先日、高校一年生の長女の三者懇談に行ってきた。

学校での様子や成績の話をひと通りしたあと、先生の口からごく自然にスッと出てきたのが、
「で、将来の進路なんですけど」 という言葉だった。

進学、か。そうだよね。そりゃもうそういう時期になるよなあ……。

自分はとにかく早く家を出たかったから、高卒ですぐに働きに出たし、当時は大学へ行こうなんて発想すら浮かばなかった。
だから、大学という場所のシステムや仕組みなんて何一つ知らない。
それこそ「え、大学って体育はあんのか?」というレベルの知識しかないのだ。

東大は知ってる。京大も知ってる。……存在は。
関西出身だから「関関同立」って言葉も聞いたことはある。
が、具体的にどこの大学を指すのか内訳までは知らない。
「MARCHって、3月のことだよね? え、違うの?」という状態だ。

そんな頭の中の混乱を抱えつつも、とりあえず先生に聞いてみた。
「僕、高卒なんでよう知らんのですけど、大学ってどんなところですか?」

すると開口一番、「金がかかります。とにかく。」
先生なりのユーモア、そして目が少しマジだった。

もちろん大学のレベルや目指す場所にもよるのだろうけれど、大学に行こうとする人間が日常をどう過ごし、どんな熱量でそこを目指すのかが、俺にはさっぱり分からない。

長女の担任の先生は物腰柔らかく、 「とにかく今からは、少しでも家で勉強する習慣をつけてください」 とおっしゃっていた。

いわゆる「学習の習慣づけ」ってやつなのかな。
でもこれ、長女はもちろんだけど、自分自身にもグサッと刺さる言葉だった。
そういえば最近の俺は、日々の作業に追われるばかりで「自分のスキルアップのための時間」なんて全然取れてなかったもんなぁ……。

「大学に行く行かないは別として、これからの時代は英語と国語だけはしっかりやっておいたほうが良いですよ」という先生の言葉を噛み締めながら、親としてふと考えた。
大学を目指す子たちって、普段どういうことを考えて過ごしているんだろう?と。

というわけで、ここ最近はYouTubeの『令和の虎Youth』をずっと見ている。
「大学に行きたい、でも色んな事情がある」という若者たちが、志を叶えるために大人の前でプレゼンする番組だ。

1日5時間勉強していると言う志願者が「なめてんの?」と言われてるのを見て、壁を突破していく人たちの覚悟や凄みをひしひしと感じる。
もちろんエンタメとして楽しむ回もあるけれど、大学を目指す人たちの心構えやリアルな声を聞くにはすごく刺激になるし、俺にとっては見るもの全てが新鮮だ。

いかに自分が高校生のとき、全く違う世界線でアホみたいにバンドしかしてなかったか……ってことだわね(笑)。

うーむ。 でも、親である自分が何も学ばずに、上から目線で「勉強しなさい」って言うのもなんか違う気がする。
娘の背中を押すためにも、自分自身のためにも、何か新しい学びや方法を取り入れてみるのもいいかもしれないねえ。