近所の耳鼻科で「大きな病院に紹介状書きますからCT撮影して下さい」という事になり、やってまいりました。
紹介されたのは吹田市民病院。
初めて来たけどこんなデカい病院は初めてだわ・・・・
座って待つ事も出来ないぐらいの人の多さにビビリつつもとりあえず紹介状を渡す。
耳鼻科外来で待つ事40分ほど。
呼ばれて入ったら若い女医さんでした。
それも「○○ッスね~」という感じの口調の(笑)
経過を説明すると「あ~ずっと変な臭いが?それはキツいッスね~」。
ファイバースコープで鼻腔内を確認してる時も「あ~ポリープッスね~」。
頭の中に浮かんできたのは具志堅用高。カンムリワシである。
「蓄膿の手術って今はもうほとんど内視鏡なんで簡単ッスからね~CT撮ってからどうするか決めましょ」
との事でようやくCT撮影へ。
内視鏡手術がまだなかった35年前は上顎洞根本術という術式で手術が行われていました。
詳しくはこのブログの過去記事のこちら。
中学卒業と同時にこの手術を受けたので、高校生活が始まった4月の最初はまだ入院したまま。
あんな腫れ上がった顔ではそりゃ学校に行けるかっての。
内視鏡手術ね・・・ほんとに簡単に終わるんかいね・・・と思いながらCTのグォングォンという音をぼんやりと聞いていました。
CT撮影が終わり、次は採血してアレルギー検査も行う事に。
・・・・・俺、昨日別の病院(心臓定期検診)で採血したんやけどな・・・・と思いつつ。
こんなんさっさとマイナンバーカードに電子カルテ機能持たせて共有すりゃええのに、って素人考えでも思う。
1年前の心不全での入院の際もあんだけ毎日採血したからアレルギー関連のデータも取れてそうなもんだが・・・
電子カルテの共有というのは日本はかなり遅れているそうで。
なんでも「統一規格」ってのがいまだに政府レベルで定められていない、というのが驚き。
GemMedの2020年3月の記事にはこう書かれていました。
電子カルテについては、仕様がベンダー(メーカー)によって区々であることから、例えば▼地域でICTを活用した連携を行おうとしても、ベンダーが異なるとデータ連結ができず、連携の障壁となっている▼異なるベンダーの電子カルテに切り替えたいが、従前のデータが移行できず、切り替えを躊躇してしまう(ベンダーによるクライアントの囲い込みが生じている)―などの問題点があると指摘されています。
このため、「国が最低限の標準仕様を定めるべき」との要望が日本医師会や日本病院団体協議会などから出されており(、社会保障審議会・医療部会では永井良三部会長自らが「医療連携を推進できるよう、『電子カルテの標準仕様』を、国を挙げて制定せよ」と厚生労働省に指示しています)。
1年前でまだこんな初期段階の議論をしてるのに驚きを隠せません。
もちろん各ベンダーから猛反発喰らうでしょうし、まだまだ先になりそうやわな。。
再度、耳鼻科外来に行くと具志堅先生(仮名)がさっきと違って若干難しい顔に。
膿はそないに溜まってない事が判明したんだが、自分の顔の骨が普通とは違った発達をしてるらしい。
内視鏡を入れるにもかなり高度な技術が必要になるとの事。
「さっき簡単って言ったんスけど・・・この写真見てみるとかなりリスクがある難しい手術になりそうで・・」
「リスクとは例えばどんな?」
「この細くなってるすぐ横が眼球なんですよ。なので・・・最悪、失明・・・とか?」
ここで頭の中を整理。
今、このちくのう症(が原因と思われる)で起こってるのは毎年3月頭の変な臭いが続く事のみ。
先生に「放置して例えば一番ひどくなった時はどんな事に?」と聞いてみると、それこそ発熱・倦怠感・眼圧異常などがあるとか。
んじゃ、もうこの3月の変な香りは季節のイベントとして捉えるのがいいのかもしれん。
取り立てて手術する必要性がないのであれば、失明のリスクをわざわざ背負いたくはないですし。
「わかりました。では手術はやめて薬で様子見って事にします」
それならこの大きい病院にわざわざ来る事もない。近所の小さいとこで充分。
血液検査の結果が10日後ぐらいに出るそうなので、もしかしたらその際にスギ花粉アレルギーって事が判明するのかな。
35年前のあの痛い思いは、それなりに実を結んでいたって事になるのか。
内視鏡の手術ってのもどんなのか興味はあったんですが、さすがに失明したらシャレになりませんしね。