このクソ暑い夏、もともと今日は日本海に海水浴でも行くべえかと言う予定だったのだけど、ちょいと皆さんバテ気味で100km以上往復ドライブ、プラス泳ぐという行為はしんどいんちゃうか、と。
まさに抜けるような夏の青空。
いつも人がいない海、海の家のない海で泳いでるのがデフォな我が家。
個人的に海水浴場に行くと水着のお姉ちゃん達が見れる、という楽しみもあったりするのですがそれらをさっ引いても「しんどいわ」という決断をしまして。
本日は月曜日。そっかイオンシネマは映画が安いぜ。
エアコンがバリバリ効いてる所で映画でも見るか、と出かけました。
我が家としては初の男女組に分かれて映画鑑賞という事になりました。
もはや小学校3年生になり、「12歳。」の漫画を読んでカレカノとかほざきだしている長女は「俺は魔王になる!」と宣言する痛い仮面ライダーを見る気にもなれぬようで。
最近はRADWIMPSなどを聴くようになり「君の名は。」などを見ているので今話題の「天気の子」を女性組で。
そして男性組は現在公開中の「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」を見るという事に。
とは言いつつも、自分も実は「ジオウ」は23話ぐらいで録画消化が止まっている状態。
なんやかんやとバタバタしてるせいか、最近はテレビを見る事が出来てないんですわね。
何の予備知識もないまま、スクリーンの前に座る事になりました。
お、始まったか。と思って見ているとどうやら「リュウソウジャー」の劇場版との同時上映のようで。
ライダーすら見れてないのに、毎年大根揃いの戦隊モノを予備知識なしで見るのはかーなーりーキツい!
隣の長男は食い入るように見ていましたが、当方はなんとなくぼーっと見てました。
覚えてるのは佐野史郎出てたなあ・・・・って事ぐらい。
さて、ジオウが始まりました。
今回の敵は「平成」という歴史をいったんリセットしてやりなおす、という目的のようで。
なので、平成ライダー全ての存在を消し去るっちゅうやつですね。
「そもそも設定も何もかも不揃い過ぎるんだ」みたいなメタ的なセリフにちょっと笑いましたが。
で、主人公のソウゴ君は平成ライダーの力を集めるための替え玉だった、ちゅうストーリーで途中牢屋に投獄されてしまいます。(ちなみに【本物のソウゴ】を名乗る敵は主題歌を歌うDA BUMPのISSAが演じてました)
牢獄の中で泣き言をもらすソウゴ君。
すると、隣の牢獄から・・・・・「ぶっとばすぞう・・・」という呟きが・・・・
え?ぶっとばすぞう・・・・?何かすっごく聞き覚えが。
スクリーンに登場したのはまさかの仮面ノリダー、木梨猛!!!
アラフィフぐらいの大人だけが声出して「ぶははは」と笑う館内。ぽかーんとしてる子供達。
「お前はいいじゃないかたまたまでもライダーに選ばれたんだから。俺は選ばれなかった。」
という木梨猛のセリフも熱い。
あのノリダー放映当時、一切本家に許可を取らずにやったもんだから東映のエライさんが怒ったそうで。
そのせいか長らく再放送もされてなかったんだけども、2013年になって東映が「仮面ノリダー」を商標登録したのを皮切りに、お互い歩み寄りを見せる流れになって、今回の出演になったとか。
ちょうど高校生ぐらいですかね、ノリダー見てたのは。
本物のおやっさん(小林昭二氏)に本物のナレーター(中江真司氏)、喫茶Amigoに「赤い~ミャーフリャウ~♪」と怒られそうな子門唱法の主題歌(笑)
それなりにリキ入ったパロディで毎回楽しみにしてたのを思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=q1WLr5pg2cM
今回の映画ではノリダーに変身はせずにこの牢獄の中だけでの出演でした。
ラストの平成ライダー全員揃っての「平成ライダーキック(このネーミングもどうかと・・・)」は各番組のロゴが一斉にキックするというシュールな描写(笑)
そして、蹴られたラスボスが小渕さんよろしく「平成」の焼き文字を持って爆散するという「おいおいやりすぎやろ」という衝撃ラスト。
でもあれかな。
こんな不揃いだけどもそれが「平成ライダー」の魅力なんだよ、っていうテーマなのかなと。
正直、平成ライダーは「ビルド」になって初めて見て「電王」「ディケイド」「W」ぐらいしかまだ見てませんが、それぐらいしか見てない自分でもとても楽しめた映画でした。
で、最後。
令和初のライダーである「仮面ライダーゼロワン」が戦闘シーンを見せるんですが、あーんまカッコイイとは・・・ねえ。
でもジオウも最初見た時に「なんじゃこれ」って思ったけど慣れてしまってるので慣れるのかないずれは。
とりあえず「ジオウ」の録画消化しなきゃだなあ。