昨年の6月に2.0.6のファームが来て、アップデートしたら全てのパッチがリセットされまして。
ま、日本語のサポートサイトがないエフェクターを使用している以上、気を付けなきゃいけないんですがちゃんと読んでおけば良かったよ・・と。

あれ以来、公式サイトを見に行ってなかったんですが一昨日なにげに見に行ってみると
Ver3.0.1が1月の末にリリースされていました。
某巨大掲示板のMooerスレではなんも話題になってなかったのに・・
というよりもはやあの巨大掲示板も最新情報を得る場所ではなくなったって事なのかもね。

アップデートの内容は以下。

  1. New Intelligent Harmony effect has been added to the FXA module. (For best results, please place the harmony effect after distortion/overdrive effects in order to get a more distinctive and clear tone. This effect is designed for single-note melodic lines and may not produce the best results with chordal patterns. We always recommend checking the guitar tuning before playing for to achieve best results!
  2. 60’s Vibe effect has been added to the FXB module.
  3. The maximum length of AMP and CAB names have been increased to 31 characters. If the file name is longer than 18 characters, the name of the current file will be shown as a rolling title from left to right.
  4. Users can customize the name of their CTRL footswitches with a maximum of six characters for each name
  5. The name of the currently selected preset will be shown while accessing the SAVE menu.
  6. Additional access options for the LOOPER and TUNER. Users can choose between pressing and holding both footswitches simultaneously or simply pressing both footswitches simultaneously.
  7. Fixed a bug related to the Linear/Exponential modes of the volume expression pedal to ensure this function works as intended.Notice: The firmware update will clear all user data from your GE300. Please backup your data before updating the firmware.

何より嬉しかったのは1のインテリジェント・ピッチシフターの追加、そして6のチューナー・ルーパー起動が今まではA+B、C+Dの同時踏みで即座に起動してたのが長押しオプションが選べるようになった事。
もうね、これで何度事故が起こったかほんまに(笑)

後はアンプ・キャビの名前の文字数が増えたりとか、CTRLスイッチに6文字の名前が付けれるようになった等々。
ユニヴァイヴの追加、というのはなんていうか・・・・・おっさんの要望が多かったのかなと(笑)

早速アップデートしようとしたら、ここでもこの会社のある意味「大ざっぱ」な所が色々と。

まずは現在のパッチをバックアップ

説明文の一番最後に書いてあるように、前回同様今回のアップデートは全てのデータが初期化される。
なのでまずはGE300をPCに接続して内部のバックアップを取らなければならない。

アップデートはPCにインストールされたMooer Studioというアプリ経由で行うのですが、バックアップを取る場合にはGE300本体と同じバージョンのMooer Studioでないと出来ないのである。
内部が2.0.6の状態で最新の3.0.1のMooer Studioを起動すると「アップデートしてから起動せえ」みたいなダイアログとアップデート方法が出るだけ。
前回はここでアップデートしてしまって、内部のパッチが戻って来なかったのである。

しかし、昨年末にWindows10をクリーンインストールしたのでMooer StudioがまだPCに入ってなかった。
なので、本体と同じ2.0.6のMooer Studio、そしてWindows用のドライバをインストールしたんですが・・・

WindowsがGE300を認識しません。
「不明なデバイス」としてしか表示されないし、もちろんMooer Studioも起動しない。
これでは内部パッチのバックアップが取れない、という事になる。

デバイスマネージャからドライバを削除したりして何度やっても認識しない。
バージョンアップを諦めかけた時に、ふと思いついてMooer Studioの最新(3.0.1)をPCにインストールしてみる。
すると、GE300のドライバが上書き更新されて、GE300が無事認識。
なんじゃそら!ドライバ同梱されとんかい!!

バックアップを取るためには本体とMooer Studioのバージョンを合わせなければならぬ。
なので、ここで再度Mooer Studio(3.0.1)をPCからアンインストール。
この状態でまたPCがGE300を認識しなくなったらどないしよ、思いましたが大丈夫でした。

再度ここで古いMooer Studio(2.0.6)をインストール、そして起動。
無事にMooer Studioが起動してGE300との通信も可能になったのでようやくここでパッチのバックアップ完了。

Mooer Studio(2.0.6)をアンインストールして、もう一度Mooer Studio(3.0.1)をインストール。
さて、ようやくここでファームウェア上書き出来る!と思ったけど何度やっても
「MCU Returned Timeout」という表示が出て上書きが開始されないという事態に。

PCは認識してるが通信の段階で問題が起こってる、という事か・・・
海外のフォーラムやメーカーのFacebookページを見ても具体的な対策は書いておらず「別のPCを使えばうまくいった」という書き込みばかり。
んじゃ1台しか持ってへんやつどないすんねん、とも思いましたがそれに時間割くのも面倒くさいのでさっさとノートPCにVer3.0.1をインストール。
すると無事にアップデートが始まりました。

なんていうんでしょう、この大ざっぱ感は長らくBOSSユーザーだった自分にはまさに「考えられへん(キム兄風に)」状態(笑)

さて、この問題を検証してみると・・・
結局行き着くのは同じWindowsでも母艦はRyzen環境、そしてノートPCはIntel環境だったという事ですな。
USBコントローラーは確かRyzenでもMicrosoft製のを使ってると思うんですがねえ。
認識はしてるがデータ通信に問題が発生している、となるとここら辺りになんらかの原因がありそうです。

チューナー・ルーパー起動はもちろん即座に長押しに変更。
インテリジェント・ピッチシフターは残念ながら1声だけ重ねれる仕様でした。

アップデートしてくれるのは嬉しいのですけど、もうちょっとやりやすくしておくれ。

後はこれでCTRLに各パッチのパラメータも割り振れるようになってくれないかなあ。