本日は(も?)京都で演奏のお仕事。
今日のバンドはディスコ・ソウル系の曲ばかりで、ホーン・セクションもいるし
あんまりギターソロはなかったりするんですけども、それはそれでとても楽しい。
帰り道、みんなを送った後で一人ドライブしてる最中に
何気なく流れてきたアイズレー・ブラザーズ。
夏の夜にはぴったりなチョイスです。やるなiPodめ。
そのアイズレー・ブラザーズのギタリストであるアーニー・アイズレーが
あの名曲「That Lady」で出しているあのサウンド。
カッティングの方ではなく、もちろんギターソロのこのウネウネした音が
たまらん好きなのであります。
Crazy Ken Bandの曲でもこのサウンドはよく登場していて
この曲を元ネタとして作られたと思われる「秋になっちゃった」や
「レコード」のギターソロもこのウネウネサウンドが使われています。
「That Lady」がリリースされたのは1973年って事なので、
エフェクターなどはそんなに種類がなかった時代だと思うんですが
この潰れた歪みは恐らくファズであろうという事はわかります。
しかし、このウネウネとなってるのはなんじゃいねえ、と思って色々調べると
BOSSになる前のRolandからリリースされていたAP-7 JET PHASERという
エフェクターをアーニーは使用していたらしいです。
この面構え、そしてロゴの形からしてかなりの年代物には違いない(笑)
ファズとフェイザーを組み合わせたものみたいで、
最近ではラルクのTetsuが使用しているせいで中古価格が格段にアップしてるとか。
さすがにこの現物を買うか、という気にはなりませんが。。
僕としてはジミ・ヘンドリックスが使ってたユニヴァイヴを
ファズの後につなげて作った音なのかな、と
思ってたんですけど、オールインワンでこういう物があった事に驚きです。
テイスト・オブ・ハニーの「ブギ・ウギ・ウギ」なんかもこれなのかなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=cJsr7Yo34tkこの時代のギターソロってこういう「直接ミキサーにぶち込んだ様な音」が
けっこうありますけども、どれもそのサウンド自体が効果的なんですよね。
コモドアーズの「イージー」、カーペンターズの「オンリー・イエスタディ」や
「グッバイ・トゥ・ラヴ」なんかもどれも名ソロと呼んでもいいぐらい。
GT-8にはフェイザーやユニヴァイヴのシミュレータも入ってるので
いっちょ挑戦してみよっかな。
ライブで使える音かどうかはともかく(笑)