SONYがどうやらVAIO事業を国内投資ファンドに売却するようですね。
SonyはVAIOを売却してPC部門のない企業に生まれ変わる
http://jp.techcrunch.com/2014/02/06/20140206sony-vaio-sale/
Sonyはかつての勢いを失ったPC事業を売り放して、6月にはテレビ受像機事業を別会社として独立させる。同社のこの発表は、昨日の報道を確認している。それによると、VAIOブランドの買収を計画しているのは、企業再編支援専門の投資ファンドJapan Industrial Partners(日本産業パートナーズ)だ。金額などは公表されていないが、Nikkeiの記事によると500億円(4億9000万ドル)に近いという。
買収の完了は3月末で、Sonyは今会計年度内に全世界で5000名を解雇するが、一方新たに動き出すPC企業はSonyの社員を250~500名雇用して残存保証業務に当たらせる。Sonyもこの新会社の立ち上げに総資金の5%を出資する。
IBMがレノヴォになったぐらいから「ああ、PC市場苦しいんだろうなあ」とは思ってましたが
SONYもやはりそれは同じだったようで、5000人規模の人員整理も予定されてるとか。
ソニー、背水のリストラ 平井社長「テレビ、売却せず」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC0600F_W4A200C1EA2000/
ソニーがパソコン事業の売却やテレビ事業の分社、5000人の人員削減を柱とする合理化策を発表した。テレビなど「エレクトロニクス」分野は同社の祖業だが、近年は経営の足を引っ張ってきた。これまでも「黒字転換」を約束してきたものの、いまだ浮上のメドは立たない。これ以上再建が遅れると株主や市場からの信用を失いかねないとの危機感がリストラに踏み切らせた。ただ、市場にはなお厳しい見方がある。
なんかもう景気悪い話しか最近はないような気がしますが
スマートフォンやタブレットでいいや、っていうユーザーが増えてきている今となっては
さっさと切り捨てる方がいいのかもしれませんね。
SONYは昔の「HitBit」から数えて二度目のPC事業からの撤退になるわけですけども
5000人という人数の後ろにはその数倍の人達が生活している事を考えると
なんだかやりきれない想いが残ります。
ブランド自体は残るみたいなので、どういう方向で事業を継続するのかには興味がありますが。
個人的なVAIOの想い出
とはいえ、僕自身はVAIOブランドのパソコンは所有した事がありませんが
PC関連のイヤな場面には大抵VAIOが絡んでいた想い出があるような(笑)
SONYによるチューンナップがうまく行ってなかった時代は
「なんか調子悪いねん、見てくれる?」という友人やクライアントのVAIOの
タスクマネージャを立ち上げると、見た事ないプロセスが起動しまくっており
「うおわああああああ、なんじゃお前らはああああああ」と
それを一つ一つ検証していかねばならない、という余計な手間が発生しましたし
Vista搭載のVAIOにiTunesをインストールするとライブラリ毎削除するという
プリインストールアプリの極悪な仕様も一時話題になりました。
(iPod?アホかWalkman使えボケって挙動・・・なら恐ろしい話ですが)
調子悪い、というPCと初対面の時にはいつもそれがVAIOかどうかを
祈っていたような想い出がありますが故、自分で所有しようとは
全くもって思わなかったのであります!
とはいえ一時代を築いたPCブランドには違いありませんが。
SONY・・・PC事業売却して何屋さんになるんやろ?
白物家電でもないし、TV屋ってイメージもないし・・・
SONYといえばWALKMANなわけですが、AV機器屋でもないですしね・・・
もうちょっとCIを徹底してマーケットに認知させるのが先決ではないですかねぇ
TVとえいばAQUOSやREGZA、シャープや東芝だし
白物家電はパナソ(松下)か東芝
AV機器はaudio-technicaやDENON
どこにSONYが入ってこないのが問題の根底であるきがするんですよ
最近はスマホレンズとかスマートテニスセンサーとか
Walkmanもハイレゾ対応とかもう完全に玄人好みのモンばっか出してますよねw
思えば技術革新のスピードって僕等が生まれた頃から比べて
とても遅くなってますもんねえ。
「離れてる場所がリアルタイムで箱の中で映ってるで!」ってレベルの驚きが
この先出てくるんだろうかって思ってしまいます。
そう考えてみれば僕等はとてもいい時代を体感出来てるのかな、とも
思うんですが、やっぱりリストラの話などは家族がいるが故に
とてもリアルに感じてしまうのです。
確かにそうですね。
僕らの子供の頃、21世紀の未来って車が空中のチューブを走って、ロボットの友達がいて~
なんて描かれてましたね。
おそらく、技術革新のスピードが維持できていればそうなってたかもしれません。