長女がいきなりベーシストを志しました。
吹奏楽部でチューバ担当しているので、合奏の中での低音の役割を理解しているのもあったのでしょう。
仲間内でバンド組む、という話が盛り上がったようでわりかし自然にベースに収まったようで。
自分の時代はベーシストってジャンケンに負けた人間がなる、というのが多かったような・・・

幸い、我が家にはいつからかYAMAHAのMotionBというベースギターがありました。
2年前に音が出るように修復した時の話をこのブログに残しています。

修理 ― YAMAHAベース、MB-3を音が出るまで回復させる:その2

で、9年前に購入したPS3の「Rocksmith2014」にはベースモードもある事を思い出す。

ロックスミス2014が我が家に届きました。

このゲーム、チュートリアルは非常に良く出来てるし、イチから始めるお供としてはちょうどええんやないかと。
久しぶりにこのゲームが起動されて、ポリスの「見つめていたい」などを練習してる長女。

しかし、YAMAHA MB-3はショートスケールベース。
確かに最初にベースに触れるにはうってつけやとは思うんですが、やっぱり最初からレギュラーサイズの方がええんちゃうんかと思ったわけです。
サウンドもやっぱり全然ちゃいますしね。

楽器屋に連れて行って、普通のジャズベとかを試奏させてもらうとやっぱり全然違う。
始める時からレギュラーサイズにしとく方が絶対良さそうな気がする・・・

ってな話をGEKO相方のしんさんにお話してたら
「最初に会った時ぐらいに使ってたバッカスのベース覚えてる?あれ今使ってへんから譲るで!」とのお言葉を頂きまして。。
ただ、もう全然触ってへんから音が鳴るかどうかわからんけどいい?と言うことでした。

修復開始

実際に家にやってきたバッカスのベース。
久しぶりに見たらすごい懐かしい記憶がいっぱい蘇ってきました。
あれはもう20年近く前、ですわね・・・・

アンプに挿してみるとうっすら小さい音が鳴る状態。
そしてボリュームノブも一つ欠落していました。
バルトリーニのピックアップ、そして4ボリュームって事はアクティブタイプのサーキットが搭載されてるはず。
裏返したら電池ボックスがあったので、その辺りをよく見てみると9V電池ボックスのリード線が断線してました。
ハンダ付けしたら治りそうではあったんですが、金具もへたってて取れそうだったので電池ボックス交換する事に。

電池ボックスはそれこそ色んな物が売られてましたが、形状からしてGOTOHのBB-02だろう、とアタリを付けたらビンゴでした。
ボリュームノブは同じ物が見つからなかったので、オーソドックスなジャズベタイプの物を4つ注文。
そして弦はエリクサー。ベースの弦ってめっさ高いんやね・・・・・・・・

パネルを開けてみると、うわあもうなんじゃこれはというぐらい線が詰まってました。
バルトリーニのサイトから配線図を探し出して型番をチェック。
どうやらXTCTという物が積まれてるようです。

電池ボックスを交換したら、無事に音が鳴ってくれました。

あとは金属パーツを車用のコンパウンドで磨き倒して鏡面仕上げ復活。
ボリュームノブを黒色にしたのも締まって見える感が増したような気がします。

あとは弦を張り替えて、弦高調整、そしてオクターブチューンして修復完了。
我が家にレギュラーサイズのジャズベが誕生した瞬間であります。

長女は「こっちのほうが(MB-3より)かっこいい!」と大喜びでした。
そりゃそうよ。最初からバルトリーニ積んだアクティブベースってなかなかないで(笑)

で、自分も最近ロックスミスではベーシストデビューして、このバッカスベースを弾きまくってます。
アースの「セプテンバー」はもう丸々暗記して、今ではすでにレパートリーになりつつあります(笑)

弾き比べて思いましたが、やっぱりレギュラーサイズで始めた方が良いよなあと。
このサイズでちゃんと弾けるようになってから、バリエーションとして短いのを選ばないと、左手の感覚がおかしな事になりそうな予感。

自分も「ギター弾きたい!」って突発的に思ったのが14歳でした。
幸い、それが今まで続く趣味になりましたが、期せずして同じ14歳でベースを弾きたくなったのもなんの因果か・・・
いつまで続くかは未知数ですが、経験からのアドバイスやサポートはしてやりたいな、と思います。