高校時代の元クラスメイトに長田昌之という男がいまして。
https://twitter.com/MasayukiOsada
彼は今Concerto Moonというパワーメタルバンドのドラマーとして活動しており
Twitterでやりとりが未だに続いているわけですが
ほぼプロレスネタで埋め尽くされている所に当時と変わらないなあ、と
関東在住の彼となかなか会えなくなった今でも楽しませてもらってるのです。
昨日、レンタルレコードの話題の流れから以下のツイートが。
前も書いたが https://t.co/cx6dsT6EZC レコードのA面に入ってる曲の分数計算して「23分18秒かぁ~」つって46分テープでダビングするあのドキドキ感をもう一度味わいたい
— 長田昌之 (@MasayukiOsada) March 21, 2015
当時、お小遣いで買えるLPアルバムなんぞ月1枚が限度であり
もっともっとたくさん聞きたい音楽少年達はこぞってレンタルレコードを利用していた。
自分ももちろんそのクチである。
そして、借りたレコードの音を手元に残しておくためにカセットに録音するのが常。
聞いただけで返す、なんてそんなブルジョアな思考などない。
すいーとリッピングして終わりの今ではもはや考えられない事なんだが
分数を計算し、それに応じたカセットテープを購入し、
レコードを一通り聴いて「おそらくここだな」と最大レベルを探し
それに合わせて録音レベルを設定して、実際にドキドキしながら録音を開始するわけだ。
道具を石から作り出し狩猟→解体→調理という課程を経てようやく物が食べれる如く
こんな作業そのものがいわば毎日の楽しみ、いや喜びだったわけですよ。
だからステレオ機器の前に陣取って、それこそレベルメーターの針を見つつ
ドキドキしながらA面の終わりを待つ事になるんですよ23分18秒だと。
46分テープの片面は23分。18秒のいわば「誤差」を耐えてくれるのかどうか。
上手くいくこともあれば、ラスト数秒で切れてしまう事もある。
その場合、肩を落としながら54分テープを買いに行くのだ。
B面の長さを計算してみると20分もなかったりしてもだ。
そんな事を繰り返していくとわかってくる事がある。
それは「メーカー毎のテープの長さの違い」。
片面23分と書かれていても実際はメーカー毎で録音出来る長さは違っていたのだ。
自分も毎日こんな事ばっかりしてたので、「マクセルは長めでSONYは短い」
みたいな事が経験として蓄積されていくのだ。
なので「マクセルなら行ける・・はず。SONYはダメだ」とリプすると
そうそう!マクセルはちょっと長めやねん、確か45秒overとかいけたはず。ソニーは20秒くらいしか余白なかった覚えが。笑
— 長田昌之 (@MasayukiOsada) March 21, 2015
やっぱり知ってたかww
ちなみに自分がやってた録音テープの選び方は以下。
- 普段使いはマクセルのUDI (ノーマルポジション)
- ちょっと大事に取っておきたいな、という場合はマクセルXLI(ノーマル)
- ロック系は以上のノーマルテープ
- ポップス系はマクセルのXLII(ハイポジ)
(ちなみに我が家のデッキはマクセルUDII(ハイポジ)と相性悪かった。)
この後、dbxノイズリダクション内蔵のデッキに買い換えた際はもっとバカな方法を。
- TDKの最上級テープだったMA-R(アルミダイキャストボディ)で
レコードからdbxノイズリダクション有りで録音 - そのままじゃ再生出来ないのでそれをマスターテープとして
そこからノーマルテープにダビング
聴覚上の音圧は確かに上がった気がしていたが、おそらくヒスノイズまみれだった予感。
そこからCD時代に移ったらこんな事せずともよくなりましたが(笑)
あの頃、それこそ色んなカセットテープがあったし
色んなのを試す楽しみもあったなあ、とほんのりノスタルジー。
ここにたくさんカセットテープの画像がありました。
http://www.h4.dion.ne.jp/~yosiyuki/ca/
それとテレビでもしょっちゅうカセットテープのCMが流れてた予感が。
大好きなThe ModsもマクセルのCMでブレイクしたっけ。
カセットテープCM集
SONYのCMといえばテリー・デザリオの「オーバーナイト・サクセス」
https://www.youtube.com/watch?v=RcX5ahXbU-M
いやあ本当に楽しい夜をありがとう!
お互い身体に気をつけて、まだまだがんばろうぜい。
時々、拝見させて頂いてます。
昭和48年生まれには、泣けそうなくらい、、たまらない記事でした(つД`)ノうぅ
>oumi mina様
あら、こちらでは初めましてですね(笑)
閲覧して頂きありがとうございます!
カセットテープと共に育ったようなもんですからねえ僕等の世代は(笑)
最近の学生さんの中にはCDすら知らない人達も出てきてるようです。
時は流れていきますね・・