬ。
走り回るチビ達に手を振りながら「どんどん疲れて眠ってくれますように」と願う。
笑顔の下の本音はいつでも実用的な考えで満ちあふれているものだ。

ここで1時間ほど費やした後で、車に乗った長男はさっそく眠りに墜ちていく。
そこで5歳の長女が耳打ちしてくる。

「ねえ。タクちゃん寝たしナイショでアイス食べに行こう」
「え?そんなんあかんやろ。」
「えー、アイス食べさせてくれないとお仕事に行かせてあげないよ(原文ママ)」

お前はいったいどこの彼女や、と思いながらも健康体である彼女の申し出を断るのも
それはそれで可哀想な気もするので、山道を走り抜けて見山の郷へ。

見山の郷

ここはもう何度も来すぎなぐらいに来ているのでもはや定番。
もちろんSwarmではメイヤーを保持したままである。
ここでいつものジェラートを食べた後で、車に積まれていたサッカーボールで娘とサッカーを。

「もう帰ろう」という唐突の申し出に困惑しながらも家路を急いでいると
存分に眠った長男がここで覚醒、そしてテンションMAX。
ああ、もうこうなったらまだ帰れない。

そして家の近所の公園へ。

2015-11-21 14.59.05

すっかり秋の風景に包まれている風景に少しだけ癒やされる。
ただ、ほったらかして見てるだけでも勝手に遊んでくれるぐらいに成長した二人を見て
ここに引っ越して来てもうそんなに経つんだな、という想いがよぎる。
ずっとこのままここにいる、という事は最初から考えてなかったけど
それに甘んじてちゃあ思い描いてた夢とはかけ離れてしまうので少し気を引き締めた。

2015-11-21 15.12.12

陽がだいぶと傾いて来た。
そろそろ妻を迎えに行こう。
そして、晩ご飯の時間が過ぎて僕はそのままバタンと仮眠。

夜中に起き出して仕事を開始する。
我が家なりの普通、という風景の中で、それとは違う普通を夢見て今日も仕事を片付ける。